幸せな家庭を取り戻したい

相談者名
REE
交際5年、結婚24年目夫49歳・私46歳・19・16・13歳の娘がいます。
今年5月夫自ら浮気を告白するまでは優しい夫・いい父親でした。
4月私が「口にはなかなか出さなかったけど、好きやからね」と言いました。感謝してる。私の事は家族として大事だけど、女としては見られない。という答えでした。ショックでした。子育て、仕事と夫をかまっていなかった自分に反省し、謝りました。自営業でこの不況でいろいろ悩んでいた夫を支えていなかった事を反省しました。頻繁に飲みに出かけていましたが、ストレス解消だと思い、快く見送っていました。5月に落ち込んでいるようだったので、話してと言うと、今年に入って近くの飲み屋でバイトしていた女性と浮気していると言われましたが、すぐ別れると言ってくれました。その後、友人が夫と女性が一緒のところを見たと聞き、夫に聞くと、家族よりも彼女が大事、子供にもバレてもいいと言いました。開き直った夫は、堂々と出かけていくようになり、私も夫が女性と一緒のところを見てしまいました。気が狂いそうでした。子供達も疑い出していた頃、夫が朝帰りした時に子供が問い詰めると、今別れてきたけど浮気していた。と子供に言い、気持ちの整理をすると言って、実家に帰りました。別居生活2ヶ月の間に、子供達が女性の自宅前で夫の自転車を見たりしていました。別居中に何度か、やり直したい、明日帰ると言い、翌日には彼女が忘れられない、離婚して。と言われていました。私は離婚の意思がないので待っている事はいつも伝えていました。夫が実家から追い出されて、「帰る」の一言だけで帰って来て今日まで過ごしています。帰って来てから1ヶ月過ぎたのですが、まだ彼女とは続いているようです。帰って来てからも、別れて、もうどうでもいい、と言いながら、普通に生活しています。私は傷つく事を言われるのが怖いので、何も聞けず、普通にしているのですが、この態度が夫を苦しめているのでしょうか。ほんとは私が逃げ出したいのですが、乗り越えたいと思っているので、元気になれるアドバイスをお願いします。苦しいです。
カウンセラー
赤松わこ
REEさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いします。

ずっと長い間「優しい夫、いい父親だった」と、REEさんが思ってこられた
ご主人ですから、本当に心から信頼しておられたでしょうし、ご夫婦の関係も、
些細な問題はあったかも知れませんが、穏やかに過ごしてこられたのだろうと
想像出来ます。それだけに今回のことは、大変なショックだったでしょうね。
今REEさんが、どうしていいか分からなくなってしまわれたのも、これまで
大きな不満もなく暮らしておられかからこそ、痛手が大きいのだと思うんです。

ご主人も本来は、ま
じめで誠実な方なのだろうなと思います。
だからこそREEさんにも娘さんたちにも、うそをついて隠し続けることが、
出来なかったのだろうと思いました。
ご主人の告白を聞かれたREEさんが、どれほど傷ついて苦しまれるのかも、
分かっておられたと思います。それでも言わずにはいられなかったとしたら、
ご主人自身もご自分を責め、苦しんでおられると言うことなんですね。

今ご主人は、ご自分の気持ちがご自分でも、分からなくなっておられるようです。
「やり直したい」と言ったかと思えば、「別れたい」と言い出したり、その度に
REEさんは、「私はどうしたらいいんだろう」「何をすればいいんだろう」と、
思い悩んでおられたのだろうと思います。「元気になれる
アドバイスが欲しい」
と書かれていましたが、何より必要なのは、心の重荷を少しでも軽くして頂いて、
「やり直す方法はあるんだ」と、気づいて頂くことかなと思いました。
そのためにご主人の気持ちに目を向けて頂くこと、そしてREEさんご自身の
本当の気持ちにも気づいて頂けるよう、お話をさせて頂きたいと思います。

お2人は、交際5年結婚して24年と書かれておられましたから、交際を始め
られた当時は、20才と17才頃だったと言うことですね。
それを見て私は、「お2人とも一途な方だったんだなぁ」と思いました。
それはなぜか?と言うと、10代の後半から20代の前半と言えば、多くの
人たちが何度か恋愛を繰り返す、『試行錯誤の段階』だと私は思うんで
すね。
実際私自身(私は今56才でかなり昔ですが)のことを、思い返してみても、
10代で恋愛をしていてた時、「結婚まで考えていただろうか?」と考えると、
漠然と空想の世界で、思い描くことはありましたが、現実的ではなかった気が
します。

そんな年頃から付き合い始めて、ずっと相手のことを見続けられるとしたら、
「お2人がとても一途だったからだろうな」と思ったんですね。
言い換えれば、REEさんにとってもご主人にとっても、お互いの存在は、
何物にも代えがたい【大切な人】だったと言うことになります。
そんなお2人が結婚されて、3人の娘さんにも恵まれ、過ごしてこられた
この24年間を、ご主人が大切に思われないはずはないと、私は感じました

お付き合いされていた間、一途にREEさんを思い続けられた以上に、結婚
してからのご主人は、REEさんの為娘さんたちの為に、頑張ってこられた
のではありませんか?
ご主人が自分の為に時間を使ったり、趣味や娯楽の時間を持っておられた
でしょうか?「優しい夫、いい父親でいなければ!」と、思い込まれて
一生懸命になっておられたのではないかな?と、その部分が気になりました。

私たちは誰もが、周りに対して「いい人でいたい」「優しい人だと思われたい」
と、頑張ってしまうところがあります。でも、一緒に暮らして生活を共にして
いれば、わがままの1つも出てきますし、ぶつかることもありますよね。
それが出せてこそ、一緒にいて楽にいられるのだと
思います。
ところが、「優しい夫でいなければ!いい父親でいなければ!だめなんだ」と、
思い込んでしまっていたとしたらどうでしょう?苦しくなると思いませんか?
ご主人は、REEさんや娘さんたちが大切であればあるほど、ご自身に対して、
「もっと頑張らなければ!もっと一生懸命やらなければ!」と、どこかで無理を
しておられたのではないかな?と、私には思えたんです。

そしてそれはREEさんも、同じだったのではないかな?と思ったんですね。
3人の娘さんを育てながら、お仕事もされていたとすれば、どれだけ大変だった
だろうと私は思いました。それだけ頑張れたのも、大切にしてくれるご主人に
「応えたい」と言う、REEさんの【愛情】があったからだろう
と思います。
ご主人もREEさんも、お互いのこと家族・家庭を、何よりも大事に思って、
頑張ってこられたのだろうと思います。

ところが一生懸命になる余り、お互い自分の気持ちを相手に伝えることが、
なかなか出来なくなっていたのではありませんか?
REEさんが、ご相談の1番始めの所で、ご主人に伝えておられた言葉にも、
それが伺える気がしました。
お互い相手の為に頑張ってこられたお2人は、どちらもが【愛情】ゆえに、
相手には負担や心配をかけないように、抱え込んでしまわれたのではないかな?
と思うんですね。素直な気持ちや、辛さしんどさが伝えにくくなったところに、
不況でお仕事に悩んでおられたご主人は、家族に愚痴を言うことが出来ず、
抱え
ていられなくなったのではないかな?と、私には思えました。

「大切な人たちに心配をかけたくない」と言う気持ちから、それを表に出さず、
「自分1人で何とかしなければ」と、思ってしまわれたのではないだろうか?
そんな風に思えたんですね。それもREEさんたちご家族への、【愛情】ゆえの
ことなのです。誰でもそうですが、何もかも抱え込んで吐き出せずにいたら、
どうしてもいっぱいいっぱいになってしまいますよね。
大切な人たちに、心配をかけたくないからこそ話せなかったとしたら、ご主人が、
飲んだ勢いで耐え切れなくなって、本音を吐き出してしまったとしても、無理も
なかったと思いませんか?大切な人たちには、「言いたくても言い出せなかった」
からこそ
、今回の出来事が起きたとしたら、REEさんはどう思われますか?

ご主人は、「REEさんに感謝している」と言われたんですよね。
きっとREEさんも、一生懸命頑張ってくれているご主人を見て、その気持ちに
報いようと「私も頑張らなければ!」と、子育てや仕事に一生懸命になられた
のではないでしょうか?「好き」「大切に思っている」と言う言葉が、なかなか
言い出せなくなっていたのは、お互いを思いやって、「頑張らなければ」と言う
気持ちが強くなり過ぎて、逆に距離が出来てしまっていたのかも知れませんね。
お互い素直な感情や、正直な気持ちを口に出来なくなっていたように思えます。

REEさんから、「口にはなかなか出さなかったけど、好きやからね」と

気持ちのこもった言葉を伝えられた時、ご主人は「自分はなんてことをして
しまったんだろう」と、本当に後悔されたのだろうと思いますよ。
悩まれたのも、本来誠実な人だからで、ご自分を強く責められたのでしょう。
「大切な人たちを傷つけてしまった」「こんな自分が許されるはずがない」と思い、
ご主人自身が、ご自分を許せなかったのではないでしょうか。

REEさんや娘さんたちを、傷つけてしまうようなことをしてしまうのは、罪悪感
から、自分が1番望まない方向へ、ご自分を追いやっているように、私には
思えるんですね。「1番大切な家族を傷つけた自分が、許されるはずがない」と
ご自分を責められたり、「家族に愛想をつかされて、別れを切り出される位なら、

自分から別れた方がいい」と言うような、自暴自棄な心理が働いているように
思えるんですね。本心から別れたいと、思っておられるのではないと思います。
REEさんには、その気持ちを分かってあげて欲しいと思います。
ご主人自身が、自分の本当の気持ちにどれだけ気づいておられるか?と言うと、
今は混乱されていて、冷静に自分の気持ちを見られてはいないと思うんですね。

元々一途な方だとしたら、50才を前に「これが最後の恋愛かも知れない」と、
のめり込んでしまったとも考えられますし、まじめで誠実な方ゆえに、相手の
女性に対しても、申し訳なさを感じたり、自分が戻りたいから関係を絶つのは、
「自分勝手だ」と思われたり、「責任を取らなければいけない」
と考えられる
可能性は高いと思うんですね。ご主人は、ご自身の揺れ動く気持ちに、結論が
出せないでおられるのだと思います。

以上ご主人の言動や行動から、考えられることを書かせて頂きました。
REEさんはどう感じられたでしょうか?REEさんには、まず!今抱えておられる
悲しみや辛さを吐き出して頂いた上で、ご主人と向き合って頂けたらと思うんです。
もう1つ考えて頂きたいと思うのが、難しい年頃の娘さんたちのことです。
娘さんたちにとっても、大好きなお父さんだけに今回のことは、本当にショックだった
だろうと思うんですね。REEさんとご主人の関係修復と、娘さんとご主人との関係修復は、又違ってきます。デリケートな問題ですから、慎重に考えてあげ
て欲しいと思います。

お1人で抱え込まれず、よかったら私達カウンセラーにお話を伺わせて下さい。
更に詳しいお話を伺えれば、より詳細な対処方法がお伝え出来ると思います。
カウンセリング・サービスでは、電話相談(初回は無料です)も、使って頂けます。
まずはREEさんの辛いお気持ちを吐き出して、気持ちを軽くして頂くお手伝いを
させて頂ければ嬉しいです。
この回答が、少しでもお役に立てば幸いです。ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。