幸せな○○になる 〜自分も数に入れること〜

ここ数年感じていたのですが、40代に入ってふと気がつくと、
同級生や同じ年代の人が、社会の中の立ち位置が変わっている事に気付
きました。
一年に一度の年賀状が、特にそれを感じさせてくれます。、
私は、看護師をしていたので、その関係の友人との繋がりも多いのです。
その中で、主任になった、婦長になったとか、また違う場所では、教頭
試験受けようかな?
ご近所では、夫が昇任試験なの、などなど、こんな感じ。
私が子どもの頃見ていたスター達は、今や50代60代70代。
おっかさん役だった森光子さんは、86歳だなんて。


こんな話を聞いたり見たりすると、社会的責任の重さを感じたり、
へーあの子はそんな歳なんだーって、いつまでも人事のように感じてい
たくなります。
特に、友人との関係では、「みっちゃん」「じゅんちゃん」「みつるく
ん」なんて、慣れ親しい子ども同士で呼ぶ合うようなままなのですから。
最近のカウンセリングでは、男性も増えてきました。
特に、30代後半の男性が多いのですが、そのお悩みは肉体的な変化の
事に始まり、夫婦問題が多いようです。
よくよく聞いてみると、大体は仕事も意欲的にやれてる状態ではないよ
うです。
それでも、男性は、女性ほど、この事を口に出そうとはしません。
そこには、他の男性人も同じような体験をしているからという連帯意識
も強いように思います。
また、家族を幸せにしてやれてない自分は、家族の数に数えられないと
いうような罪悪感めいた意識もあるようです。
これは、あくまで私的見方感じ方に過ぎませんが。
男性だって、20代30代は、どんなに出来る人でも、認めてもらいに
くいし、一番動かされ、使われるけど、収入は、動かない使うだけの人
とは比べても少なめという時期があり、40代となればなったで、中間
管理職あたりで、これまた大変。
家族も増え、簡単には辞められないし。
ご苦労様です。
こんな話をすると、女性陣も、「女性だって、同じように働いてるのに
、どうして家事は女性ばっかりになるのよ!!」
と、聞いて聞いてとばかりに一斉に苦労話が始まります。
私も女性、それはよーくわかります。
そんな中、最近、少しづつですが、
『幸せな成功者になる』『幸せなリーダーになる』『幸せな結婚』
なんていうフレーズが流行り始めています。
まじめにコツコツ働く団塊世代を超えて、心の時代に生きる世代へと移
り変わり始め、人間力を高めるというお話も聞くようになりました。
『幸せな○○になる事。』
ここで言う幸せとは、そこに関わる人全員が幸せを感じている状態を創
り出せる事を言います。
自分ひとりが満足している状態では、幸せとは呼びません。
ここでは、幸せな未来を創造する社会を作っていく一員の一人としての
自覚を生み出し、そんな在り方を、姿を、影響性を意識している事。
それを吸収している子供たちが、次の時代に引き継がれていくと信じて
います。
お一人お一人、才能やパワーは持って生まれてきているのです。
残念ながら、それを上手く発揮できていると感じていない人の方が多い
ようにも感じます。
「私だってね、頑張ってるのよ。なのに・・・」
なんて言いたくなる時、あなたは、自分を責めています。
頑張ってる報酬や優しい声かけが貰えない上に、
愛する人達も幸せにしてあげられないってね。女性も男性もね。
先日、6歳の娘が私に突然質問をしました。
「ママ、2万円貰ったら何を買う?」
ふと考え、
「そうね、あなたの好きなキャラクターのお人形でも買うかな?」
と、ここではちょっと子どもを喜ばそうと思い、そう答えました。
子どもとの会話というのもあるけど、たぶん私ぐらいの子どもを持つ親
であれば、自分のことよりも子どものためにという意識の方が強くなる
ことも多いのではないでしょうか?
と、こんなふうに私は思っていたのです。
自分の身の回りのモノや旅行よりも、子どもの塾代や喜ぶ雑貨や洋服。
ところが娘は、ちょっと考えてから、
「そうじゃなくて、2万円あったら、ママは自分のモノは何を買うの?」
と返されました。
・・・。
そう言われ、真剣に考えてみると、答えられない自分がいました。
そして、あまりに自分の事を考えてる自分が遠くにいる事に気付き、
呆然としてしまいました。
自分は後回しにしていることに気付いてたけど、それは私の母としての
喜びだと思ってました。
でも、そうしているうちに、欲しいモノを見失いかけてる自分がいるこ
とを発見し、びっくり。
娘が答えを待っているので、とりあえず
「えっと、洋服か靴かバッグかな?」
なんて答えたものの、ほんとは欲しいモノが見つからない。
どう見ても、
「本当に満足のいくモノを揃えてるので、別に欲しいモノはもうない」
と言えるほどの成功や豊かさにおっついていない自分がいる。
私の心の中は、ハッとさせられてたけど、
答えを貰った娘の目はキラキラと嬉しそう。
娘だって、女性。おしゃれする事に一番興味のある時期。
傍にいる私にきれいにしててもらう事に、幸せを感じるみたい。
娘から見れば、私は家族の一員の一人なんです。
でも、私はというと、自分を数に入れるのを忘れているみたい。
家族のためになんて思って、自分を数に入れていない間違いをしながら、
それに気付かず、母としての正しさを主張しようとした出来事でした。
結婚しても、子育てしてても、決して犠牲をしない幸せな女性であり続け
たいナーと私は心を改めました。
といっても古く長く染み付いてる犠牲心。
これからです。
みなさん、あなたはどんな『幸せな○○』になりたいですか?
そこにいる全員が幸せを感じられるために、あなたは自分も数に入れる
ことは出来ますか?
今日は、たまには自分を後回しにしないで、一番に考えてみませんか?
結構、これって大変な事です。
でも、本当に欲しい物を見失わない自分でいることは、あなたを愛して
いる人達のためにもなる事みたいです。
手遅れにならないうちに!
幸せが一杯つく人生になるといいですね。
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