彼女について

相談者名
ことのは
こんにちは。
今お付き合いしている彼女の過去を聞き、私が今後どうするか迷ってしまっている点で何か助言をいただければ幸いです。
私は頑固な感じで正解を求めるタイプで、彼女は自分の気持ちを大事に、私から見ると自由なタイプです。(元妻もタイプは違いますが、自由な感じでした。)私も彼女もバツ1で、彼女には今年8歳になる子供がいますが、元旦那に引き取られています。裁判等で争ったらしいですが、結果的に元旦那に親権が渡ったそうです。彼女は元旦那とは出会って3ヶ月で子供ができ結婚。結婚し、どちらも思っていた人と違ったということで彼女の方は子育てに没頭、元旦那は浮気をするといった状況になったそうです。そして、子育てのストレスもあり、その後彼女も浮気をしたそうです(元旦那は知らないそうですが)。色々あり、子供を置いて別居(約4年くらい前だそうです。)一昨年離婚成立。去年、私と出会い、付き合っています。簡単に書きましたが、話を聞いて私には元旦那とのことも浮気も「軽い感じで先を考えていない行動」ばかりに思えました。過去は過去と思いたいのですが、私は妻の浮気で離婚に至ってます(カウンセリングにお世話になりました。)ので、許し難いのです。彼女の場合は、夫婦関係は破綻していたと思われるので、分からなくはないのですが・・・。
彼女とは約9ヶ月の付き合いで、まだまだ軽い感じはありますが、浮気はしないかなぁと信じられるようにはなってきてますし、彼女から色々学ぶこともあります。「過去は過去、これからの彼女の言動、行動を見て信じていこう」と思ってますし、彼女も私が心配するようなことは極力しないようにしてくれています。しかし、一抹の不安が拭えないのと、これから結婚という話が出た場合、元旦那との話、浮気した話、8歳になる子供の存在(彼女は子供のことは今でも大事に思っているようです。)で結婚に踏み切れるかどうか自信がありません。私のコミットメント次第だとは思うのですが、助言をいただければ嬉しいです。よろしくお願いします。
カウンセラー
成井裕美
ことのはさん、初めまして。
勇気をだしてのご相談ありがとうごうございます。
担当させて頂きます、成井です。よろしくお願いします。

> 私のコミットメント次第だとは思うのですが、助言をいただければ嬉しいです。

「私のコミットメント次第」
それだけ彼女との未来を何度も真剣に考えてこられたんですね。
そしてそれでも決意出来ない様に感じる自分や、決意してもそれがゆるいでしまうように感じれる自分に対して焦りを感じていらっしゃるのかなぁ?と感じました。

「過去があって今がある」
「人は変化し、成長する生き物だ」
そう私たちは頭では分かっていても、どうしても過去にとらわれたり、過去に対しての消化出来ない気持ちを未来に映し出して不安になったりもします。

ことのはさんにとっても、それは彼女を疑っているという訳ではなく、自分の中に芽生える疑問や不安を未来に映し出した時に、どうしても2人の先の事が心配になってしまったり、上手くやっていけるのか?と自信をなくしてしまわれているのではないでしょうか?

私たちが何か決断する時、特に今回のことのはさんの様に”コミットメント(100%関わる!と決断する。腹をくくる)”という時に1つだけ誤解があるとすれば、それは

『1度決めたらやり遂げなくてはいけない!』

と思い込んでいる事です。
私たちはどうしても「揺ぎ無い決意をしなくてはいけない!」とどこかで思ってしまいがちです。
そして「1度決断した事は曲げてはならない!」と。
「武士に二言はない」というような概念ですね。

しかし、今自分が決断しようとしている出来事が自分にとって大きければ大きいほど、後の自分の人生を変えるものであればあるほど、やはり私達には不安や怖さや自信のなさがでてきます。
しかし「1度決めたら!」という観念があると、私たちはその自分の揺らいでいる気持ちに蓋をしたり、気持ちを切り離して自分に決断を迫る事になるのです。
ただ問題は、蓋をしたり切り離したからと言っても、その気持ちや思いはなくなったわけではないので、また次の別のキッカケがあると「今度こそ言い分を聞いてください!」とばかりにその不安や怖さや自信のなさが出てきてしまうということなんです。

実はコミットメントで1番大切な事は

『何度でも決めなおしていい』

という事なんです。
カウンセリングの中でもよくこうお伝えすると「え!いいんですか?」「それダメなんじゃないんですか?」とビックリされます。
逆に言えば、それだけ私たちは「チャンスは1度しかないぞ!正しい選択をしろ!」と自分に迫っているんですよね。
でもそれでは、「最初から100%これが正解!」とか、「こうすれば絶対上手く行く」という方法や答えが分かっていたら動けるかもしれませんが、そうじゃない場合はまるで
「○」「×」と書いてある壁の前で立ち往生してしまいます。
よく昔バラエティー番組でありましたが、二択の問題で「○」「×」のパネルに向かって飛び込んで行き、正解ならパネルの後ろはマットレス、不正解なら泥水のプールが用意されている、なんていうのに似ています。
もし不正解を選んでも泥水プールくらいであればまだ飛び込みやすいですが、仮にそこが剣山の山だったり、谷底だったとしたら飛び込めませんよね?
なのでことのはさんが「むむむ・・・どっちが正解なんだ???」と決断出来なくても、ある意味当然なのです。

コミットメントは何回でもやり直してOKです。
毎日1回「彼女と一緒に居たいか?」と決めなおしてもOKですし、これは昔私がやっていた事ですが1時間に1回決めなおしてもいいのです。
私の心理学の先輩夫妻は、結婚後も毎年結婚記念日に婚姻届と離婚届を用意し、「私は(僕は)この人とまた1年生きていきたいか?」と決めなおしています。
それがある為お互いにいつも新鮮な気持ちを保てますし、今の関係にあぐらをかく事なくお互いに向き合い続ける事ができます。

決めなおす時に「今日は彼女を選べない」という日があってもいいのです。
そんな日が続いてもOKなんです。
その時はことのはさんが彼女に対して不安や不満があるんだけど、それをうまく2人で話題にして消化することが出来ていないだけなのですから・・・。
そんな時は、私達カウンセラーでよければいつでも話を聞かせて下さい。
一緒にその気持ちを吐き出して、そしてすっきりした自分でまた決めなおしましょう!

ことのはさんにとって幸せな決断ができるよう応援しています!!!

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛、対人関係、自己啓発、ヴィジョン、ビジネス心理を得意とし、”少しでも楽に・簡単に・シンプルに”をモットーに、分かりやすい心理分析と日常的に無理なく取り組める提案を行っている。 その人本来の輝きや、問題の先にあるヴィジョン(幸せな未来や才能)を引き出すカウンセリングが好評である。