大人しく、自己表現できない自分が嫌でたまりません。

相談者名
ゆう
はじめまして。もう自分ではどうすることもできないので、こちらに相談させていただきます。

私は、自分が嫌いです。今は22歳で学生をしていますが、高校生時代から、ずっと自己嫌悪に悩んでいます。

自分の人生を振り返ってみると、幼少期から、人と話すことが苦手で大人しく、恥ずかしがり屋でした。しかし、家族の前だけでは、楽に自分を出せ、明るく、何も気を使わずに話せます。本当の素の自分を出せている感じです。

でも、まだ中学生くらいまでは、そんな自分でも、自己嫌悪にはなりませんでした。「自分が好き」という感情さえ持っていました。

しかし、高校生になると、だんだん自意識が芽生えてきたのか、自分がどういう性格なのかが分かってきます。
さらに、周りの大人たちからも、こういう大人しい性格は駄目だと言われたり、親からも私の性格を否定するようなことを言われました。
そうするうちに、大人しい自分、言葉で自分の気持ちを表現できない自分は駄目なんだと思うようになりました。

大学入学後は、そんな自分を変えようと、サークルに入ったり、海外のボランティアツアーに積極的に参加したり、討論会に参加したりしました。
しかし、結局は、いつもの自分がそこには存在するのです。
それからというもの、もう自分の性格は変わらないと思ってしまい、新しいことにチャレンジしたり、人と話すことが嫌になりました。

本当は気を使わずに、いろんな人と友達になりたいし、青春を謳歌したいのです!
ずっとこのまま、こんな性格であるのであれば、これから人生生きてても楽しくないだろうなと思ってしまいます。今では、何故こんな性格で育ってきたのだろうと思い、本当に生きるのが嫌です。

それに、よくそんな自分を認めてあげることが大事だと言いますが、自分では自分の良いところが分からないので、親に私の良いところを聞いてみたのですが、悲しいことに、家族でさえも言葉に詰まっていました。

本当にもう、自分ではどうすればいいのか分からなくて・・・。
どうか何か良いアドバイスを頂けたら嬉しいです。
長文失礼いたしました。

カウンセラー
土肥幸司
ゆうさん、初めまして!土肥(どひ)です。
ご相談ありがとうございました。

『自分では、どうすればいいのか分からない』
私達、人にとって分からないということが一番怖いですし嫌ですよね。

ゆうさんの切実な思いがひしひしと伝わってきました。

でもゆうさんの
> 本当は気を使わずに、いろんな人と友達になりたいし、青春を謳歌したいのです!
という思いが必ず答えを教えてくれると思いますしゆうさんの思いを実現させてくれると思います。

> 自分の人生を振り返ってみると、幼少期から、人と話すことが苦手で大人しく、恥ずかしがり屋でした。しかし、家族の前だけでは、楽に自分を出せ、明るく、何も気を使わずに話せます。本当の素の自分を出せている感じです。

幼少の頃から人と話すことが苦手で恥ずかしがり屋ということですが
家族の前では『本当のゆうさん』を出せたのですね。

ご自身で書いてらっしゃるとおり、本当のゆうさんは
『明るく、何も気を使わずに話せる方』なのだと思います。

では何故、気を使うようになったのでしょうか?
やはり何か原因があったのだと思います。

例えば無防備に言ったことで誰かに攻撃された...とか
子どもの頃、自分の思ったように行動したところ、強い口調で怒られた...とか
仲良くしていた友達に急に無視された...等

どこかで、いずれかの時期で本当の自分を出してはいけないということを感じたのかもしれませんね。
気を使う=本当の自分じゃ受け入れられない

私は迷惑な存在なんじゃないか?
またあの時の様に拒絶されるのではないか?

そんな怖れから「気を使い屋さん」になる方は多いのです。
(これはあくまでも一般的な例ですが)

家族の前では本当の自分を出せていたということですが
ゆうさんの中で『家族』と『家族以外の人』では一緒にいた時に
何か違った感情を感じていたのではないでしょうか。

「自分は受け入れられている」と思える時、私達はそんなに気を使いません。

でも相手に受け入れてもらえていないと感じたり
自分が自分自身を嫌っていたりすると私達は気を使ってしまいます。
「こんな私ですが...」というモードになってしまうのです。

ですので、まずは『自分を否定する』『自分を嫌う』ということを止めることは大切です。
否定したり責めてしまうと余計に自分自身を嫌ってしまい
また気を使うという負のスパイラルにはまってしまいます。

私は大人しい性格は決してダメではないと思います。
今22歳ということですが、これから社会に出て行くと
その大人しい所が思慮深いという様に周りの見る目が変わってくるかもしれません。

それに本当のゆうさんは上記に書いてくれたように『明るく自分を出せる人』だと思うのです。
でも自分を嫌っていると、素の自分を出してはいけない
本当の自分を表現してはいけない...と思ってしまうので
余計に我慢して自分を出せなくなってしまいます。

だからまずは「今のままの自分でもいい」と思ってみることがポイントだと思います。

気を使いすぎてしまうと疲れはしまいますが
気を使うことは決して悪いことではありません。
ゆうさんの「やさしさ」の表れでもあるのです。

気を使う=悪いこと
大人しい=駄目

ではないのですよね。

気を使う=やさしい、周りに目がいく
大人しい=思慮深い、信頼できる

と見る人もいます。

そういう風にゆうさんの良い面も見てあげてくださいね。

そして対人関係というのは簡単な人、ラクな人から始めたらいいと思います。
ゆうさんにとって比較的、ラクな気持ちでいられる人...です。

そういう面では私達のことも存分に活用してくださったら嬉しいです。
カウンセラーは人の価値を見ることが得意ですし
お話している方に安心間を感じてもらうこと、これでいいんだと感じてもらうことに
他の方たちよりも長けていると思います。

ゆうさんがカウンセラーなど、どなたか安心できる方と
じっくりとコミュニケーションをとることで
「今の私でもいいんだ」と言うことを体感し
少しずつ自信を付けていかれ
いずれたくさんの人の前で本当の自分を表現することができたら...

その時、ゆうさんの今、望んでいる
『気を使わずに、いろんな人と友達になり、青春を謳歌している』
未来が手に入っていると思います。

何かお役に立てたら嬉しいです。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自信喪失のケアから夢やビジョンの実現サポート、幸せになれるコミュニケーションを得意とし、”お客様を笑顔に”をモットーに、お客様の気持ちに寄り添った心理分析と、今できることを分かりやすく提案している。 優しい口調からか、癒し系のイメージを与えることが多く、いつも笑顔が絶えない。 ※2020/3/1より休会中