監視されている?人の行動を把握しようとする人の心理と対処法

監視されている?その心理と対処法

親しい関係性ではない誰かにジッと見られるのは、あまり気分がよいものではありませんね。ですが、監視するように見てくる人にも、それなりの理由があったりもします。
興味があったり、脅威を感じていたりすると、その対象につい気持ちが向き、見てしまうということになることがあるのです。
見られる側は、気分がよくないので、見られないようにしたくなるのですが、そうやって隠してしまうと、更に興味や脅威が大きくなってしまうことがあります。
隠すと余計に状況が悪くなることがありますので、可能な限りオープンにし、相手に敵意がないことをお知らせしてあげるのが、良い方法なのかもしれません。

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◎リクエストを頂きました◎
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私は近所から見られてるような気がして、いつも不愉快な気持ちになります。
洗濯物を干す時、出掛ける時と、様子を窺われてるような気がして落ち着きません。

相手は、あからさまにジロジロ見るような無礼な人ではなく普通の人なのですが、自分の事は見られないようにしながら、人の行動は把握しようとしてる印象です。

「近所・監視」と検索すると結構な数がヒットしますし、気のせいでなく本当に見られてる場合、相手の心理と対処法を知りたいです。
(一部、頂いた内容を編集させていただきました)
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リクエストありがとうございます。
今回、担当させていただく大門昌代です。どうぞ、よろしくお願いします。

このような悩みを持たれる方の中には、「気のせいだよ」と周りの人に言われてしまうことがあるようなのですが、それが気のせいの場合もあれば、本当に見られていていることもあります。
今回は、リクエスト分にもあるように、気のせいではなく、本当に見られている場合の、相手の心理状態と対処法について書かせていただきますね。

見てくる人の心理としてまず一つ目にご紹介したいのが、【単に人に興味がある】というものです。

人のことが好きで、「素敵な人だな」「楽しい人だな」とその人そのものに興味を持っている場合ですね。
ネガティブな意味ではなく、その人が魅力的だと感じるから惹きつけられてみているという感じ。
その中には、その人がやっていること、行動に興味を持っているというのもあります。
見ている側の人に、悪気があるわけではなく、本当に興味があるというそれだけなのです。

この他の心理として、ご紹介したいのは、【怖れからの防衛】というものです。

見られている側の人に、何か問題があるわけでもなんでもなく、見ている側の人が、何らかの理由で「自分は嫌われるのではないか?」という怖れを持っている場合、嫌われるのは嫌ですから、防衛しようとします。
でも、自分の心の中では、「嫌われる」という強い思い込みがありますので、それが外の世界に投影されると、「きっと嫌われる」「嫌われるに違いない」となります。
そうすると、そんな嫌われる自分は、攻撃されるに違いないということになってしまいます。
攻撃されるのだとしたら、防衛しなくてはいけません。
防衛するためには、相手の行動を見ておかなくてはいけません。
という感じになり、相手の行動を把握しようとするのです。

とは言っても、見られている側の人に何か問題があるわけでは一切なく、もちろん攻撃するつもりもありませんから、「どうして私が見られるのだろう」となります。
もちろん、見ている人に対して、悪意があるわけでもないので、まったくもって不可解な状態となります。

リクエストくださった方が書いてくださっている見ている側の人の場合は、自分のことは見られないようにしているということですので、もしかしたら、「知られると嫌われる」という心理があるのかもしれませんね。

では、対処法ということなのですが、最初にご紹介した場合も、二つ目の場合も同じ対処法で大丈夫なのではないかと思います。

人は、知らないもの、わからないもの、好きなものに脅威や興味を持ちます。
そしてそれが隠されてしまうと、更に興味を掻き立てられ、脅威も感じるようになります。
ですから、オープンにするのが、一番効果的なのです。

「これ、絶対に見ないでね」と言われて隠されたものに対しては、「見たい」という欲求が出てきますが、オープンにされていると、興味がなくなったりするものです。
ですから、可能な限り隠さないでオープンにすることで、相手の人も興味がだんだんなくなってくる可能性があるのです。

また、嫌われる怖れからの防衛の場合は特に、こちらから「敵意はないですよ」ということを、知らせしてあげるのも一つの方法です。
目が合った時に、ニコッと笑顔を向けてあげたり、頭を下げてあげたり、軽く挨拶してもいいと思います。
見ている側の人は、その対応にまずは驚きますので、愛想よくはなさらないかもしれませんが、続けていくうちに、こちらに敵意がないことがわかりますから、脅威を感じなくなってきます。
もちろん、見られている側の人に、そもそも敵意などないのですけどね。
隠すと、見られる。
隠さなければ、見られなくなっていきます。

そうはいっても、ご近所さんにすべてをオープンにするのは、嫌なものです。
何時に出かけるとか、どこへ行くなどをお伝えする必要はありません。
軽く会釈、ニコッと笑うということを、ぜひやってみてください。

簡単ですけれど、参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。

(完)

この記事を書いたカウンセラー

About Author

大門 昌代

恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より2冊出版。