親戚の顔が覚えられない

> 実家の方には相談できず、主人に相談して近いうちにカウンセリングを受けた方がいいと言われたのですが、どうやってカウンセリングを受けたらいいのか、また、カウンセリングを受けると言うことが適切なのかよくわかりません。

カウンセリング？といわれてもピンと来ないのが普通かもしれませんね。
掲示板という形にはなってしまうのですが、ここで疑似体験してみましょう。

> 昔から、合わないと思っていた親戚がいるのですが、最近、顔を覚えていないことに気がつきました。外で見たときはもちろん、家の中で見かけても、家の人間か他人なのかわからなくなっていました。

その人ってmimyさんにとってはどんな方なんでしょう？
そして、その人に対してはどんな印象を持たれていたんでしょうか。

> ５年以上一緒に暮らして、結婚して家を出た後も頻繁に実家に出入りしていたのですが、どう考えても私の記憶の中には何年も前の顔しか思いだせないのです。

mimyさんはそのことをどんな風に感じてらっしゃるのでしょうか。

僕たちは「記憶」と「感情」は繋がってるって考え方をするんですね。
例えば、ものすごくショックなことがあったときって大抵そのことは詳細に覚えてないものです。ぼーっとしたりね。
それと同じように、例えば幼少時代に長い間虐待を受けていた人はその時代の記憶がすっかり飛んでいる、なんてこともあります。
これはそのときの恐れや痛みが強すぎて、記憶を麻痺させている、なんて風に捉える事もできるわけです。

mimyさんが必ずしもそんな経験をされたとは思いませんが、何らかの感情と繋がっていると考えてみるのもいいかもしれませんね。
（それがカウンセリングのアプローチの一つでもあります）

でも、それがすべてというわけではもちろん無くて、もっと話を聞いていくうちに別の見方ができるようになるかもしれません。。。

> 今考えてみると、もっと前から判別できなくなっているんだなということがいろいろあって、外で親戚を見かけても、一緒に居る人にいってもらわないとわからないということがありました。

そんなときどんな気持ちがします？
そんな状況にもきっと意味があると思うんですよね。
判別できない意味と目的。
そこには何らかのメッセージや学びがあります。

それを見つけていきましょう。

それではお返事お待ちしています。
なるべく感じたままを言葉にしてみるといいかもしれませんよ。

親戚一家の印象
あまりいい印象ではありません。実家にいるときから揉め事の絶えることがありませんでした。

覚えていないことについて
不思議だと思うと同時に、この症状が悪化して実生活に影響を及ぼす可能性があるのなら怖いと思います。しかしながら、親戚が判別できなくても生きてくには問題がなく、この事態を改善して、親戚を判別できるようになりたいとは思いません。
長い期間に渡って虐待とまではいいませんが精神的苦痛を与えられていたという事実もあり、それが私の中で忘れてしまいたいほど嫌な事柄であるのならば、そっとしておくのもいいと考えています。
ただ、実家（母や祖父母）との関係は壊したくないので、このことが明るみにでないようにしたいのです。私だけでなく、私の母も親戚一家に対してあまりいい印象を持っていません。このことが知られてしまうと、もう実家を出た私のことで揉め事になるのは必至です。祖父は心臓が悪く、祖母は先日能動脈瘤の手術を終えて退院したばかりなのでことを大きくすることなく、決着をつけたいと思っています。

「感情」と「記憶」
つながっているといわれるとそうかもしれないと思います。顔は覚えていないのですが彼らにされたこと、言われたこと、そしてそれらに対する怒りは鮮明に覚えています。何度も何度も自問自答して、自己を追及していた時期がありました。自分に怒りという感情が満ち溢れているとき、ふと我にかえって「自分は何故、何に対して怒っているのだろうか？」と考えるのです。情けないことに持病で薬を飲んでいたことがありまして、家族からは薬の副作用と思われていたこともあったのですが、いつも私なりに納得できる原因がありました。（私が短気なだけかもしれませんが）
いつのまにか、私という人間は祖父母、母親に対して忠実であり、親戚一家に対して敵対心を抱くようになっていました。親戚一家は私の祖父母、母に対しても横暴であり、馬鹿にしているような態度をとるからかもしれません。心の奥底で牙を剥きながら、顔すら覚えてないと言うのは実にいい加減で、身勝手だと思います。私より嫌な思いをしている祖母や母もストレスで体調を崩し、薬を飲んでいますが顔を忘れると言うことはないようです。もしかすると私は現実から眼をそむけているだけなのかもしれません。

今後について
カウンセリングを受けるべきかどうか悩んでいます。先日も母と話をする機会があっていろいろ話したのですが、このことを上手く言うことができませんでした。私にとってよき母であり、よき相談相手なので、いずれ感づかれてしまうよりはと相談しようと思ったのですが、先ほど述べたこともあり言い出せませんでした。（私の母は、今でも親戚が原因で私が病気になったと思っているのです。）できることなら、何とか母だけにこの事実を伝え、何らかの手段（カウンセリングを含めて）で乗りきっていきたいと思うのですが、とても不安です。

その揉め事をmimmyさんご自身がどんな風に感じられたか？ってところがポイントかもしれませんね。
すごく嫌悪感が強かったとしたら、その親戚を「見なかったこと」「いなかったこと」にしたくなるのが僕たちの心です。
その気持ちがあまりに強かったとしたら、きっとその記憶ごと飛ばしてしまうこともありえますね。

> 不思議だと思うと同時に、この症状が悪化して実生活に影響を及ぼす可能性があるのなら怖いと思います。しかしながら、親戚が判別できなくても生きてくには問題がなく、この事態を改善して、親戚を判別できるようになりたいとは思いません。

これがその親戚に対してだけであれば、特に問題ないのかもしれませんね。
ただ、記憶を飛ばすくらいの力があるということは、他の場面でも「本当に嫌なことは記憶から追い出す」クセを作ってしまうかもしれません。
もし、そんなクセがあるのであれば別ですが、思い当たるところが無いのならば、今のところはそっとしておいてもいいと思いますよ。

> 長い期間に渡って虐待とまではいいませんが精神的苦痛を与えられていたという事実もあり、それが私の中で忘れてしまいたいほど嫌な事柄であるのならば、そっとしておくのもいいと考えています。

そうですね。そんなに強い精神的苦痛があったとすれば思い出したくない～記憶から消し去るなんてこともありえると思いますよ。

でも、その精神的苦痛が記憶以外の面でも影響がないかどうかはちょっと気になりますね。

> ただ、実家（母や祖父母）との関係は壊したくないので、このことが明るみにでないようにしたいのです。

mimmyさんは優しい方ですね。
記憶がないことが直接ご家族に影響を与えるケースは少ないんじゃないかと思います。
そのご親戚の方がそのことに気付かない以上はね。

もしかしたら、その親戚のことを覚えていないってことよりも、そんな自分に対してmimmyさんが繊細になってしまっているようなところはないでしょうか。
心に何らかの気にかかるところがあれば、その親戚とは関係ないところで、その繊細さが影響を出してしまうこともありますよね。

例は悪いかもしれませんが、mimmyさんが仮にご両親に何かの嘘をついてしまったとしましょう。それがばれないように、ばれないように繊細になるあまり、ご両親が何かの用事でmimmyさんに声をかけたときに過剰反応してしまうようなことってありますよね。

> つながっているといわれるとそうかもしれないと思います。顔は覚えていないのですが彼らにされたこと、言われたこと、そしてそれらに対する怒りは鮮明に覚えています。何度も何度も自問自答して、自己を追及していた時期がありました。

それくらい辛い出来事だったような気がしますね。
そこではいっぱい頑張ったmimmyさんがいらっしゃるのかな。
そんな経験から、苦しいけれど学んだことも多かったような感じもしますね。

> 自分に怒りという感情が満ち溢れているとき、ふと我にかえって「自分は何故、何に対して怒っているのだろうか？」と考えるのです。情けないことに持病で薬を飲んでいたことがありまして、家族からは薬の副作用と思われていたこともあったのですが、いつも私なりに納得できる原因がありました。（私が短気なだけかもしれませんが）

その怒りがご家族が分かるほどのものだったということでしょうか？

それくらい強い怒りと向き合ってこられたことは、mimmyさんの精神的なタフさを作ってくれているかもしれませんね。
でも、その一方で、怒りを理解することは出来ても解放するまでに至っていなかったとしたら、その感情は今ごろどこでどんな状態になっているのでしょうか。

でも、相当強い怒りがあったようですね。
体が壊れなかったかどうかが心配になりそうですよね。

> 心の奥底で牙を剥きながら、顔すら覚えてないと言うのは実にいい加減で、身勝手だと思います。私より嫌な思いをしている祖母や母もストレスで体調を崩し、薬を飲んでいますが顔を忘れると言うことはないようです。もしかすると私は現実から眼をそむけているだけなのかもしれません。

その親戚の方は相当な方のようですね・・・。
顔を覚えていないってのには、それなりの理由がmimmyさんの中にあると思うんです。
それは責められるべきことではなく、許され、理解される出来事だと僕は思うんですよね。
現実から目を背けているかも？ということに関しても、お母さんやおばあちゃんすら体を壊すほどの横暴さだったとしたら、それも無理ないことだったのかもしれません。
逆にそれをしなければ、まともに生きていけないくらいの恐れ、痛みをmimmyさんが感じてらっしゃったのかもしれませんよね。
だから、そのことに関しても責められることではないと思うんですね。

ただ、その当時は現実から目を逸らしてしまったのは仕方ないこととはいえ、そこで感じた痛みや怒りは未消化のまま、mimmyさんの心に残ってしまってることも考えられます。
もしそうだとすると「～するんじゃないかな・・・」という漠然とした不安や恐れが自然と心から湧き上がってくるかもしれません。
それは苦しいことですよね。
今、その親戚との関係で感じた感情がよみがえってくるとしたら、今はその感情と向き合う準備が出来たって証なのかもしれませんね。

> 今後について
> カウンセリングを受けるべきかどうか悩んでいます。先日も母と話をする機会があっていろいろ話したのですが、このことを上手く言うことができませんでした。私にとってよき母であり、よき相談相手なので、いずれ感づかれてしまうよりはと相談しようと思ったのですが、先ほど述べたこともあり言い出せませんでした。（私の母は、今でも親戚が原因で私が病気になったと思っているのです。）できることなら、何とか母だけにこの事実を伝え、何らかの手段（カウンセリングを含めて）で乗りきっていきたいと思うのですが、とても不安です。

そうですね・・・。何とか手をお貸しできたらいいな・・・と思います。
そのmimmyさんの心の中にあるものは、いわば僕たちの専門分野なわけですから、お任せいただけたらいいなあ、と思います。

もし、一人で抱えるのがもうしんどい、でも、お母様に伝えるのはまだ・・・という気持ちであるのならば、カウンセリングを受けられたらいいと思いますよ。
一人で抱えること、周りへの影響に不安がつきまとうという状況はとても苦しいと思うのです。
そして、それがどんどんmimmyさんの心を侵食していくのであれば、なおさら。

それはまずは電話カウンセリングという入り口を使って頂いてもどんな手段でもいいと思います。
お気に召さなければ「チェンジ！」をしていただければいいわけでね。
僕たちもなるべく皆さんがカウンセリングにお越し易い環境やシステムを作っていくつもりですので、色々質問等を投げていただいて、納得の上、受けて見られたらいいと思いますよ。

それではまた。