エナジーバンパイアに振り回されない心理学（１）～自分ことも大切にしよう～

エナジーバンパイアにエネルギーを吸い取られないように

エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）とは心理学の専門用語ではなく、誰かに依存してその人の活力、気力、エネルギーを吸い取る人のことを指す俗称です。エナジーバンパイアに捕まってエネルギーを吸い取られないようにする為にはどうすればいいでしょう？をご紹介します。

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●エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）

エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）という言葉があります。

心理学の専門用語ではなく、誰かに依存してその人の活力、気力、エネルギーを吸い取る人のことを指す俗称です。

エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）は、相手の都合や、相手の状況、相手が困っているとかは考えずに自分のことを満たすために相手に依存します。

例えば、
エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）から電話がかかってきた、ある人が、
「ごめん、明日朝4時起きなんで早く寝なくちゃいけなくて、あまり話できないんだ。急ぎの用件か何かだったのかな?」
と、エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）に言ったとします。

「あ、ごめんね。明日早起きだったんだね。じゃあ、簡単でいいんで、ちょっと意見を聞けたらと思って。ホンノちょっとだけいいかな?」

「ちょっとだけだったらいいよ」

そして電話が終わったのは明くる日の朝3時・・・。

「早くに起きなくちゃいけなかったのに、電話が長くなっちゃってごめんね」
と口では言いながら、その次も、その次の次も同じようなことをするのです。

という具合に、エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）は相手の都合や、相手の状況、相手が困っているとかは考えずに、自分を満たすために相手に依存します。

多くの人は、人に頼ったり、相談したり、助けてもらう事はありますよね？
誰でもあることです。

だから依存すること自体は悪いことでは無く、相手の都合や、相手の状況が許せる範囲内で依存すれば相手も困りません。
なのですが、エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）のように相手の都合や、相手の状況、相手が困っているなどは考えずに、自分が満たされるまで食らいついて離さないようにしてしまうと相手は疲れちゃいますね。

まるで自分のパワーが吸い取られたように疲れてしまうのでエナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）と呼ばれるわけです。

●ターゲットにされない為に自分のことも大切にしよう

そんな依存の仕方をされると大抵の人は嫌厭（けんえん）すると思いませんか？
「あの人と一緒にいると疲れるから大好き」という人はいません。

大抵の人は嫌厭します。
あまり深く関わらないようにしたり、エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）に依存されそうな匂いがすると適当にあしらって煙に巻こうとしたりと、距離を取ろうとします。

すると、エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）としては、がっつり依存するところがなくなっちゃいますよね?

そうすると、たまに現れる
「この人だったら自分の気持ちを満たしてくれる！」と思える依存先が見つかると、その人にがっつり食らいついて離さなくなるのです。

自分の依存心を満たす、数少ない依存先なので、その人に依存する機会が集中しまいます。
ことあるごとにその人に依存しようとします。

その為、エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）に捕まえられた人は、集中的に依存されてしうことになり、余計に疲れてしまいがちになります。

そんなターゲットにされやすい人は、多くの人がエナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）に捕まらないようにする為に嫌厭する中、捕まってしまう人は嫌厭せずに受け容れてしまう良い人が多いようです。

先程の例のように、
本当は都合が悪くても「ちょっとだけだったらいいよ」と自分の都合を横に置いて相手の都合を受け容れたり、「ホンノちょっとだけいいかな?」と言っていたにもかかわらず長々と話をするという約束を破っている状況にもかかわらず『困ってそうだし、話をぶっちぎるのも悪いかな・・・』など思い、自分の都合を横に置いて相手の都合を受け容れたりしてしまうのです。

相手のために何かしてあげようと思う善意はとても良いところ。
だけど、エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）に「この人押したら行ける！」と、思われてしまい、エナジーバンパイア（エネルギーバンパイア）に狙われないようにする為に、あなたの時間の都合、体力の都合、心の都合、予定の都合などなど自分のことも大切にしましょうね。

＞＞＞『エナジーバンパイアに振り回されない心理学（２）～流されないようにする為の２つの心構え～』へ続く

この記事を書いたカウンセラー