早起きは三文の徳

厳しい寒さの中、少し暖かい日があったりと、気温に体がついていくのが大変な今年の冬。
朝起きるのも辛いですよね。
みなさんは、早起きって得意ですか?
私はいつも時間ギリギリになるまで起きられないタイプです。
 今起きないと遅刻になるという状況でやっと起きるということが多々あります。
仕事で朝が早いから、苦手でも早く起きなきゃいけない人もいるんだろうなあ、と思いながら、まだ起きられずにウトウトしています。
少し早めに会社へ行こうと思っても、結局いつもと同じ時間に起きてしまい、なかなか早く行くことが出来ませんでした。
だけど、今年になって職場で人の異動や産休が続き、人が減ったことで連日残業となってしまいました。
夜遅くまで仕事をしてもなかなか片付かず、
早く帰れないことにイライラすることが多くなりました。
一段落つきそうと思うと次の仕事がきて、やってもやっても終わらないという状況です。
イライラするのは、仕事が思うようにはかどらないとか、体が疲れることもあるのですが、ガムランやカウンセリングといった好きなことをする時間がとれないのが一番の原因のようです。
なんとか少しでも早く帰りたいと思い始めたてやってみたのが、朝早出をして仕事をする(早朝残業)ということ。 朝早く出社したからといって、その分必ず早く仕事を終えられるわけでもないのですが、
もう背に腹は変えられないという思いでそれをやってみることにしました。
1時間早く仕事に行くということは1時間早く起きるということ。 辛いなあと思いながら、とにかくやってみることにしました。
それを始めたのは1月の半ばで、起きる時間にまだ外は真っ暗な状態にビックリしてしまいました。
「暗いし寒いし、なんでこんなことしなきゃいけないの」と思いながら
身支度を整え家を出ました。
外の空気は冷たく、気持ちがピリッと引き締まるというよりは凍えそうなくらいです。
太陽も出ていないという感じです。
なんとか朝早く起きた自分を褒めてあげながら会社へ向かいました。
朝早い電車に乗る人がこんなにいるんだなあと思いながら、「私だけじゃないんだ」とか「みんな偉い!」と思いながら、なんだか同士になったような気分です。
みんな頑張ってるんだという思いが湧いてきました。
7時くらいになるとようやく陽の光もさしてきて、だんだん明るくなってきます。
 冷たい中、太陽の陽射しに感謝しながらホッとしながら会社へ到着します。
会社にはすでに出勤している女性がいて、室内も温かくなっているおかげで安堵感が広がります。
 その時には、朝早く起きるのが辛かった気持ちはもうどこかへ消えていました。
そして仕事を始めてみると、電話もまだ鳴らない静かなオフィスでは、やはり仕事に集中もできはかどるし、何より始業時間にはすでに自分のペースで仕事が進んでいるので、なんだか順調と思えます。
(イライラが減ったかもしれない、そう思います。

今でも週に何日かは早朝出勤をしているのですが、慣れてきたとは言えまだまだ朝起きるのが辛いこともあります。
でも、みんなが動き始める前の静けさを感じたり、朝日を浴びることの心地よさやだんだんと明るくなっていく景色を見ることが楽しくなっています。
季節も冬から春に向かうこの時期、空気や風も冷たさの中にも春っぽさを感じたり、木々や花に自然の変化を見つけたり、気づいたり出来そうです。
早起きは三文の徳、とは昔からのことわざですが、早起きすることで何かに気づいたり、気持ちの変化がおきるかもしれません。陽射しもどんどん温かくなっていく春に、みなさまもよかったら試してみてくださいね。
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この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。