自己中操作、言い訳、嘘つきを直すには…。 - カウンセリングサービス心理学講座

相談者名	しい
女子学生です　自分の性格の悪さで悩み… 過保護な親で、散々甘やかされて生きてきたため(感謝はしてるし親のせいとは思わないけど)我儘になり、自己中心的自分勝手で思い通りにならない事がある度、気を悪くし都合よく話が進むように手を加えたり計算高く…操作しようと悪だくみが働き；；席替えで理由つけて変えてもらったり同じ班になるように策略を練ったり… そんな事実を受け止めない自分のやましい考え方に気付く度嫌気がさしますそうして現実を捻じ曲げているのも、なんだか運命に逆らってるような…そこで小細工しなければ、別の現実に出会ってたかもしれないのに、と思ったりも；ただ実際は都合いい場面に出くわせるので楽しいし満足感はあっても、きっとこんなの誠実に程遠いし性格曲がった子だし罪悪感で自分が悪に堕ちてるような…；；さらに悪いのはそのために嘘を使ったり言い訳したりしてしまう事で直らない遅刻癖の度にも正直に寝坊と言えず、あまり責められないようなどうしようもなかった理由をでっち上げて、申し訳なさそうに謝ってる自分がいるんです正直非難の目を向けられたくないし怒られたくないがためにしてしまうけれどやっぱ自分はなんて最低な奴と毎度自分を責めて心もとない気持ちに… それにきっと勘づいているひともいるだろうしその人には信用のないような態度を取られている気が己が招いた当然の結果なのは分かっていながら…自分で首を絞めてばかり；-；だったらやめて正直に生きろて話だけど親にPCやめろ、夜更かしするな、と怒鳴り散らされる度にも「もう少しだけ」とか「必要な用事があるから無理」とか毎晩のようにごまかして、言い訳する癖がついてて後から自責の念にかられてもその場ではもうとっさにためらいなく口からすべってしかも、それでいて疑われることを逆に恐れて嘘ついてるのは自分のくせに「信じてよ、」みたいな心情で物事や人に向かってしまっています毎日親が「あんたは嘘つきだし当然信用してないから」等と浴びせてくるのも日常茶飯事で自分は信用のない疑われる人間だと認識しつつ自分という人間の欲深さや不純さ卑怯で背信な考え方からどうすれば全うに偽りなく受け入れて生きていけるのか知りたいです；
カウンセラー	嶽きよみ
しいさん、はじめまして。今回担当させていただきます、嶽きよみと申します。どうぞよろしくお願いいたします。しいさんは、とってもご自分のことを責めていらっしゃるようですね…。 > 思い通りにならない事がある度、気を悪くし都合よく話が進むように手を加えたり > 計算高く…操作しようと悪だくみが働き；；や > さらに悪いのはそのために嘘を使ったり言い訳したりしてしまう事でのように、自分をいつも監視しながら、厳しい目でご自分を見ていらっしゃるのですね。しいさんは、本当は人一倍正直で、誠実な方のようですね。はい、そうなんです。しいさんは、とっても曲がったことが嫌いな方のはずなんです。「そんなことない！」って思いますか？でも、もしも本当に、しいさんがメールに書いてくださったように、嘘つきでやましい考え方の人なのであれば、そんな自分を嫌ったり責めたりするはずがないからです。たぶん、そんな自分に気づくこともないでしょうし、変えようなんて思うはずもありません。 > ただ実際は都合いい場面に出くわせるので楽しいし満足感はあっても、きっとこんなの誠実に程遠いし性格曲がった子だし罪悪感で自分が悪に堕ちてるような…；；なんて、きっと思いつきもしないでしょう。本来、しいさんは正直で素直な人だからこそ、思わず自分がとってしまう行動や考え方が許せないような気持ちになってしまうんですね。だから、しいさんは、性格が悪いのではありませんよ。むしろ、本当はとってもいい性格の人のはずなんです。まず、そこをわかってもらいたいなぁと思います。その上で、本来の、正直で誠実なしいさんが、自分で自分を褒められるようになるには、どうしたらいいか？　というのを考えて行きましょうね。ところで、 > ただ実際は都合いい場面に出くわせるので楽しいし満足感はあっても、きっとこんなの誠実に程遠いし性格曲がった子だし罪悪感で自分が悪に堕ちてるような…；；ということは、つまり、しいさんは、自分の理想に近づくようにいろんな方法や策略（？）を練って、成功してこられたわけですよね？だとしたら、その能力を、もし　しいさんの夢や目標のために使うことが出来たらどうでしょうか？「絶対に自分が考える通りの未来を手に入れたい！」それを本当に手に入れられるのは、それを強く思うことが出来る人です。しいさんには、その才能がある、ということなのです。大きな夢を叶えたり、問題解決をするために、 > 席替えで理由つけて変えてもらったり同じ班になるように策略を練ったり… のような行動が、今後、いろんなアイデアを練ったり、これがダメならこれでどうだ、のような粘り強さとして使っていくことが出来るとしたらどうでしょう？もしかしたらそれは、自分を成功させるだけではなく、誰か他の人を助けたり、守ったりすることにも使える力にもなり得るかもしれません。つまり、しいさんは、今、自分のいいところを責めている、ということでもあるんですね。人の長所と短所というものは、たいてい同じ特徴の表と裏だったりしますね。しいさんは、しいさんの才能の裏側を見て、そこをとても嫌っている、ということなのではないかと思うのです。そして、しいさんは、もしかして、「負けず嫌い」だったりしますか？もしそうだとしたら、「負け」とは何かを少し考えてみてもいいかもしれません。 > なんだか運命に逆らってるような…そこで小細工しなければ、別の現実に出会ってたかもしれないのに、と思ったりも；そうですね。しいさんのおっしゃるように、別の選択をすると、別の現実がきっと待っていたかもしれません。でも、その選択は、ＹＥＳか　ＮＯ　か、のように二つしかないというわけではありませんし、どちらが正しいというものでもありません。自分の思い通りになることは、その時点では「勝ち」に見えるかもしれませんし、与えられた現実から逃げたという意味では「負け」だったりするかもしれません。つまり、実際は勝ちも負けもないんですよね。ただ、「負け」を知ることは、その人の強さに変わることが少なくありません。それは、あまり受け入れたくない現実を受け止めることは、すごく勇気がいることだからです。今は、しいさんが簡単に自分自身でその現実を変えられる（つまり席替えのような）ことばかりが起こっているかもしれませんが、そのうちに自分ではどうしようもないことに出会うかもしれません。その時は、その現実から何を学べるんだろう、という好奇心を持ってみることが、受け入れたくない現実を受け入れる時の手助けになるかもしれません。あと、 > さらに悪いのはそのために嘘を使ったり言い訳したりしてしまう事でということですが、もちろん > 正直非難の目を向けられたくないし怒られたくないがためにしてしまうけれどこれは、誰だって思っていることで、しいさんだけではいですよ。私だって出来れば非難の目は向けられたくないですし、怒られたくないです (>_<) でも、その思いを叶えるには、むしろ、言い訳をしないほうが、責められることが少ない場合も実は多かったりもするのではないでしょうか。怒られそうな時、正直になることはとっても勇気がいることですね。それは、小さな子供でも同じですね。何かいたずらなんかをして叱られそうな時に、正直に言うのはとっても勇気がいりますよね。だから、誰かのせいにしたり、別の言い訳を一生懸命探したりして…。でも、その後で結局自分がすごく居心地が悪かったり、後悔したりして、その時点で、他の人に怒られるよりももっともっと酷い形で自分を責めることになったりもします。つまり、しいさんも、こんな風に苦しい気持ちになっていらっしゃるということは、もう充分にこれまで嘘をついてしまった罰は自分に与えた、ということではないでしょうか？そしてそれは、誰か他の人に与えられたかもしれないものよりも、ずっと厳しい罰だったのではないでしょうか？だとしたら、まずは自分を許し、そして今度は、正直に言う勇気を持ってみよう、と思ってみることから始めてはどうかと思うのです。自分を責め続けていると、誰だってそれ以上にもう責められるのは嫌だ、と思ってしまいます。だから嘘もつきたくなるし、言い訳したくなって当然ではないでしょうか。まずは、これまで勇気を持てなかったしいさん自身を許してあげませんか？一人でするのが難しかったら、カウンセラーにも頼ってみてくださいね。ご相談ありがとうございました。嶽きよみ