もう遅いのでしょうか…？

でも、その迷いは自分の将来を真剣に考えてるから、悩むんじゃないかなと思いますし、興味が湧いたものの中から夢を持とうとすることは、とても素晴らしいですよ。

僕は、大学生の時に俳優さんになろうとして、プロダクションに入ったことがありました。
いずれも年輩の男性の方ですが、国内なら高倉健さん、アメリカの俳優さんなら、ケビン・コスナーさんとかに、あこがれて。
卒業してからも、仕事をしながらレッスンを受けましたが、残念ながら僕には、スターの座は縁がなかったようです。

演劇をやったことがなくて、学校の演劇部もなくなれば確かに、自分が思ってた夢が遠のいていくような気がするし、あせりますよね。「本当にやっていけるかな。」「大丈夫かな。」とか。

親御さんが反対することと一緒になって、周りの環境まで「やめておいたほうがいい。」「あきらめたほうがいい。」ってメッセージをスマイルさんに出してるような感じがしないとも限らないんじゃないかな？

さて、今回の御相談は「スマイルさんが持つ夢は、今からだともう遅いのかな？」でしたよね。
答えから先に言うと、遅くありません。大丈夫です。

いろんなところで活躍する俳優さんや女優さんの中には、スマイルさんがおっしゃるとおり、幼い子供さんの頃から活躍する方もいますし、中学・高校からデビューされる方もいます。あるいは大学でお勉強されたり、社会人で会社に入ってお勤めしながらデビューされた方もいます（例えば、山本陽子さんは証券会社で働いてる時に映画の新人募集でデビューされたし、高島礼子さんもＯＬさんされながら目指されたと聞きます）。

だから、必ずしも幼い時からやってることが大事かな？って言うとそうじゃないんですよ。
人それぞれのサクセスストーリーがあります。スマイルさんが他の人の成功したプロセスをマネをする必要はありませんよ。安心してくださいね。

ってことは「やってみたいな・・・」って思ったときがベストじゃないでしょうか？
スマイルさんにしかない魅力や個性を大切にして、オリジナルのサクセスストーリーを目指してくださいね。

今からチャレンジされるのなら、芸能界デビューできそうな劇団やプロダクション（プロダクションの中に劇団があるところもあります）を探して、そこに入ることを目指してはどうですか？僕が通ったところもそうでした。

ネット検索したら、いろんなところが募集してるのでスマイルさんが「あっ、ここいいかも。」って所に応募してみてください。書類審査から入るところもあれば、簡単な実技テストから入るところもあるので、「私には才能があるかな？どうかな？」ってこわがらずにやってみてください。

レッスンはお休みの日（土日や祝日）にやることが多いかな。
会社や学校に通いながら受けられますし、続けながらレッスンを受けてください、ってところがほとんどです。

スマイルさんは高校１年の方でしたね。
晴れて入所できたら、未成年（１８歳以下）の方は、お父様やお母様が「この子にレッスンに通ってもいいですよって言いました。」って書いたお約束書き（同意書）を出してください、ってお願いすると思います。

チャレンジする時には、お父様やお母様に説明して応援してもらってください。書類を出したり、実技テストだけでもいいから受けたいって時も同じです。

もし、お父様やお母様に言いにくい時は、お家の中で読んでもらえるようなメッセージや手紙にして、スマイルさんの正直な気持ちを伝えるようにしてください。お父様やお母様が一番心配してるのは・・・レッスン通いで勉強をおろそかにしないでほしい、学校はキチンと卒業してほしい、だと思います。

活躍されてる方は、学校のお勉強をしっかりされてきた方も多いです。また、お勉強で身に着けた知識が配役で演じる時、役に立つこともありますよ。どんなことも、好奇心旺盛になってやってみてください。

もし、通うならレッスンもお勉強も両立させると決めて、チャレンジしてください。ご両親を安心させてあげてくださいてください。それでも難しい時は・・・スマイルさんが言うとおり、大学に入ってからとか、あるいは働き始めてからやってみることも考えたほうがいいでしょう。

その場合でも、あこがれの世界への関心は失わないで下さいね。小説や文学本など、あらゆる本を読んだり、お芝居や映画を見に行ったりとか、できることはいっぱいありますよ。何か特技を身に着けるのもいいですよ。ピアノがひけたり、スポーツ、英会話、和装の着付け、日本舞踊やダンスなど興味がわいたものをやってみましょう。

スマイルさんの夢がかなって、ステキな女優さんになれたらいいですね。
僕もスマイルさんを応援してます。それでは失礼いたします。御相談ありがとうございました。