彼に「重たい」と振られてしまった

 

相談者名
ゆうき
飲み会で知り合った人がいました。ご飯食べに行って色々話してるうちに好きになって
自分の事を気にして欲しくて一日に何回もメールして遊びに行くようになって彼が
「付き合おう」って言ってくれました。凄く嬉しかった。けど、彼は電話もメールも用事がないとしない人で携帯しか繋がっていられるのがないから不安な日々。
仕事が入れば仕事を優先。G・Wもお盆も。つい、イラッときてきつめのメールを送ってしまったり。久々の休みはお友達と遊びに行っちゃうし。
数ヶ月後に彼からいきなり「別れた方がいい」とメールが。その日、逢って話をしたけど彼は「私が尽くすのが重い。」「私にあわせて行動してると自分じゃなくなってきた。」「楽にして欲しい。」「私の言葉の端々がいや。」「前のように好きじゃない。」「気持ちがだんだんと冷めてきた。」と言われました。私は別れたくない。の平行線。
「お互い歩み寄っていけばいい。」と言っても「今更作ってるみたいで嫌だ。」とも。彼の意志は揺るぎようがなかった。
後日、話す時間をくれました。でも、彼の意志は強くて。結局別れを選ぶしかなかったんです。今まで私の居心地の良い場所を無理してまでも作ってくれていた彼に、今度は私が彼を楽にしてあげないといけない番なんだ。無理をしてもでも、別れないといけなかったんです。それまでにお互いの事をあまり話さなかったのも悪いこと。
こんなに人を好きになるのは初めてで別れを受け入れられなくて、泣き続けて、ご飯が食べられなくて、眠れなくて、吐き気に襲われて。気分的な痛さから逃れたくて腕を剃刀で切りそうにもなって。受け入れて貰えないのがこんなに辛い物とは。
私は、小さい頃のトラウマで人を信じることが出来ないんです。彼にも素の自分を見せられなかったんですね。それに、彼は父に似ているんです。顔も背も仕事も。自分から父の手を離して、母の所に行ったのに。その父に繋いでいた手を振り解かれたくはない。隣に居られるだけ嬉しくて、楽しかったのに。彼をお父さんのように思ってしまったのがいけないんですね。
カウンセラー
根本裕幸(退会)
ゆうきさん、こんばんわ。根本です。
ご相談ありがとうございました。お父さんとの間で辛い別れがあったのでしょうか。
そして、そのことを心のどこかで常に気にしていたのかもしれませんね。いつも自分の不安な感情に振りまわされてしまうようなところってないでしょうか。
ゆうきさん自身がその不安に駆られて自分を見失ってしまうことも少なくないのかもしれませんね。
そうすると、彼の気持ちや性格を理解したり、考えたり、配慮してあげることが出来なくなってしまい、自分の不安や恐れを解消するためだけに彼に接するようになって行きます。
つまりは、自分のことしか考えられないような状態になりますね。
そして、その不安や恐れを取り除くには「私の言う通りにして」という欲求やコントロールがつきものになりますよね。
「どうしてメールくれないの?」「あなたはひどい、冷たい人」「私のことなんてどうでもいいのね」などなどの脅迫めいたメールを送ってしまうことにもなるでしょう。
そのとき彼は「愛されてる」とは全然感じられませんし、自分の愛情や自由を受けとってくれないように感じてしまいますから、ゆうきさんのことをネガティブな思いで見つめてしまうようになって行きますね。
それが「重い」「疲れる」などの彼の言葉を作り出すのではないでしょうか。>  後日、話す時間をくれました。でも、彼の意志は強くて。結局別れを選ぶしかなかったんです。今まで私の居心地の良い場所を無理してまでも作ってくれていた彼に、今度は私が彼を楽にしてあげないといけない番なんだ。無理をしてもでも、別れないといけなかったんです。それまでにお互いの事をあまり話さなかったのも悪いこと。

この決断はゆうきさんを成長させてくれますよね。
残念ながら今回は少しタイミングが遅かったかもしれないけれど、自分の辛い気持ちを乗り越えて、彼の立場、気持ちを考えられるようになったことは大きな成長だと思います。

そこから彼との付き合いから“学んで”行きましょう。
より良い恋愛ができるように、もっと楽で、素敵な思いを感じられるように。

改めて彼との間で、どんなことを失敗してしまったのか考えてみてくださいね。
そして、一つ一つをきちんと学び、彼から卒業していきましょう。

>  私は、小さい頃のトラウマで人を信じることが出来ないんです。彼にも素の自分を見せられなかったんですね。それに、彼は父に似ているんです。顔も背も仕事も。自分から父の手を離して、母の所に行ったのに。その父に繋いでいた手を振り解かれたくはない。隣に居られるだけ嬉しくて、楽しかったのに。彼をお父さんのように思ってしまったのがいけないんですね。

ゆうきさんはお父さんのことをとても大好きだったんですね。
だから、別れざるを得なかった後も、ずっと心のどこかでお父さんを求めつづけてしまったのかもしれません。
だから、ゆうきさんはせっかく手に入れたお父さんなのに、と思ってしまう分だけ彼を失ったときの痛みは強くなってしまうと思うんです。
でも、そうすると彼を好きだったというよりも、お父さんの代わりを彼に求めてしまったのかもしれません。
そうすると彼女として見ていた彼とはすれ違ってしまうのも仕方がなかったのかもしれません。

お父さんとのことはとても大切なことのように思います。
何かお父さんに見捨てられたような、自分が見捨ててしまったような、そんな気持ちもあるのかもしれません。
見捨てられた、と感じている部分では、男性に対して潜在的な「見捨てられる不安」を持つようになります。
お父さんのことが大好きだった分だけ、その不安は強くなってしまうでしょう。
逆に、見捨ててしまった、と罪悪感を感じている部分では、男性から傷つけられる、という罰を無意識的に自分に与えてしまうことがあります。

ちょっと想像してみてくださいね。
自分の心にお父さんを失った女の子が一人いる、と。
その子はどんな表情をしながらお父さんの不在を感じているのでしょう?
どんな顔をして、お父さんを見送ったのでしょう?
そんな女の子をただ思い浮かべて見てくださいね。
そして、そんな気持ちをただ感じて色んな感情を解放してあげましょう。

ゆうきさんにとって彼との別れをチャンスと捉えてみて下さい。
色んなことに気付き、色んなことを学べるのだから。
彼があなたに「付き合おう」と言ってくれたわけだから、あなたに魅力が無いわけでは決してありませんよね。
今は自信もまったくない気持ちなのかもしれないけれど、より魅力的な自分になっていこうと思って下さい。
そのときに過去のトラウマが痛むのであれば、それを癒してあげましょう。
もし、頑張れないときは心を休めてあげてくださいね。
そして、もし泣きたいときは、思い切り泣きましょう。

ゆうきさんが素敵な恋が出来ますように。
より幸せを感じられる女性に成長されますように。

ありがとうございました。

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