夫の不倫相手に負けていると思ってしまう。

相談者名
カフィー
私は、夫の不倫相手と自分を比べて自信がなくなります。夫は、相手に私が持っていない魅力に惹かれたと思うと夫を取り戻せないと悲観してしまいます。
夫は私と離婚はしないけれど相手とも別れることはないだろうと思ってしまいます。

相手の何に惹かれたのかわかりません。
きっと居心地が良いのだろうと思います。
私より若いけど、外見は良くありません。
そんな事もあり、さぞかし内面がいいのだろうと思うともっと敵わないと思い落ち込みます。

平先生の動画で、喉が渇き切った時20%の人でも、100%に見えてしまう。というのがあったかと思います。

妻である私が、不倫相手と比べること自体ナンセンスなんでしょうか?
私は何を恐れているのでしょうか?

カウンセラー
いしだちさ
カフィーさん、はじめまして。
カウンセリングサービス所属カウンセラーのいしだちさと申します
ご相談くださり、本当にありがとうございます。
カフィーさん、きっと勇気を出してご相談くださったのだと思います。ご主人が不倫しているということは、奥様であるカフィーさんにとって、とても傷ついたできごとだったと思います。
悲しいし、苦しまれましたよね。
それと同時に、ご主人への怒りも、本当はきっとあることと思います。
愛するパートナーに不倫されたら、怒りが出てくるのは一般的なことだからです。

でも、カフィーさんは、ご主人を責める言葉が一行もありませんでした。

カフィーさん、ご主人が自分のもとに帰ってきてくるよう、どのぐらいの時間、考えたり、試行錯誤したり、悩まれたりしてきたのでしょうか。
カフィーさんはきっと弊社の動画もたくさん見てくださったのだと思います。
それだけ、ご主人を愛していらっしゃるのだと私は思います。

だから、奥様であるカフィーさんが、不倫相手と比べること自体ナンセンスだとは思いません。
私もお付き合いしている人が浮気したとき
「浮気相手に私は負けている」
と、思って苦しかったことがありました。

カフィーさんは最後、
>私は何を恐れているのでしょうか?
と、書いてくださいました。

心理学では、恐れと寂しさはセットだと考えられています。
例えば、小さい頃、夜中にトイレに行くことはこわくなかったですか?
でも、お父さんやお母さんが一緒に来てくれたら、その恐さはだいぶ減ったのではないでしょうか。

カフィーさんが恐れているのは、不倫相手に負けることではなく、夫を取り戻せない、一人ぼっちの感覚なのかもしれません。

でも、私たちは恐れれば恐れるほど、その出来事をひきよせる力を持っています。
その出来事が残念ながら起こってしまったら、もう恐れる必要はないからです。
でも、それはカフィーさんも望んでいないと思います。

だからこそ、ご相談下さったのではないでしょうか。
私も、カフィーさんが少しでも恐れから解放されるよう、一緒に考えていきたいと思います。

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不倫は不足原理といって、足りないものを埋めようとする心理が原動力になることはたしかです。
でもそれは「魅力のあるなし、勝ち負け」ではないのかもしれません。

カフィーさんは
>夫の不倫相手と自分を比べて自信がなくなった
と書いてくださいました

実は、ご主人も同じようにずっと「自信のなさ」を感じていた可能性があります。
なぜなら、夫婦はイコールパートナー、同じような感情を感じていることも多いからです。
パートナーは対等であり、写し鏡であるという考え方です。

だとすると、若くて、外見がカフィーさんほどよくない不倫相手は、もしかしたらご主人にとって、競争しなくていい、自分の自信のなさを埋めてくれる相手なのかもしれません。

ところで、カフィーさんは
「だれかと自分を比べて自信を失う」
ということを、不倫相手との間だけではなく、人生で何度か繰り返し経験されているということはありますか?
人生でこういった経験の最初は、カフィーさんとご両親や兄弟姉妹や周りの人との間であったものかもしれません。
たとえば、
「○○ちゃんより、カフィーさんは△△よね」
といった親御さんの言葉かもしれません。
もしくは、異性の親であるお父さんに、お母さんほど愛されていない、負けたような感覚があったというケースもあるかもしれません。
そしてカフィーさんは
「負けない」
と、歯を食いしばって生きてきたということは、ありませんでしょうか。

カフィーさんは
>喉が渇き切った時20%の人でも、100%に見えてしまう
とも、書いてくださいました。
カフィーさんは、
「不倫相手は外見のよくない20%の人かもしれず、私が比較するほどでもないのかもしれない」
ということを伝えたかったのかもしれません。

でも、私がこの言葉から一番感じたのは、カフィーさん自身が、
「自分が夫を、喉が渇き切ってしまうほどの状態にまでに、してしまった」
と、自分を責めていらっしゃるのではないか、ということでした。

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そんなカフィーさんに、私からのご提案としては4つあります。

・1、自分を責めない。

カフィーさん、自分を責めないであげてほしいなと、私は思います。
ご主人の不倫によって傷ついた自分を責めて、まるでさらなるムチを振り下ろしているということは、本当にカフィーさんにとって、なによりも耐えがたい苦痛だと思います。

自分を傷つけているとき、ご主人の罪悪感もまた、刺激されるものです。
そうなると、ご主人はカフィーさんになかなか近づけなくなってしまいます。
そして、ご主人が不倫相手に逃げ込みたくなってしまう作用すらもっています。
不倫は罪悪感同盟だからです。
でもそれは、もったいなさすぎると思います。
自分を責めているとき
「あぁ、今、自分を責めているな」
と、気付いて、やめていこうと意欲を持ってあげてみませんか。

・2、感情を感じる

カフィーさんがずっと抱えてきた苦しみ、痛みをちゃんと泣いてあげる必要があるのかもしれません。
私たちは感情を感じることで、癒されていきます。
だからこそ、感情を感じることもまた、カフィーさんにとって、大事なプロセスになるのかもしれません。

・3、1人でなんでも抱えない

感情は安心しないと、感じられないものです。
だれかに優しく受け止めてもらうことが大事なのかもしれません。
どなたか頼れる人、甘えられる人はいますか?
見当たらないときなど、カウンセラーも一度使ってみるのもいいのかもしれません。

・4、居心地のよさ

私は、カフィーさんが書いてくださった言葉のなかに大事なヒントがあると思いました。

それは
「居心地のいい」
という言葉です。

ご主人が欲しかったものは、居心地のよさなのだと気付いているカフィーさん。
その居心地のよさを、ご主人にあげられるのは、カフィーさんご自身なのだと私は思います。
それはご主人への最高のプレゼントです。

そして本当は、なによりもそれを「カフィーさんが」ご主人に一番あげたかったのではないかなと、思います。
したかったことを、自分にさせてあげること。それは、
カフィーさんにとっても実は最高のプレゼントなのです。

そのとき、カフィーさんがずっと感じてきたさみしさからくる恐れもまた、終わらせてくれることと思います。

この回答が、少しでもカフィーさんのお役に立てたら、幸いです。
カフィーさん、ご相談くださり、本当にありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛・夫婦・子育て・人間関係など、生きづらさや悩みを抱えたかたに、穏やかに、寄り添うことを大切にしている。「話すことのすべてを大切に聴いてもらえる安心感」がある。あらゆる人のなかにある豊かな才能・魅力に光をあて、生きる力を一緒に育む。共感力の高いカウンセラーである。