●さくら

四月に入って、新たな年度、平成17年度がスタートしましたね。
今月から新しく学生生活を始められる皆さん、就職で社会人になられた皆さん
おめでとうございます。
また、お勤め先で転勤や異動された皆様、昇進された皆様、どうも御苦労様で
ございます。
これまでと環境が変わって、新生活を始められた方も多いことでしょう。
気分を一新された方もいらっしゃるのではないでしょうか?
どうか、一日もはやく、新しい環境になれますよう、応援しています。
街の中を歩いていると、ソメイヨシノこと桜が咲いて、とてもキレイですね。
豪華さ、優美さ、華やかさ、あでやかさ、いろんなたとえ方ができる、、、。
それがこの花の魅力だと、僕は思います。
僕が暮らす大阪市内には、大きな公園が、あちらこちらに点在します。
家の近くにある長居公園、その他、大阪城公園や気さくな雰囲気の天王寺公園
そして、かつて「花の万博」が開かれた、鶴見緑地こと、花博記念公園など。
まるで、暖かい春が巡ってきた喜び・嬉しさを、体中いっぱいに表すみたいに
公園の緑に、いろどりを添える花、、、それが桜なのかもしれませんね。
寒風をしのぎ、時には雪をいただきながら、季節の訪れを待っていた、、、。
もし、桜の花の思いを言葉におきかえるとするならば、次のとおりかもしれま
せんね。
「力をつけて、歩みを進めれば、花開く時は、必ずやってきますよ。」って。
これって、僕達の日常の身のまわりの出来事におきかえられないでしょうか?
僕達、日々の歩みも、桜の花が咲くまでの営みに、たとえられることはないで
しょうか?
僕達には、いろんな夢の数々、なりたい自分や欲しい未来があると思います。
理工系の専門分野を勉強し、知識を深めて研究にいかしてみたい、とか
法律の勉強をして、その道のスペシャリストとして、活躍してみたい、とか
役職について、多くの人を従えて、大きな仕事でがんばってみたい、とか
カットの技術を身につけて、いろんな人のヘアスタイルを素敵に変えたいとか
スポーツや芸能、あるいはお稽古に通ってスキルを高めてみたい、などなど
すばらしい恋愛をして、良き生涯のパートナーを持ちたい方もいるでしょう。
それはまるで、春の夜空にうかぶ、はるかかなたの満天の星々の輝きのように
将来の理想像も、星のきらめきと、同じ輝きを持ってると思うのです。
僕達は、ともすれば、その輝きを持ったままで、一気に花を咲かせるがごとく
夢をかなえてみたいと感じるものです。
それがかなえばいいのですが、実際のところは、、、そうはいきませんよね。
もし必要とあらば、取り組むものをかえて、路線修正するのもいいでしょう。
ただ、そんな場合でも壁のような、何かしら乗り越える必要があるものは、出
てくると思うのです。
何かにチャレンジして、行き詰まりや閉塞感を感じた時に大切なことがあると
したら、何でしょう?
「乗り越えてやるぞ!」って強い意思を持つ?気合と根性に、熱いファイト?
ええ、まあそれが大切な局面もあるでしょうね、、、。
その他に、こういった見方や考え方もできると思うんですよね。それはと言え
ば、、、。
「初心忘るるべからず」という古くからのことわざにもありますように
「行き詰まったら、チャレンジを始めた、原点の気持ちに立ち返ってみる。」
「何かやってみようと思った時の、新鮮な気持ちをもう一度思い出すこと。」
だと思うのです。
冬をこえて、心も体もポカポカと暖かく、何かを始めた時のよろこびと感激。
折にふれて、立ち返ることで、勇気と希望、元気や活力、エネルギーがあふれ
出て、自信にもつながると思うのです。
桜の花は、さりげない思いをそっと僕達に、伝えているのかもしれませんね。
「初心の新鮮な気持ちを常に思い出すことで、あなたの夢の桜もあでやかに花
を咲かせますよ。」なんて。
大阪は、毎年四月中旬になると造幣局の「通り抜け」と呼ばれる、局内の桜の
一般公開が行われます。
なにわの春の真っ盛りは、もうすぐです。
向井 康浩のプロフィールへ>>>

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。