幸福を避けるような選択をしてしまう

相談者名
マイ
今までずっと幸せをわざと避けるような行動を取っています。もう30歳だし、
幸せになりたい気持ちは人より多くあると思うのですが。真面目で誠実な
彼氏がいるのに今は二股状態で、新しい彼が出来る前から古い彼氏と
はセックスレスで3年ほど経ちます。新しい彼は古い彼の存在を知らない
まま1年の付き合いです。仕事中毒な新しい彼には不信感や嫉妬が溜
まり大嫌いと同時にすごく愛してます。古い彼には既に恋愛感情はない
ですが尊敬しているし、父のいない私を守ってくれる役割である気がする
のと、今まで助けてくれたことを思うと申し訳なくて別れを切り出せません。
自分の怠慢と家庭事情のため借金も3ケタを越えました。これまでも似た
ようなパターンを延々と繰り返しています、未知の世界へ踏み出すのが恐
いのかもしれません。でも、このままだとずっと不安と共に感情の起伏の
激しさに巻き込まれながら誰かを傷付け続けざるを得ない悲しみを感じ
ます。誰にも打ち明けられず苦しいし、罪悪感と自己嫌悪は大きく膨れ
あがってゆくばかりだし、自分を変えたいのです。自分が絶対されたくない
ことをしてしまうのが辛くて仕方なく、倦怠感と無気力でしんどい日々です。
四六時中、こんなことばかり考えて興味のあったことにも打ち込めず、焦る
ばかりで同じ場所で足踏みしているような感覚になります。
ひとりっこで母親と苦しい生活をしているうえ、不満と怒りに溢れた毎日に
少しずつ限界を感じ、何度も自分を救おうとしていますが苦しくて疲労困憊です。
カウンセラー
寺島やすこ
マイさん、初めまして。
カウンセラーの寺島と申します。
ご相談、ありがとうございます。

とってもしんどそうなご様子ですね。
今、マイさんは人生の大きな成長のプロセス期間のようですので、
とても大変だとは思いますが、これを抜けると、とてもラクになりますから、
ぜひその先を信じて踏ん張ってみてください(^^)

さて、ではその大きな成長とは何か?
ということなのですが、これは親からの自立です。
子供は親から巣立つ時には、心身ともにとても苦しいです。
それはさなぎから脱皮して、蝶になるようなもの。
あまりにも大きな変化なので、不安と怖さも大きいんですね。

マイさんはとてもお母様にこだわりを感じている分、
とてもお母さまへの思いも強いようです。
ひとりっこで育ってきた分、そこにはとても強い絆があるのでしょう。

また、お父様への思いは、彼氏たちにあるようです。
尊敬できる優しい理想の男性像と、
相手にしてくれない、自分勝手なネガティブな男性像が、
古い彼と新しい彼の存在にはっきり象徴されています。
これをわかりやすく一般的に男性が、女性にもつイメージに例えると、
マドンナ(母親)と娼婦(女)のような感じです。

実際、どんどん癒されてくるとわかるんですが、
本当はどっちの彼も同じものを持っているんですよ。
古い彼も自分勝手な部分を持っているし、
新しい彼も優しい尊敬できるところを持っているんです。
それは例えば、ケーキのようなものでしょうか。
ケーキって、基本的には、甘いですよね。
しょっぱいケーキはあまりないでしょう?
でも、ケーキの種類は様々です。
ショートケーキ、ホットケーキ、チョコレートケーキ、
チーズケーキ、モンブラン、シュークリーム・・・などなど。
今はマイさんとしては、シュークリームとチーズケーキ、
どっちもおやつに毎日食べた~いというところなのでしょうか(^^)

小さい子供たちがよく将来なりたいものの夢の一つに、
ケーキ屋さんというのがあげられますよね。その理由も単純、
「ケーキ屋さんになれば、毎日ケーキが食べられるから」
実際、大人になると、いろいろ好きだったものをたくさん食べたり、
大人買いしてしまうことは、誰にだってあると思います。
マイさんも、今、異性関係に関して、大人買いしてる時期のようです。
けれども、大人買いや、好きなものだけたくさん食べることを、
皆さん、ずっとはしないですよね?
その理由は何故か?
一つには、たくさんやると飽きて、いつでも食べられることがわかると、
意外性もなくなるので、そこまでしたくなくなるからです。
もう一つには、昔、あんなに美味しかったケーキも、
そんなに食べたら太るとか、ケーキ以外の楽しみもたくさんできて、
ケーキに対する興味がへっていくからです。
でも、そのことを理解するまでに、
ちょっとプロセスを経る必要があるんですよね。

例えば、私は子供の頃プリンと鱒の寿司が大好きで、
「毎日プリンと鱒の寿司が食べたい~」ともだえておりました。
そして、プリンに関するその夢は19歳の時にかないました。
その頃、なぜか親がプッチンプリンを大量買して、冷蔵庫にいっぱいあり、
1ヵ月、毎日プリンが食べ放題ということがあったんです。
楽しかったのは、2週間くらいでしたかね~。
後半戦は、あまり感激せず、ノルマのように食べておりました。

鱒の寿司の方も、30代になってかないました。
最近、コンビニで鱒の寿司おにぎり、よく見かけませんか?
あれだけ、店頭に普通に並ぶようになったということは、
私と志を同じくする方が多いということなのね~と嬉しくもありますが、
あんなにしょっちゅう見かけるようになったので、
これまた感激が・・・・なくなりましたね~。
昔は、駅弁としてしか手に入らない限定商品だったのに・・・。

とゆーことで、マイさんは今は二股にも申し訳なさを感じていらっしゃいますが、
もっともっとどんどんいろんな男性と遊ばれるといいと思います。
30歳だからと言っても、まだ男性に対する好奇心が満たされてないので、
それで、二股かけてしまったり、一人を選ぶ気になれないんですね。
たくさん経験して、慣れてくると、ケーキもたくさん食べてみたけど、
結局は全部基本は甘くて変わらないな~、
ということで、まあおやつはこれくらいしておこうと、
自然に身辺整理したくなります。

それから、たくさん経験して、それなりの相場がわかるようになると、
これは、ちゃんと真面目におつきあいするのに、
こちらも真剣に気合をいれていく価値があるなと
お互い思いあえるほど相性のあう方と、
それほどではない相性との方との違いもよくわかるようになります。
相手の価値がわかるようになると、
これまた自然に自分をもっと成長させようとか、
身辺整理しよーという気になるんですね。

今、身辺整理しようという気になれないということは、
残念ですが、お2人とも、マイさんにとっては、
それほどの魅力的な方たちではないということなんですよ。
この人の為だったら、借金も整理して、
自分も頑張ってチャレンジして変えたくなるほど、
貴女にとって魅力的なステキな男性にまだ出会ってないだけなのです。

ちなみに別れることになる彼氏たちの心配はご無用です。
ちゃんと彼らには、マイさんと同じく、
彼らにもぴったりの相性の女性が別にいるんですね。
一時期、別れる時はしんどい思いもするかもしれませんが、
相性のそれほどでもない相手と一生を縛りあうより、
一時辛くても別れて、残りの長い人生を、
もっと相性のあう人と長く幸せに暮らさせてあげた方が、
相手のためになるのではないでしょうか。

ということで、私はマイさんへのアドバイスは、
もっと自分にあう相性の方とめぐりあえるよう、
今よりもっと自分の世界を広げてみませんかという提案です。
ですから、もっともっといろんな人と遊んでみてください。
どんな方が貴女に運命の方を連れてきてくれるかわからないので、
できるだけ年齢、男女、社会層に限定したり、制限をつけずに、
一つ一つの出会いを大事にして楽しんでみてくださいね~。

ご相談、ありがとうございました。
マイさんの幸せを心からお祈りいたしますm(_ _)m

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