嫌味や皮肉を言ってしまうのは何故?~本当は何を言いたいのでしょうか~

気がつくといつも嫌味や皮肉を言ってしまっているとしたら、人との関係がうまくいかなくなってしまいます。

でも、本当は別のことを言いたいのに、それが言えなくて嫌味や皮肉になってしまっていることって、とても多いのです。心が穏やかで、落ち着いて何の不安もないときに、嫌味や皮肉で誰かを攻撃しようとする人はいません。

心に何か不安や怖れがあって心に余裕がないときに、つい言ってしまうのが、嫌味や皮肉なのです。本当に言いたいことを伝えることができたとしたら、誰かを攻撃して人間関係を悪くすることがなくなります。

なぜ嫌味や皮肉を言って誰かを攻撃してしまうのか、本当は何を言いたいのかを考えてみましょう。

◎リクエストを頂きました◎
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わたしは、自分が落ち込んでいるときなどに、周りの人に嫌味や皮肉を言ってしまい、人間関係がうまくいきません。うまく治す方法はないものでしょうか。
(一部を編集させていただいています。)
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誰かに嫌味や皮肉を言うというのは、ある意味その人に対する攻撃ともいえます。
攻撃されて気分が良い人はそうはいませんし、自分のことを攻撃してくる人のことを「好き」とか「一緒にいたい」「仲良くしたい」と感じる人もいませんので、人間関係がうまくいかなくなってしまいます。

気分がよくて、何の不安もなく、安心しきっているときに、誰かを攻撃する人はまずいません。
何か不安があったり、心が傷ついていたり、気分があまりよくない状態のときに、人は誰かを攻撃してしまうことがあります。

いったいなぜ攻撃をするのでしょうか?

周りにいるのは、心優しい仲間達ばかりで、誰もが私を受け入れてくれていて、やさしい言葉をかけてくれ、困ったときには助けてくれる。
決して私のことを否定などしないし、私の全てを認めて褒めてくれる。

こんな状態だとしたら、みなさんは、周りの人を攻撃しようと思うでしょうか?
決して思わないのです。

反対に心の中がこんな感じだと、攻撃したくなるかもしれませんね。

周りにいるのは敵ばかり、いつ誰が攻撃してくるかもしれない。誰も私のことなど認めてはくれないし、私が困っていたらきっとチャンスとばかりに、攻撃の手は強くなるだろう。
そうなってしまったら弱っている私は負けてしまうので、先に攻撃しておこう。

私なんて、どうせみんなから嫌われているし、誰も助けてなんてくれないだろし、誰も私のことなんてわかってなんてくれないだろう。

嫌味や皮肉を言ってしまうのは、こんな心理状態だからかもしれません。

特に気分が落ち込んでいたり、何か失敗してしまったときだったり、失恋してしまったときなど、心が弱っているときには、攻撃されるのがとても怖くなります。
ここでいう攻撃は、石をぶつけられるとか、殴られるとかそういうことではなく、「あなたが悪かったのよ」「たいしたことじゃないわよ」などのように、あなた自身を受け入れてもらえないことをいいます。
心が弱っているときに、もしもあなたがさらに落ち込むようなことを言われたとしたら、さらに心が傷ついてしまうと感じますから、怖くなるのです。
ですから、攻撃される前に、先に攻撃をしかけてしまうということになってしまいます。

『攻撃は助けを求める声』という考え方があります。
もしかしたら、こんな状態のときは、周りの人を攻撃したいのではなく、本当は『助けて』と言いたいときなのかもしれません。

周りの人に嫌味や皮肉を言って、嫌われることが多いという方は、ぜひ自分自身の心に聞いていただきたいのです。

本当は何と言いたいのだろうか?

おそらく、嫌味や皮肉とは違う答えが返ってくることと思います。

『助けてほしい』『大切に扱ってほしい』『認めてほしい』『わかってほしい』・・・・
何かしらの助けを求める声が出てくるのではないでしょうか。

誰かに嫌味や皮肉を言って攻撃してしまうときは、本当はとても助けてもらいたかったり、認めてもらいたかったり、わかってもらいたいときなのです。
そんな自分の心の状態に正直になるのは、とても勇気がいることではありますが、勇気を出して、誰か一人でいいので、『助けて』と言ってみることができると、相手を嫌味や皮肉で攻撃しなくてすみます。

相手を嫌味や皮肉で攻撃しないということは、相手からすると愛しやすい人になりますから、助けてもらえたり、励ましてもらえたり、力をもらえる確率が高くなります。
そうすると、『攻撃されるかも・・・』という怖れが小さくなっていきますから、次からも自分の心に正直になりやすくなっていきます。
いい循環ができていくんですね。

嫌味や皮肉をつい言ってしまう自分を責めるのではなく、なぜ言ってしまうのかを考えてみると、すごく不安を抱いている、心が弱ってしまっている自分と出会います。
そこで勇気を出して、最初の助けを求めてみることが、人間関係をよくしていくきっかけになっていきます。

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わたしは、自分が落ち込んでいるときなどに、周りの人に嫌味や皮肉を言ってしまい、人間関係がうまくいきません。うまく治す方法はないものでしょうか。
(一部を編集させていただいています。)
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誰かに嫌味や皮肉を言うというのは、ある意味その人に対する攻撃ともいえます。
攻撃されて気分が良い人はそうはいませんし、自分のことを攻撃してくる人のことを「好き」とか「一緒にいたい」「仲良くしたい」と感じる人もいませんので、人間関係がうまくいかなくなってしまいます。

気分がよくて、何の不安もなく、安心しきっているときに、誰かを攻撃する人はまずいません。
何か不安があったり、心が傷ついていたり、気分があまりよくない状態のときに、人は誰かを攻撃してしまうことがあります。

いったいなぜ攻撃をするのでしょうか?

周りにいるのは、心優しい仲間達ばかりで、誰もが私を受け入れてくれていて、やさしい言葉をかけてくれ、困ったときには助けてくれる。
決して私のことを否定などしないし、私の全てを認めて褒めてくれる。

こんな状態だとしたら、みなさんは、周りの人を攻撃しようと思うでしょうか?
決して思わないのです。

反対に心の中がこんな感じだと、攻撃したくなるかもしれませんね。

周りにいるのは敵ばかり、いつ誰が攻撃してくるかもしれない。誰も私のことなど認めてはくれないし、私が困っていたらきっとチャンスとばかりに、攻撃の手は強くなるだろう。
そうなってしまったら弱っている私は負けてしまうので、先に攻撃しておこう。

私なんて、どうせみんなから嫌われているし、誰も助けてなんてくれないだろし、誰も私のことなんてわかってなんてくれないだろう。

嫌味や皮肉を言ってしまうのは、こんな心理状態だからかもしれません。

特に気分が落ち込んでいたり、何か失敗してしまったときだったり、失恋してしまったときなど、心が弱っているときには、攻撃されるのがとても怖くなります。
ここでいう攻撃は、石をぶつけられるとか、殴られるとかそういうことではなく、「あなたが悪かったのよ」「たいしたことじゃないわよ」などのように、あなた自身を受け入れてもらえないことをいいます。
心が弱っているときに、もしもあなたがさらに落ち込むようなことを言われたとしたら、さらに心が傷ついてしまうと感じますから、怖くなるのです。
ですから、攻撃される前に、先に攻撃をしかけてしまうということになってしまいます。

『攻撃は助けを求める声』という考え方があります。
もしかしたら、こんな状態のときは、周りの人を攻撃したいのではなく、本当は『助けて』と言いたいときなのかもしれません。

周りの人に嫌味や皮肉を言って、嫌われることが多いという方は、ぜひ自分自身の心に聞いていただきたいのです。

本当は何と言いたいのだろうか?

おそらく、嫌味や皮肉とは違う答えが返ってくることと思います。

『助けてほしい』『大切に扱ってほしい』『認めてほしい』『わかってほしい』・・・・
何かしらの助けを求める声が出てくるのではないでしょうか。

誰かに嫌味や皮肉を言って攻撃してしまうときは、本当はとても助けてもらいたかったり、認めてもらいたかったり、わかってもらいたいときなのです。
そんな自分の心の状態に正直になるのは、とても勇気がいることではありますが、勇気を出して、誰か一人でいいので、『助けて』と言ってみることができると、相手を嫌味や皮肉で攻撃しなくてすみます。

相手を嫌味や皮肉で攻撃しないということは、相手からすると愛しやすい人になりますから、助けてもらえたり、励ましてもらえたり、力をもらえる確率が高くなります。
そうすると、『攻撃されるかも・・・』という怖れが小さくなっていきますから、次からも自分の心に正直になりやすくなっていきます。
いい循環ができていくんですね。

嫌味や皮肉をつい言ってしまう自分を責めるのではなく、なぜ言ってしまうのかを考えてみると、すごく不安を抱いている、心が弱ってしまっている自分と出会います。
そこで勇気を出して、最初の助けを求めてみることが、人間関係をよくしていくきっかけになっていきます。

この記事を書いたカウンセラー

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恋愛や結婚、浮気や離婚など男女関係、対人関係やビジネス関係、家族関係や子育て、子供の反抗期、子離れ、親離れ問題など幅広いジャンルを得意とし、お客様からの支持が厚い。 女性ならではの視点と優しさ、母としての厳しさと懐の深さのあるカウンセリングが好評である。PHP研究所より3冊出版。