やりたいこと

相談者名
りえ
昔から自分がやりたいことが、積極的にできません。自信がないのです。以前、服飾の専門学校にいっていたのですが、自信がないのと、それゆえに
友だちもできず、萎縮してやめてしまったことがあり、トラウマになってしまっているのかもしれません。
実は今もやりたいことがあり、それに向かって頑張ろうと思っていたのですが、先を考えると「向いてなかったら」とか「以前の二の舞になったら」とか、考えすぎて二の足を踏んでいます。どうしたら自信を持ってすすめるのでしょうか?
カウンセラー
小川のりこ
りえさん、こんにちは。
小川のりこといいます。よろしくお願いいたします。

>昔から自分がやりたいことが、積極的にできません。自信がない
>のです。以前、服飾の専門学校にいっていたのですが、自信が
>ないのと、それゆえに友だちもできず、萎縮してやめてしまったことが
>あり、トラウマになってしまっているのかもしれません。
昔からやりたいことがある。
これは本当にとても素晴らしいことですね。そういう目標を持っている
方は、とてもいきいきとしてらっしゃる方が多いですが、自信のなさか
ら、チャレンジすることさえ怖くなってしまうと、やりたいことにも力は入
れられなくなってしまっても当然かもしれません。
そして今もやりたいことがある。。。

>先を考えると「向いてなかったら」とか「以前の二の舞になったら」とか、
>考えすぎて二の足を踏んでいます。
これは以前の経験から、
「失敗感」
が強くなってると思うんですね。
失敗感があると、怖くてなかなか進めなくなってしまいます。
このような気持ちをりえさんは、どなたかにお話したことがありますか?
前回の経験のこと。
自信がなくて友達が出来なかったとしたら、とても孤独を感じたことも
あると思います。その寂しさを誰かに伝えたことがありますか?
萎縮してやめてしまったことに関して、とてもつらかったと思いますが、
そのときの自分のこと。例えば自分をとても責めてしまったこともあると
思います。とても苦しいですよね。そんなりえさんのこころや感情を、
誰かに話したことはありますでしょうか。
人は過去にいろんな「失敗」と感じてしまった経験をすればするほど
傷が出来てしまいます。だけどそれがトラウマと感じてしまうのだとすれ
ば、そのときの感情の処理がきちんと出来てない場合が多くあるんで
すよね。例えば、すごく苦しくて泣きたいときに、自分を奮い立たせ、
必死で、しかもひとりぼっちという感覚で戦っていた・・・。とか、
苦しい思いを吐き出したかったけど、誰にも言えず押し殺して来たとか、
そういうふうにしてあの頃に感情を閉じ込めてしまうと、感情は生きて
いますから、あなたに閉じ込められている状態ですので、気づかせようと
何かのはずみで出てきてしまうんです。
「傷ついたあなたの悲しさはここよ。苦しかった思い出の私はここに
いるのよ。まだあなたの中にいるの。気づいて・・・!」
って、りえさんに分からせようとして出てきてしまうんです。

りえさん。あなたはその傷をずっと隠してきませんでしたか?
見ないように、出てこないように、必死だったことってありませんか?
だけど、感情は抑えてその思いから見ないようにすればするほど、本人
に気づかせようとするので追いかけてくるんですよ。
あのときのしんどさや苦しさを吐き出してみませんか?
「本当はこうだった!!」
そんな思いを自分の口から、自分なりの表現で声に出して外に、
苦しい感情を、吐き出しませんか?
吐き出してきたかもしれませんが、トラウマとなっていると自分で感じて
いるのなら、それはきちんと処理されていないことが多いと思いますよ。
「・・・だったの! だからすごくしんどくて・・・」
同じような体験をされた方で、
そんな思いを吐き出した経験があったと言われる方もおられます。
だけどその方は、周りから
「そんなこといつまでも考えたってしょうがないしなあ・・・。」
って言われてしまい、自分の思いを出したのに、またそれに対する反論
があっても飲み込んでしまわれました。
「違う! そうじゃなくて・・・!」
そんな思いがあっても、迷惑かもしれない・・・と感じてしまうと、
また飲み込んでしまうんですよね。
りえさんが安心してどんどんあのときの感情を吐き出す(感情の解放と
いいます)ことで、そのトラウマに対して「理解する」ということが出来ます。
そうすると、りえさんは随分楽になって、今の前向きな姿勢へと繋がって
いくことは可能だと思います。
一度お話をしてみませんか? それはもちろん私たちカウンセラーは喜ん
でお手伝いしたいと思いますし、りえさんの信頼できる相手を選んでも
OKです。
自信は、自分を信じること。
りえさんは、服飾の専門学校にいたころ、それに向かって一生懸命だった
と思います。だからやめることも相当悩んだんだとお察しします。
本当に一生懸命だったと思うんです。そんなふうに必死だった自分のことを
「よくやったわ!」と受け入れていますか?

りえさんご自身がやってきたことが、間違っていない。私は頑張っていたんだ
と思えるようになると、今の自分に誇りを持てますよ。
怖さはどんどんなくなってきますからね。
人に自分の思いを話すこと。一度チャレンジしてくださいね。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

アルコール依存症の父からの虐待経験、学生時代のいじめから、恋愛依存、不倫や風俗を経て、自分を抑え付けるような結婚生活後、8年で離婚。その後自分に向き合い、今は穏やかに生きる。 過去のあらゆる経験をもとにして、恋愛関係、家族関係を得意とし、お客様と共に成長するスタイルを取る。