二者択一なんてできません!

相談者名
みかみ
彼と結婚したいと思い、5年半が経ちました。私は現在33歳です。付き合い始めから年に約2回は同棲や両親への挨拶など、結婚にまつわる話をしてきましたが、期待するような返事は返ってきませんでした。言い訳されていたようにも感じます。でも、彼は「結婚相手は君しかいない」と言うんです…。

楽しく交際してきたものの、2年程前から彼の仕事が忙しくなり休日出勤が増えました。仕事のノルマが増え、彼の身近な人も立て続けに辞めていく状況でした。彼の疲労もたまったため街でのデートが減り、家でのデートが増えました。彼が元気になってくれるように、手作りのお弁当を持って行きました。最初はご飯を食べて、一緒にゲームをしたり、テレビを見たり、雰囲気もよく、会話もそこそこにできていたのですが、昨年頃から会話も減り、早めに帰されるようになりました。だんだん元気がなくなり、人柄も変わっていった気がします。

私が結婚したい気持ちをぶつけては泣かれ…この2年で大きな喧嘩を2回ほどしました。今は「暫く距離をおこう」と言われ連絡をとっていません。私はこれまで頑張ってきたので(我慢したり支えたり)燃え尽き症候群のような気持ちがし、別れた方がいいのかと悩んでいます。ただ、彼が消化不良や睡眠障害などの鬱病のような症状をもっているので何とか助けてあげたい気持ちもあります。(病院に一緒に行こうと言っても断られましたが…)

私はどうしたらいいのですか。

カウンセラー
松尾たか
みかみさん、ご相談をいただきありがとうございます。
今回、担当させていただく松尾たかと申します。
どうぞよろしくお願いします。

5年半お付き合いをしてきた彼とのこと、別れたほうがいいのかと考えるくらい本当にどうしていいのかわからない気持ちでいっぱいなんですね。
でも、彼のことはやはり大好きで・・。
どちらにも動けない状態は、とても辛く苦しいものです。本当にしんどいお気持ちを抱えていらっしゃることと思います。
タイトルに表してくださったように、そう簡単には二者択一なんてできませんよね。

みかみさんは、お付き合いを始めた頃からずっと彼と結婚したいと思っていらして、彼にその気持ちを一生懸命伝えてこられたのですね。
だけど、彼がなかなな煮え切らない、結婚話も進まないことに対して、苛立ちやもどかしさ、不安な気持ちを感じていらしたのではないでしょうか。

そして 今は距離を置こうと言われて、彼と連絡をとっていらっしゃらないとのこと。
そう彼から言われた時は、大変なショックだったと思います。
忙しくて疲れている彼を気遣い、彼に甘えたいとか、遊びに行きたいとか、いろいろなご自分の気持ちを我慢し、彼を支えてこられたのでしょうから、その言葉を聞いて張り詰めていた心の糸が切れたような感じになるのも仕方がないことかもしれません。

一般的に男性は完璧な自分にならなければ結婚する資格がない、と思う方が多いようです。 みかみさんの彼も、みかみさんを幸せにする自信がないと思って躊躇してしまっていたのかもしれません。
結婚をするためには仕事がしっかり出来る男にならなければと思い、きっと彼も一生懸命に頑張っていらしたのでしょうね。

みかみさんは今33歳ということですが、昔と比べると30代の未婚女性が増えたとはいえ、、この先の人生を考えた時、やはり結婚について思い悩むことが多い年齢でもあります。

彼がハッキリと意思表示をしてくれないことで、みかみさんは自分の気持ちをわかって
もらえていないと感じ、2人の関係をとても不安だと感じていたように思います。
彼にもっと近づきたいけどなかなか近づけない、親密になれないように感じていたと
したら、とてもたくさんの寂しさや悲しさも感じていたのではないでしょうか。
みかみさんにとっては、結婚することでその不安や寂しさから解放されると思ったのかも
しれません。

私たちは不安でいっぱいになると、ついその気持ちを相手にぶつけてしまったりしてしまうんですよね。 こんなに頑張ってきたのにどうして! って。なんで!?って。

その反面、私がこんなに頑張って彼を支えても、彼の状態もあまり良くならないと思うと、こんな自分は役に立てていないんじゃないかという無力感を感じてしまったりします。
私は彼にとって負担になってる?迷惑?という不安な気持ちがますますでてきて
自信を失くしてしまいます。 彼の顔色を伺って、気を使っていませんでしたか。
彼のちょっとした言葉や態度に敏感に反応し、「私は彼にふさわしくないんじゃないか」、「私じゃダメなんだ」と、諦めの気持ちも湧いてきていたのではないでしょうか。

今は、2人ともが頑張りすぎて、とても疲れきってしまい、「私のことをわかってよ」
「僕のことを理解してくれよ」という状態になっているのかもしれません。

そんな状態から抜け出すために、まず、みかみさんがゆったりとした気持ちになれるように、今までの辛い気持ちや我慢してきた気持ちを吐き出すことをが出来ればいいなあと
思います。 誰かに話すことで張り詰めた気持ちを解放して、少しリラックスできると
いいですね。

そして、こんなに頑張ってきた自分を褒めてあげてください。
自分の好きなことや興味のあることをやってみるのもお勧めです。
そうすることで、本来の自分らしさをとりもどしていきましょう。

みかみさんが「私は私のままで大丈夫!」という気持ちや「楽しい」という感覚を
お持ちになれると、きっと余裕も生まれ見えてくるものもあるはずです。
そうすると、勇気をもって自分のこれからの人生を選んでいくことが出来ると思います。

1人では難しいと思うのであれば、私たちカウンセラーにお手伝いをさせてくださいね。

みかみさんがラクに幸せになっていけることを心から応援しています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。