人に叱られるのがとても怖い、人と話すのが怖い

相談者名
みかん
初めまして、自分の悩みについていろいろ調べていたら、ここを見つけたので、いろいろ相談させていただきます。

自分は現在、中学三年生、中一の夏休みから不登校です。

今、悩んでいることは、人に叱られるのが怖い、

人と話すのが怖い

中学の同級生と会ってしまうのが怖い、この三つ

人と話すのが怖い、これがとても辛いです

自分は不登校の人が集まる場所に行っているのですが、そこにいる人ともまともに話せません。

同じ学年の人、年上の先生、どっちも苦手です、
同じ学年の人と友達になりたい気持ちはあるのですが、人と話すのが苦手で、嫌われたり変に思われたりどうしよう、思ってしまって、話しかけられません。

話しかけるのがとても苦手で、みんなに会う前は、がんばって話しかけようと思うのですが、いざ会ってみると、緊張してはなしかけられなくて、家に帰ってから自分を責めています。

人に叱られるのもとても怖いです。

先生に勉強を教えてもらったりするのですが、答えが間違っていたりすると、「ここ違うよ」など言われるのがとても怖いです。

責めているわけでは多分ないと思うのですが、すこし言われると、頭が真っ白になってほんとに辛くなります。

こんなことにいちいち挫けてしまうと、これから本当に大丈夫なのか、これではダメだと思っても本当に辛くて、自分はダメ人間だと思います。

中学の同級生に会うのも怖いです。

中学の同級生に会うのが怖く、登校時間、下校時間、休みの日は家から出れなくて、出るときは本当に怖く、辛いです

中学の同級生に、不登校をずるいとか、なにか思われているのではないか、何か言われるのではないか、

考えすぎだと思いますが、思ってしまいます。

どうすれば、中学の事に縛られないように生きていけるでしょうか、

長くなって、本当にすいません

カウンセラー
大谷常緑
みかんさん、こんにちは。
初めまして。
ご相談を担当させていただく大谷です。よろしくお願いします。

さて、みかんさんのご相談を拝見して、随分昔の事になりますが、私も多感だった小中学生の頃を思い出しました。
部活動をさぼった時に、部活の仲間から翌日何と言われるだろうかと部活に行きにくかったり、自分が正しいと思っている事を先生などから否定されたりするととてつもなく大きなショックを受けたりしたものです。
みかんさんほどの辛さは味わっていないかもしれませんが、そんな感じは私にもありました。

さて、みかんさんが持っておられる、
人と話すのが怖い
人に叱られるのが怖い
はその程度は別にして、みんなが感じたことがある感覚です。
そして、不登校という状況であれば、
中学の同級生と会ってしまうのが怖い
というのも、誰しもが感じる感覚です。

先ずは、これを異常とか、自分はおかしいとか捉えないでくださいね。

みかんさんが持っておられる問題の共通点を考えてみると、全てが“怖い”という事に繋がっています。
そして、怖いという感覚は、傷つく事を怖れているという事でもあります。
では、人はなぜ傷つくのでしょうか?
心理学では「自分で自分を責めている事に人は傷つく」と考えます。
気にしている事を指摘されると傷つくのですね。

例えば、私は少々(随分)太り気味なのですが、気にしていません。
気にしていると、「お前太っているなぁ」と誰かから言われると、「太っている自分は駄目なんだ」と自分を責めて心が痛みます。
ところが、太っている事を気にしていないと、お前太っているなぁ」と誰かから言われても「そうそう、食欲の秋だから食べ物がおいしくてまた太ったよ」などと平気で会話ができます。寧ろ、それを笑い話にしてネタにする事もできます。
それは、自分を責めていない事で心に余裕ができ、平気で受け止める事が出来るからです。

このことから、みかんさんは、自分で自分を責めている事を人に指摘されるのが怖いので、怖れを持っていると理解してください。

みかんさんは、人にどう思われるか、人から、自分で自分が勝手に悪いと考えている部分を指摘されるのではないかという事を気にしておられないでしょうか。

世の中の人は様々な価値観を持っていて、何が正しい、何が正しくないという事はありません。人によって言う事はバラバラです。
従って、人からどう思われるかを気にしていたら、何もできなくなってしまいます。
人の価値観に左右されずに、自分の内側にある価値観、おそらくみかんさんはとても優しい方なので、自分の持っているその優しさを基準として、ご自身の価値観をこれから作っていかれたらいいのではないかと思います。

もう一つ、私たちは人間ですので、誰しも完璧ではありません。
誰だって間違った事はするし、失敗もします。
それでいいのだという事を受け容れてください。
私も、未だに多くのポカミスはしますし、失敗もします。
それが人間なんです。
みかんさんは、どうやら自分は完全にしないといけないという思いが強くて、例えば先生から間違った部分を指摘されると過剰に反応されてしまうようです。
間違っていいのだ、という事を受け容れてみようと思ってください。

そして、みかんさんに最も必要だと思う事は、自分を自分で認めてあげる事です。
自分のいいところに目を向ける事です。
そのために、1日の終わりにでも、自分のいいところを3行ほどで褒める日記を付けてみてください。
どんな些細な事でも構いません。
例えば、不得手だった教科の勉強に手を付けたとか、その程度の事でいいのです。
そして、最後に「私って偉いね!」とか「私って優しいね!」とか自分を褒める言葉を付けてください。
少し時間がかかるかもしれませんが、みかんさんが見る世界が少しずつ変わってくると思います。
更に詳しいアドバイスをお受けになられる方がいいと思いますので、怖いかもしれませんが、よろしかったら電話カウンセリングを受けて診られることをお薦めします。
カウンセラーは、みかんさんの味方で、応援者です。
応援を受けられると同時に、心の仕組みを理解されるとよりよい生活が送れるようになられるのではないかと思います。

回答がお役にたてれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。