転職したら成長出来るのか心配です。

相談者名
ちーちゃん
サービス業で社員として働いて3年目になります。だが、アルバイトの方と比べてもレベルは低いです。フォローもアルバイトの方にして頂くこともあります。そのことで上の方に指導を受けます。それで、「やってやる!」の気持ちを持てばいいのですが、私はしゅんとなります。「どうせ何をしても出来んし」の気持ちが強く、自分に自信がもてなくなりました。指導を受けて、すっかり気分が嫌になり、退職したいと報告して、現在は転職活動をしながら仕事をしています。転職して、一からやり直したいと思ってます。そんな矢先の転勤の話。転勤か転職は自分で決めますが、同じことを繰り返したくありません。周りの方に迷惑や負担をかけるのはたくさんです。ネガティブな考えをなくして、自分をかえるきっかけになればいいなと思ってます。少しでも、ポジティブになりたいのでお願いします。
カウンセラー
松尾たか
ちーちゃんさん、ご相談ありがとうございます。
今回ちーちゃんさんのご相談を担当させていただく松尾たかです。
どうぞよろしくお願いいたします。

サービス業で社員として3年間がんばってこられたのですね。

>アルバイトの方と比べてもレベルは低いです。フォローもアルバイトの方にして頂くこともあります。

ただ、ご自分でこう感じているのなら、苦しく辛いですよね。
そして、そのことで指導を受けるのは、頑張っているのにうまく結果が出せていなくて、情けない、恥ずかしいという気持ちを心の奥ではいっぱい感じておられるようです。

>「やってやる!」の気持ちを持てばいいのですが、私はしゅんとなります。
>「どうせ何をしても出来んし」の気持ちが強く、自分に自信がもてなくなりました。

しゅんとなってしまう自分っていい気分ではないですよね。自身がもてないのも辛いことです。本当は「やってやる!」と思いたいんですから。

私たちは過去の経験から今の物事(出来事)を見るクセがあります。やっても出来なかったという経験がキズとして残っていると、オートマティックに「私はどうせ出来ないし・・・」と思ってしまうことがあります。
たとえば、小さな頃に何かお手伝いをしたくて、お母さんのおそうじを手伝ったとします。でも、何かのはずみでお母さんが大事にしている花瓶や置物など何かを壊してしまった。そして、「何したの!」と怒られたと(感じたと)したら・・。
たまたま上手くいかずに失敗しただけなのですが、それを私たちは「私は何も出来ない。迷惑をかけてしまうんだ。」と子ども心に思い込んでしまうのです。(本当は誤解なんですけどね。)

そうすると、大人になっても失敗することがあると、昔に感じたその時の気持ちを思い出してしまい、今の出来事と過去のことを結び付けて、「どうせ何をしても出来ない私」と言う気持ちになります。
この自己イメージを持っていると、失敗から頑張ろうというよりは、「どうせ私は・・・」という諦めの気持ちが出てきてしまうことになるんですね。 やって失敗するより、傷つかないようにやらない方を選ぶのも、結果的には「何も出来ない私」を感じるわけです。
そして、何か失敗するたびにも、「何も出来ない私」を感じて、出来ない私の自己イメージを強化していくことになります。

ちーちゃんさんには、何か思い当たるキズや出来事があるでしょうか。

もしあったとしても、安心してくださいね。過去のキズや出来事が自己イメージを作るきっかけではあったかもしれませんが、間違って思い込んでしまったものなのでその自己イメージを書き換えていくことが出来ます。

失敗するたびに必要以上に自分を責めて攻撃してしまったのですが、失敗は悪いことではないし、失敗したからこそわかることがあるわけです。
失敗に対して、自分を責めることをやめよう、出来ていることを見つけてみようという意欲を持ち、チャレンジすることで心は少しづつ良い自己イメージへと向かっていきます。 気分も軽くなっていくと思います。

今日も仕事に行った、朝の挨拶をきちんとしたなど、どんな小さなことでもよいので見つけてみてくださいね。
当たり前に思っていることでも、それは出来ていることのひとつですから、しっかり褒めてましょう。

ちーちゃんさんは、今の職場で自分なりに出来ることをコツコツと頑張って積み重ねてこられた方だと思います。
先に書いたチャレンジに向き合い、コツコツとやってみることで、ちーちゃんさんが今出来ない、出来ていないと思っていることを減らしていけるはずです。
そして、ひとつでも減らしておくことが出来ると、転勤にせよ、転職にせよ、この先の仕事場での自信に繋がると思います。

ひとりでするのが心細ければ、初回無料もありますので、私たちカウンセラーを頼ってくださいね。

ちーちゃんさんが、自分を好きになり、気持ちよく仕事が出来る毎日になるよう、心から応援しています。

ご相談ありがとうございました。

松尾たか

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。