生涯独身でも耐えられるようになりたい

相談者名
田吾作
はじめまして。27歳、男です。
恥ずかしい悩みではありますが、相談させてください。
尚、相談内容が上手にまとめられなかったので、一部箇条書きで記載します。

■最近、交際していた相手に振られた
■それ以前にも、何度かそういう経験をしている
■特に、高校時代に告白を拒絶されたときの傷は、かなりの長期に亘りトラウマとして残った
■もうこんな思いはしたくないし、私自身モテるタイプではないので、現実的にみて次のチャンスはない
■だから、女性に近付くことはせずに生きていきたい
■けれど、寂しいという気持ちは消せない。男性性を否定したくて女性ホルモンを飲んだりもしたけれど駄目だった。
■だから、なんとかして「寂しさ」を消して、生涯独身だろうが耐えられるようになりたい

…といった次第です。
乱文で申し訳ありませんが、相談に乗っていただければ幸いです。

尚、「諦めず次のチャンスを探す」といった旨のアドバイスは、しないで頂けると幸いです。
「次はない」ことを、前提条件として回答願えれば、と思います。

カウンセラー
小倉健太郎
田吾作さん、はじめまして。
担当をさせて頂きます、小倉健太郎と申します。

乱文でなんて書いてありますが、田吾作さんの気持ちは痛いほど伝わりましたよ。
つまり、田吾作さんにとって、交際相手に振られた事は、耐えられない寂しさだったのですね?

そして、逆に言えば、そこまで寂しくなるくらい、その交際相手を求めていたという事なんだと思います。
つまり、その女性に恋焦がれていたんだと思います。

寂しい気持ちを消せないから、女性ホルモンを飲むなんて、右腕に怪我をして痛むからと言って、右腕を切断してしまおうとしたようなもの。
そんな事をしてしまったら、うまくいってもまた別の問題に悩まされてしまうのかなと、私は思いますが。。。

なんとかして、「寂しさ」を消して、。。。

人は、どれほどの寂しさを感じたら、こんな風に思うのだろうか?って思います。

>「次はない」ことを、前提条件として

と、ありますが、そうですよね。次があるなんて思えたら、女性ホルモンを飲もうとは思わないでしょう。。。
まさに、絶望してしまったんですよね。

ただ、これが田吾作さんのいう解決策、つまり、「寂しさを消す。」という事になるかどうかわかりませんが、寂しい気持ちは、誰かにわかってもらえると、軽くなったりはするかと思います。
けれども、田吾作さんの周りには、田吾作さんほどの寂しさを受け止めてくれる人は、誰もいないのかもしれません。

それで、今回無料相談コーナーに投稿頂いたのかもとも思うのですが、私は、田吾作さんの寂しさを上手に理解し、受け止めていると感じられますか?

そして、もう一つの解決策として、田吾作さんには、「女性に心を開く事が出来る。」「女性を心から素晴らしいを感じられる。」という才能がある方であると、私は感じます。

つまり、とても感受性が高いという事なのかなと思うんです。
だからこそ、傷つき易いし、デリケートなのだと思います。

そんな風に感受性の高い心というのは、私は芸術に向いていると思いますよ。

私は、田吾作さんの相談文章を読んで、まっさきに思いついた事があるんです。
それは、槇原敬之さんの「もう恋なんてしない」という歌。

この曲、誰かと別れた後の寂しさを歌った曲ですが、人は傷つくと、「恋なんてもうしたくない!」って思ってしまうものだなぁと思います。
この曲の人物は、「もう恋なんてしないなんて、言わないよ絶対。」と言って再び恋をしていこうとする訳ですが、田吾作さんは、さらにもっと傷ついた訳ですよね。

そんな気持ちを、もし何かに表現したとしたら、一体どんな風になるのでしょう?
きっと、それに触れた人を大泣きさせてしまうような、深い作品になるような気がしてなりません。

27歳と言う若さで、田吾作さんは、とんでもない辛い経験をされたのかもしれません。
そして、そんな風に辛い気持ちを感じたのは、田吾作さんが勇気を出して、一人の女性に心を開いたからではないかと思います。

田吾作さんだって、わかっていたんじゃないですか?
これ以上好きになって、もしも振られてしまったら、もう二度と立ち上がれないだろうと言う事を。

それでも尚、心を開いて一人の女性を愛そうとしたのは、本当に勇気を出されたのかなって思います。
そんな勇気ある田吾作さんが、このままで終わってしまうのは、本当にもったいない話。

私は、そんな田吾作さんは、本当に才能豊かな、すごい方なんだろうと感じます。
そして、その才能をフルに活かす事が出来れば、生涯独身でも、生きていけるかもしれないなと思いました。

もちろんそれは、孤独に耐える生き方では無く、才能を称賛され、認められ、多くの人から愛される生き方としてですよ!

今回は、ご相談ありがとうございました。
何かしら参考になる事がありましたら幸いです。

小倉健太郎

この記事を書いたカウンセラー