よく知らない人に話しかけるのが怖いです。

相談者名
ふらんすぱん
初めまして。

私は顔が広いです。
友達と呼ぶには親密度に欠けますが、一緒にご飯を食べたり、すれ違えば挨拶を交わしたり、多少の雑談をする知り合いが多いです。
なので周りからは交友関係が広いとか、コミュニケーション能力が高いと言われます。

しかし、私は初対面の方と打ち解けたり、話したことはないけど友人を通してお互い知っているくらいの人に話しかけたりするのが大変苦手です。
他人から変に思われていないか、仕事ができない、面白くないと嫌われていないか気になってとても緊張し、言葉が出なくなって足がすくんでしまいます。
元々人前で話したり発表したりするのが苦手で、大勢の人の前に立つと緊張で足が震えたり言葉につまったりすることはありましたが、最近は1対1でもそういったことがあります。

例えば、バイトを始めたばかりの頃はスタッフの誰にも話しかけることができず、ただ業務をこなしておりました。
接客業でしたがお客さんを相手にするのにもどもってしまい、声が裏返ったり声量が小さかったりで大変な迷惑をかけてしまいました。
大学4年になって配属された研究室では、初対面の先輩やあまり話したことのない同期ばかりで、素の自分を出すことができずに周りからは「天然だね。」とか「変わってるね。」とか言われてしまいました。
また、同じ部屋にいる人たちに気遣ってしまい、作業中でも話しかけられたら雑談に付き合ってしまったり、常に誰かの視線を感じてしまったりと自分の仕事に集中できません。

周りからの「友達が多い」、「明るくてコミュニケーション能力が高い」といった評価に反して、私自身はとても人見知りで誰かに話しかけることに恐怖を覚え、できるだけ他人との関わりを避けようとしてしまいます。
なぜか知り合いは増えていくので、間に入った友人がいなくても、初対面でも私一人で誰かに話しかけたり明るく自然に振る舞えたらなと思います。
自分から話しかけたり、相手から気持ち悪いと思われているのではないかと過剰な妄想をやめるにはどのように気持ちを変えれば良いのでしょうか。
誰かとお話ししたり、知り合いが増えて経験も増えるのはとても好きだし、いろんな人となりたいと思うので、最初の一歩の踏み出し方や緊張しない方法等教えていただければと思います。

よろしくお願いいたします。

カウンセラー
濱田よし乃
初めまして、ふらんすぱんさん。

こんにちは。ご相談を担当いたします濱田よし乃と申します。
どうぞよろしくお願いします。

ふらんすぱんさん。丁寧にご自分の状態をご説明くださって有難うございます。

私はふらんすぱんさんのご相談文から、
「ふらんすぱんさんは、人が好きなんだな、だから一生懸命頑張ってらっしゃるのだな」
「そして、ふらんすぱんさんは、とっても勇気がある人だな」
と感じました。

人が好きだから、人にどう近づくかで悩むのだと思います。
そして勇気があるから、怖くて緊張するけれど、チャレンジしようとしているのだと思います。

私は、そんなふらんすぱんさんを応援したいなって思いました。
私なりに感じた事、思った事をお伝えさせて下さいね。
少しでも、ふらんすぱんさんのお役に立てたら嬉しく思います。

ふらんすぱんさんは、初対面の方と打ち解けたり、話したことはないけど友人を通してお互い知っているくらいの人に話しかけたりするのが大変苦手なのですね。
言葉が出なくなって足がすくんでしまうくらい緊張するのは、辛い事だと想像します。
それでも、沢山の人と仲良くなれているのですね。
そして、誰かとお話ししたり、知り合いが増えて経験も増えるのはとても好きだし、いろんな人となりたいと思ってらっしゃるのですね。

ふらんすぱんさんは、周りからは交友関係が広いとか、コミュニケーション能力が高いと言われても、
自分は人見知りだと、思われているようですが、
意識しなくても人と仲良くなれているのは、コミュニケーション能力が高い証拠だと私には思えます。
人と親しくなる才能があるのだと思いますよ。

才能があるからこそ、「出来て当たり前」だと思いがちなのです。
意識しなくても自然に出来ているから、「こんなの普通でしょ」と思いやすいのだと思いますよ。

例えば、
プロのスケート選手に「スケートが滑れてすごいね」と伝えても、
本人は「そうかな?そんなにすごくないと思うけど」と思うんじゃないでしょうか。

それは滑れるのが自然で本人にとっては「普通で当たり前」だからだと思います。

もちろん、向上心も大切です。ふらんすぱんさんは強い向上心をお持ちだと思いますよ。
ただ、同じくらい今自分が出来ている事を認めるのも大切なんです。
ふらんすぱんさんは、人と親しくなる事は出来ています。
そこは、認めてあげて欲しいなと思います。

そして、言葉が出なくて足がすくむくらい、怖さを感じて、緊張しているご自分に、優しくしてあげてほしいのです。
もしも私なら、怖い時には優しくしてほしいです。

私にはふらんすぱんさんが、今まで一生懸命頑張ってきたのだとメールから伝わってきました。
いつも周りの目が気になって、言葉に詰まったり体が震えても、
ふらんすぱんさんは、精一杯その時の自分に出来る事をしてきたのだと思います。

ふらんすぱんさんの一生懸命さ、そして人が好きだという気持ちが相手にも伝わるから、
知らぬ間に人と親しくなれているのではないでしょうか?
ふらんすぱんさんのメールから、私はそう感じましたよ。

そんな頑張ってきたご自分に、優しい目を向けてあげて欲しいのです。

「緊張したけど、頑張って話したね」って。
私は「そんなに緊張するなら、無理しなくてもいいんだよ」とふらんすぱんさんに伝えたいです。
だって、ふらんすぱんさんには人と親しくなる才能があるのですから。
無理せず、もっとリラックスできたら、きっと今よりも簡単に人と親しくなれると思うからです。

そして、私には、ふらんすぱんさんは、少しご自分に厳しいように私には思えました。

私達は、「自分が自分を見るのと同じように、他人も自分を見るだろう」と想像します。
ですから、自分が自分を優しく見れていたら「他人も自分を優しく見るだろう」と思いやすいのです。

例えば、「自分てワガママだな」と思っていると、ちょっと自己主張しただけでも
「きっと周りの人達に、ワガママだと思われているだろう」と思いやすくなります。
周りの人達が「ワガママだな」と思って自分を見ているように見えてしまうのです。

ふらんすぱんさんは、他人への思いやりがあって、人が好きで、勇気があって、頑張り屋さんで、周りを明るく出来る人だと思います。
そんな自分に、もっと優しくしてあげてほしいのです。

例えば、自分に無理強いをしないとか、心地よさを自分に与えるとか、自分の出来ているところを見てみるとか、です。

そう言われても、ちょっと信じられないと思われるかもしれませんね。
そこで、勇気のあるふらんすぱんさんに私からご提案があります。

ふらんすぱんさんが、、一緒にご飯を食べたり、すれ違えば挨拶を交わしたり、多少の雑談をする方達に、
「私のいいところって、何かな?」と聞いてみて欲しいのです。
もちろん、出来る時に、でいいんですよ。メールやお手紙でもOKです。

周りの人達の言葉を実際に聞くことで、ふらんすぱんさんの想像が少し変わってくるのではないかと思うので、おススメしました。
もしよろしければ、試してみてくださいね。

そして、私達の脳は否定が無いそうなんです。
ですから、「緊張するな」も「緊張しよう」も、どちらも脳にとっては「緊張しよう」なんです。

ですので「緊張するな」よりは「リラックスしよう」という言葉を使うのをおススメします。

ふらんすぱんさんは、どんな時にリラックスしているでしょうか?
意識的にリラックスできる時間を過ごすようにして、リラックスの感覚を知っておくのも大切です。

自分がリラックスしている感覚を知っていれば、「緊張しているな」と感じた時にリラックスの感覚を思い出して、ほぐす事も出来ますからね。

色々お伝えさせていただきましたが、少しでもふらんすぱんさんのお役に立てたら幸いです。

いつも頑張っているふらんすぱんさんが、少しでもリラックスできるように願っています。

ご相談有難うございました。

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