雷恐怖症

相談者名
Y.A.
ご相談に乗っていただけることを感謝いたします。

私は幼い頃より大きな音に以上な恐怖を覚えます。花火や電車がすれ違う音などでも、全身がビクッと震え、心臓がつぶれそうに苦しくなります。

特に気になるのが雷です。自然のものですから、回避することが出来ません。例え音は小さくても、いつ大きなものが来るかと思うと、心配で心配で身動きが取れなくなります。

自宅にいられる時はいいのですが、仕事などで外出しなくてはいけない場合、あまりの恐怖で外へ出られません。また、耳を塞がなくてはならないために、両手が使えず、仕事になりません。

家族や友人に話しても、まともに取り合ってくれる人がいません。
どうしたら少しでも改善されるのか、教えていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

カウンセラー
岡田英里子
Y.A.さん、はじめまして。
お返事を書かせていただきますカウンセラーの岡田です。
ヨロシクお願いします。

このご相談を読んで、私も小さい頃に雷が恐かったことを思い出しました。
急に大きな音がとどろいたときなどは心臓がばくばくして痛くなるような、そして恐
くて泣いたものでした。

もちろん幼少の頃に大きな音が恐かったりすることはよくあることだと思います。
でも、大人になったからもということは何か他にも原因があるのでしょうね。
日常に支障が出ているとのことで、さぞかしお困りのことと思います。

大きな音が恐いということですが、
> 全身がビクッと震え、心臓がつぶれそうに苦しくなります。
それは言い換えればこの感じがくるのが大嫌いってことなのだと思います。

それに
> 特に気になるのが雷です。自然のものですから、回避することが出来ません。
いつどこから来るか分からない、避けることができないことがさらに恐怖感を大きく
しますね。
例え雷でなくても不意の出来事に対してどう反応するのかは無意識の支配するところ
が大きいこともありますね。

例えば、一人でお化け屋敷の中にいるときに急に「こんにちわ。」と普通の大きさの
声で話しかけられてもすごくビックリして「キャーーーー!」って大声を出してしま
うと思いませんか?
多分、普通に町を歩いているときならこんな反応にはならないはずですよね。お化け
屋敷の中にいるから反応が「きゃーーーー!」って走って逃げてしまうのです。

ここで言うお化け屋敷の中という例えは『おっかなビックリ』の状態をさしています。
Y.A.さんにこの『おっかなビックリ』な状態が日常的にもあるのではないでしょうか?
心配性な方ではないですか?

もしあまり感じていらっしゃらないようでしたらすごく無意識の中にある恐れが原因
になっているのかもしれません。

どちらにしても『安心感』が足りないわけです。
リラックスした感じとでもいうのでしょうか。

さらに
> 家族や友人に話しても、まともに取り合ってくれる人がいません。
ということで「私だけへんなのかな?」「分かってもらえない。」と寂しい感じが恐
れを強調する場合もあります。
こういうことを分かってもらえないのはとてもつらいですよね。

恐れがあると痛みが増したように感じます。
注射の時など痛いのはほんの一瞬なんだけどずっと痛いように感じたりするのはこの
恐れが痛みを増す効果があるからでしょうね。
だから、誰かがそばにいてくれるだけで痛みが減るということも考えられます。

日常の中の恐れを減らしていくことが大切かと思います。
そうですね、自分でできることとしては少し日頃から心配性や神経質でないか自分で
チェックしてみてくださいね。
そこを改善していく方法をまず考えてみてはどうかと思います。

もしもっと深く知りたい場合などは無料の電話カウンセリングもありますのでそちら
をご利用いただければと思います。

少しでも参考にしていただければ幸いです。
ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族を失った悲しみを乗り越えた経験や、燃え尽き症候群を克服し社会復帰した経験を持ち、<生死の問題><自分自身の生き方><対人関係から恋愛の問題>まで幅広いジャンルをサポートする。 感情や感覚の深い部分に寄り添い、本来の自分を取り戻して笑顔になれるようにサポートすることを信条としている。