誇れる仕事

あらためて、カウンセラーという職業につけてよかったと思える出来事がありました。
先月の中頃に実家で「家族会議」があり、話の内容といえば昔からの問題である、
「父親のアルコールに関する問題をどうするか?」ということ。
今回は、特に母の忍耐が我慢の限界ということで、今後の離婚を含めた二人の生活をどうしていくかという踏み込んだ内容までいきそうな雰囲気の中での話し合い。
でも、内容自体は今まで一番ハードではあったけど、一番良い結果落ち着いたのではないかと思います。
なぜそのような結果を生み出すことができたのか?
それは僕が「感情的にならずに父と話ができたこと」に尽きます。
今まで、話しあいの初めは感情を抑えていたとしても、父が逃げるような発言をした瞬間から、
「またか!!」と感情のボルテージが一気にあがり、それに共鳴するかのように父も感情が高ぶり問題の解決の糸口もみえずに会話は平行線のまま。
でも今回は2時間の話し合いの中でほとんど感情的にならずに対処できました。
そうすると不思議なもので父もあまり感情的にならずに話しあいが進み、
今までに何度もお願いしても首を縦にふってくれなかったことに初めて首を縦にふりました。
それは「アルコールの問題のことで病院に行く」というもの。
お酒が好きな方ならわかるかもしれませんが、自分自身がお酒に溺れていたとしても認めたくないものだと思います。
僕も20代の中頃は少しお酒に溺れていた時期があり、当時付き合っていた妻から指摘されるたびに反発をしていたものです。
認めてしまうと自分の弱さを肯定してしまう思いもあったので。
しかし、ここまで来るのは本当に長かった(笑)
幼少期からこの問題でずっと心が痛い思いをしてきましたから。
家族の絆をとり戻したい思い、まずは僕自身が父、母、姉との関係を修復するために
向き合い、行動し、ぶつかりながらも少しずつ理解を深めました。
このような行動ができ、個々の関係が目に見えて変化しだしたのが、結果論かもしれませんがカウンセラーのお仕事を本格的にしようと思い、
10年間勤めていた会社を辞めて時間的に余裕ができたこと。会社勤めのときは通勤だけで片道約2時間かかっていましたから。
そして、様々なクライアント様と出会い、真剣に人生に立ち向かっている姿に接していると自然と「僕も頑張ろう」と毎日のように感じれたこと。
それに、クライアント様にどのようにしたらわかりやすく説明でき、理解してもらえるかと常に考える癖がついたことで、
父にもわかりやすく説明ができたことなどあげられます。
今回の出来事であらためて「あきらめずに、持続することの大切さ」を痛感しました。
何度も「なんで俺だけがんばらんとあかんねん!もうしんどいわ」と投げ出したくなったことは数え切れません。
実際にあきらめて距離をとった時期もありました。
でもクライアント様に「少しずつでも前を向けば変化するのであきらめずに頑張りましょう!」とカウンセリングで言っている僕が問題から諦めることって、
何か違うと思いません(笑)? 言葉の説得力にかけますよね。
だからいつもしんどいときは自問自答します。
「辞めるん?立ち止まるのはいいけど、逃げんとこ。僕が前を向いて頑張って成長すればクライアント様にも還元できるやん!」と。
だから、今回のことは一人で頑張ったのではなくて、身近な人やクライアント様に助けてもらってできたことだと思っています。
本当にありがとうございました。
僕自身がそうであるように、誰かが見てくれていたり、信じてくれていると思えたときに
ほんのわずかでも前に進める原動力になると思います。
その積み重ねが大きな結果に繋がると確信しています。
そして僕は皆様の縁の下の力もちとなれることが誇りであり喜びです。
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1件のコメント

  1. 貴重なお話、ありがとうございました。
    プロのカウンセラーになられた方でも、問題がないわけじゃないんだ・・・ということがわかったのが、とても良かったです。
    私は医療職で、アルコール病棟での勤務経験もあります。
    こちらのカウンセリングはすばらしいと思い、受けておりますが、カウンセリングを受けるほどの問題をもつ自分が援助職についているのはどうなんだろう?とか、カウンセリングですごくラクになったし成長したけど、まだまだ問題が残っている自分はまだダメだとか思ってました。
    離婚問題などが解決してからカウンセラーになる方もいれば、解決の途中でプロになるかたもいるんですよね?
    もちろん、いろんな問題があって、早く解決するものと時間がかかるものとあるのかもしれませんが・・・。
    突然の長文で、失礼いたしました。
    お父様が病院でよい仲間に出会えるよう、お祈りしています。