彼の話し方

相談者名
クロリサ
私は25歳で、1年半付き合っていた彼と結婚しました。新婚生活がスタートして丁度2週間経ちました。彼は職場の先輩で私より7歳年上で温厚で大人しいタイプで彼を知る人は皆、彼が怒ったところを見たことが無いと言うくらいですが、いざ一緒に生活となると色々あるもので、慣れるまではうまくいかないだろうなぁと予想はしていたものの、彼の行動や言動にいちいちイライラしてしまうのがとても辛いです。
彼は数日あるいは数時間前に話したことをまるで全く話していなかったかのように話をするのです。その度に私はがっかりしてしまいます。
例えばAとBの二者択一を話し合ってAであると二人で結論づけたはずのことを、少し経ったら「Bだったっけ?」と聞かれる、みたいなことです。忘れたなら「どっちにしたかな?」って聞いてくれたらいいのに、忘れたことを隠すかのように話すのがイヤです。自分でも些細なことの様に感じるのですが、ちょっと前に楽しく話していたことをすべて否定されたような気がしてしまい、辛くて悲しくて仕方ないです。
ずっと我慢し続けるのはイヤだったので、何度かイヤだと伝えました。それに対して彼はうまく話せないのはコンプレックスなんだと言っていました。コンプレックスがあるとは思わずに、傷つけてしまい悲しくなりました。けれど、私が彼の言葉をイヤだと思う気持ちは変わらなく、どうしてよいかわからなくなっています。
彼には悪気が無いのはわかるし、彼に対して優しい態度で接したいのに、つい彼を責めたり、辛くて悲しくて泣いてしまったりします。彼の話下手なところを許したいのに受け入れることができないでいます。
なんでこんな思いをしてまで結婚してなきゃならないのかなというのが正直な気持ちです。まだ私の周りの友達は結婚していないので、なんとなくあまり話せないでいます。どう消化してよいものか、手助けおねがいします
カウンセラー
はたやま美希
クロリサさんへ

はじめまして、カウンセラーのはたやま美希と申します。
ご相談のメールをありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

ご結婚されて、ちょうど2週間なのですね。
新しい生活の中で、いろんな戸惑いは出てきても当然だと思いますよ。
やはりお付き合いしているときと、結婚生活をともにする場合とでは、いろんなギャップがありますよね。

ご主人の言動にイライラきてしまう・・・
これは、今まで、彼氏-彼女だったお二人が結婚生活を共にする関係になってから始まったものですよね。

ご主人がクロリサさんとの話を忘れてしまうのは、けしてクロリサさんのことや、クロリサさんの話をないがしろにしているわけではないと思いますよ。
男性が家に帰ってきて、奥さんとの話をしている時間って、仕事からの緊張から解放されてとても気が緩んでいる状態なんですよね。
ですので女性がちゃんと話をしているにも関わらず、なのですが、私たち女性が想像する以上に、男性は「ぼーっと」話をしているようですよ。

でも、ご主人の気が緩むぐらい、クロリサさんとの生活に安らぎやリラックス感を感じている、ということを理解してあげてくださいね。

仕事からの緊張状態から解放されないような家だったら、男性は帰ってこれないですから。

クロリサさんは結婚して2週間なのに、すっかりそれができているわけですし、安らぎを与えてあげているんですね。
ご主人にとってもクロリサさんが大切な存在になっているのだなぁと思いました。

では一方のクロリサさんはご主人の嫌な部分がここまで気になるのでしょうか?

ご主人は7つ年上でいらっしゃいますし、クロリサさんにとっては少し大人に感じる男性ではありませんか?
もしそうだとしたら、彼と結婚したとたんに、クロリサさんには生活を共にする男性=お父さん に近い感覚がでてきているのかもしれませんね。

私たちが一般的に長く生活を共にする最初の異性といえば、お父さんです。
お父さんとの生活の中で感じていたものが、現れてきているのかもしれません。

相手がお父さんなら、子供は平気でお父さんを「お父さんのバカっ!」となじったりするします(あるいは怖すぎて何も言えなかったりします)。

でも、ご主人はお父さんではないので、ご主人に詰め寄って傷つけてしまった自分をすごく責めていらっしゃいますよね。
それぐらいクロリサさんはご主人が大好きなんですよね。

少し時間をとって、今、このご主人に対するイヤだという嫌悪感。この中身を整理していきましょうね。
クロリサさんのお父さんと関係を見つめなおすということが必要かなと感じます。
ここはぜひカウンセラーの力を借りてくださいね。

いま感じている嫌悪感が薄れていくのも時間が必要かもしれません。

でも、焦らずに。
お二人が本当にご夫婦としてもっと親密感を感じるために大切なステップを踏んでいらっしゃるのですよ。

ご相談いただきありがとうございました。

はたやま美希

この記事を書いたカウンセラー