空想が酷い

相談者名
最近空想が酷くて生活に影響がでています。

昔から空想癖はあったのですが、
それは漫画やアニメみたいな内容のもので、
一応現実とは隔たりを持っているつもりでした。
でもだんだんと感覚が空想的になってきてて、
怖がりになったり、悲劇のヒロインになったり、誰かを悪く思ったり、少し現実の実際と感覚が乖離しているような状態です。
簡単に言えば妄想で動いているときが時々あるんです。
考えもいちいち強迫感が強くノイローゼ的になっています。

ぼーとしてミス多いし、
仕事とは全く関係ない事ずっと考えていて空気が読めない時があります。

一言で言えば、想像力が逞しいのですが、
最近ちょっと笑えなくなっています。
一人で引篭もっていた期間が一年あって、
その時の思考も影響しているんでしょうが、
昔から空想に逃避がちでした。

質の悪いものに囚われたり、質の悪い方向に空想が向きがちなので(性格が暗いのが影響してると思います)なんとかしたい、苦しいです。

昔過食と対人恐怖でカウンセリングに通っていました。
飲んでいた薬はデプロメールかパキシルです。

カウンセラー
木村祥典
凜さん、はじめまして。木村と申します。
ご相談ありがとうございます。

空想癖が生活に影響を及ぼしてしまっているんですね。
空想の世界でも、現実の世界でも、そこで感じる感情や感覚というのはリアル
で、実際に感じるものなんですね。
ですから、空想にしろ、現実にしろ、嫌な感情を感じるわけですから、苦しい
と思います。

凜さんが少しでも楽になれるようお手伝いをさせていただきたいと思います。

ご相談内容に書かれていませんでしたので詳しいところがわからないのですが
、凜さんはご自分が空想の世界にいることを悪いことやいけないことのように
感じている部分はありませんか?

そうすると、自分が空想の世界にいることに気づいた度に、自分を責めてしま
うことになります。

そうした自己攻撃も凜さんの苦しみにつながっているのかもしれませんね。

自己攻撃というのは、やっているのは自分ですから、自分でやめることができ
ます。

まずは、そうして少しでも自分が楽になれる部分に取り組んでみてはいかがで
しょうか?

ご相談内容にも書かれていましたが、凜さんの想像力のたくましさというのは
、凜さんの才能なのだと思います。

今はその想像力に苦しめられてしまっている状態ですが、この問題を乗り越え
るのにとても役に立つのが、その想像力なのではないかと思います。

その想像力を使って、悲劇のヒロインが最終的には幸せ一杯になる、ハッピー
エンドストーリーを描いてみませんか?

今から、ある女の子の物語を紹介しますので、もしよかったら、少しお付き合
いくださればと思います。

=====

あるところに、悪い魔女に嫌な空想ばかりをしてしまう魔法をかけられた女の
子がいました。

その女の子は、その魔法をかけられてからというもの、感覚が空想的になって
きて、ネガティブな感情ばかりを感じ、現実の実際の感覚との乖離して苦しん
でいました。

その女の子は「どうしてこんなことになってしまったのだろう?」と、自分な
りにいっぱいいっぱい考えてみました。

だけど、考えても考えてもわかりません。

この女の子は、ほとほと困り果ててしまいました。





こうして、この女の子はとても楽しく幸せに過ごせるようになりましたとさ。

=====

凜さんなら、この女の子の物語の「…」の部分にどんな物語を書くでしょうか

どんな物語を書けば、結末の「こうして、この女の子はとても楽しく幸せに過
ごせるようになりましたとさ。」に結びつくでしょうか?

女の子が自分の力で幸せに向かって前に進んでいく物語でもいいし、困ってい
る女の子を助けてくれるヒーローを登場させてもいいですし、全部そろえると
魔法が解けるという光の玉を集めていく物語でもかまいません。

そうして、この物語を完成させてみましょう。

その物語を改めて読み直してみて、どんな感じがしますか?
ワクワク・ドキドキ、面白いものができましたか?

ここで発揮された想像力がもたらせてくれるのは、ハッピーエンドストーリー
そのものや、希望の光といったものになるのではないでしょうか?

初めに書きましたが、空想の世界でも、現実の世界でも、そこで感じる感情や
感覚というのはリアルで、実際に感じるものなんですね。

凜さんの心に、それらのものを感じさせてあげてみていただければと思います

物語がうまくつなげられない時や、希望の光が感じられない時には、私達カウ
ンセラーがお手伝いさせていただきますので、一緒に、凜さんのハッピーエン
ドストーリーを作ってみませんか?

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。