職場の人間関係

と申しますどうぞよろしくお願い致します。

私の職場は男女10数名から成り立ってますが自己主張の強い

者が強者となってます。強い人や人気のある人は失敗しても

さほど咎められないんです。あーそうなの？次から気をつけ

ればいいや位で軽く済んでます。ですが私がほんの少しでも

やらかしたりすると鬼の首を取ったように怒られます。

実は私は人間関係は大の苦手で大人しい印象で言われやすい

タイプです。だからと言って他の人がやっていても何も言わ

れないような事でも私がやると何かしでかしたように言われ

るのには納得がいきません。この人はこういう事やってますが

いいんですか？と聞こうものなら、上手く丸め込む形で言って

来ますので、私には太刀打ちが出来ないんです。

どうしたら私の扱いも皆と同じように人間らしい扱いになって

行きますか。分からないんで教えて下さい。

職場の人間関係のお悩みですね。さつきさんはおっしゃっています。
＞私には太刀打ちが出来ないんです。
＞どうしたら私の扱いも皆と同じように人間らしい扱いになって
＞行きますか。分からないんで教えて下さい。

自分は皆と対等に扱われていない…そんな怒り、悔しさ、悲しみ。
そのためなんとかしたくてずっと頑張ってきたけど、傷つくことが多かった…
そんな徒労感を感じます。
でも、納得いかない、自分のことをちゃんとわかってほしい…
そんなさつきさんの強い気持ちも感じます。

ええ、自分が対等に扱われないことに納得する必要なんてありません。さつきさん
が望む人間関係を作っていけるよう、一緒に考えていきましょう。

まず、お聞きしてみたいことがあります。さつきさんは、ご自身をどんな存在だ、と
思っているでしょうか？もしかして…「人間らしい扱い」をされない私…そんなご自分
を嫌ったり蔑んで、自己嫌悪されているところはないでしょうか？

強い自己嫌悪があり自分を貶めていると、周りの人もその通りに扱ってくる…
不思議ですが、そういうことが、本当にあるので気になりました。
言われやすかったり、丸め込まれやすい、というのも、そうされても仕方ない…
という気持ちがさつきさんにある場合、本当にその通りになってしまいやすいんですね。
もしさつきさんに、強い自己嫌悪があるようなら、それを癒すことが大切になってきます。

ご自分にどんな自己嫌悪があるのか、ちょっと探ってみていただきたいのです。
「だって私は〇○だから…こんな〇○な私は対等には扱われないの…仕方がないの」
そんな風に感じているとしたら…可哀想すぎますよ…そんなことは絶対にないですよ。
誤解を解き、癒すことが必要でしょう。

自己嫌悪を癒すためには、自分を嫌っている理由をひも解いていくことがカギになります。
自分を嫌いになった、過去のエピソード…傷ついたこと、傷つけられた相手のこと…

これらを振り返るのは、傷が疼き辛いことかもしれません。どうかお一人でしようと
なさらず、安心できる相手に話をきいて、わかってもらう体験をしていただきたいです。
わかってもらうことで、傷が癒されるということがたくさんあるのです。
自己嫌悪する必要なんてないと、気づけることもたくさんあるです。

なので…自己嫌悪を癒すことを、まずおすすめしたいです。
そんな話ができる人がいない、と感じられたら、どうかカウンセラーも数に入れて下さいね。

自己嫌悪癒しをしていくと、自分はもっと欲をもっていい、望む人間関係をもっていい、
わかってもらっていい、自己主張していいし、通るかもしれない…などと思えるように
なってきます。そうなると…本当に周りもそのように、扱ってくれるようになってくる
んですよ。

自己嫌悪の話と同様、人に打ち明けると、楽になれたり変化が期待できますよ…
ってことについて、もう一つお話しますね。
それは怒りについてです。職場の人に対してはもちろん、過去についても考えてみて
くださいね。

怒っていること、思い知らせたいこと、言ってやりたいこと。
おそらく、わかってもらえず我慢してきた分、たまってしまっているのではないか
と思います。それを吐き出すのは、実はとても大切なことです。

過去のことまで含むのは、たまった怒りがあると今の人間関係に上乗せされてしまう
からです。過去傷つけられた人に、似た要素を持つ人がいると、過去の怒りも乗って、
さつきさんが相手にストレスを感じたり、相手もそれに反応して関係を悪くして
しまっている可能性があるんですね。

自分がどんな思いをしてきたか…どんな怒りや悲しみがあるのか…
安全な場で安心できる人に聞いてもらい、吐き出してしまうことをおすすめしたいです。

そうやって自分の中にある感情のお掃除をすると、だいぶスッキリすると思いますよ。
そして、がまんしてきたことに怒っている、もうイヤだ！と思っている、そんなご自分
を認めてあげることもとても大切です。
怒りは、認めてあげると、これからへの勇気やパワーになってくれるんですよ。

わかってもらって癒されたら、自己嫌悪をなくしていけたら…
怒りを吐き出し、スッキリすることができたら…
勇気、パワーを持つことができるとしたら…
そうできるとしたら、と思って聞いてみてくださいね。
皆と対等でいられるとしたら、さつきさんはどんな人間関係がほしいでしょうか？
そんな人間関係があるとしたら、どんなことをしたいでしょうか？

「人間らしい扱いになっていく」…そこがさつきさんの本当の望みではないのでは？
…と私は思ったのです。もっともっと望んでいいのですよ。
さつきさんが気分よく、楽で楽しくいられる、そんな人間関係こそ、さつきさんに
ふさわしいものです。それを手に入れていい、手に入れたいな、と思って見て下さいね。
どうか意欲をお持ちになってくださいね。さつきさんにはその資格が十分にありますから。

どんな職場環境、人間関係がいいんだろう、そこで、誰とどんなかかわりを持ちたいん
だろう…そう考えてみてほしいんですね。

職場の人気のある人、自己主張の強い人に、言ってやりたいことがあるのか…
実は仲良くなってみたい気持ちがあるかもしれないし、
気にせずお構いなしに過ごせるようになりたいのかもしれないし…

どんな人と、どんな関わりを持ちたいのか、より深い関わりを持つとすれば、どんな人が
好ましいのか…どんな働き方がしたいのか、どんな生き方がしたいのか…
さつきさんの本当の望みを、誰に遠慮することなく、自由に持っていただきたいな、
と思います。できるなら、それをお聞きしてみたいな、応援させていただきたいな、
と思います。

長くなりました。何か少しでもお役に立てることがあれば、嬉しく思います。
お読みいただきありがとうございました。

大みぞなおみ