夫婦の絆とは?

相談者名
とまと
結婚14年の36歳とまとです。主人は37歳です。
主人が27歳の時、重度の男性不妊とわかり、それ以降年に一度あるかないかのセックスレス状態です。
最近は去年の1月の事です。
お互いにその気がないというのが現状です。
主人はどうかわかりませんが、私は主人以外とならしてもいい気持ちはありますが、
淡白なので、それほどセックスがいいものとは思いません。
ただ主人とはしたくはありません。
主人がしたがらないのは、たぶん男性不妊が原因なんだと思います。子供もいなくて、結婚して14年も経ち、家族同然となってしまいました。
また、自分でも主人を大切に思ってるかどうかすらわかりません。
居てもいいけど、居なくてもいい存在なのかもしれません。
でも、具合が悪い時等はそばにいてもらえると安心します。
これは、夫婦の愛と言えるんでしょうか?

つい先日、主人と離婚して結婚したいとまで思って半年付き合った人とお別れをし(主人にばれたというわけではありません)、主人とやり直したいと思っているのですが、一度、主人以外の人を好きになってしまったという気持ちからか、主人へまっすぐに向かえてないような気がします。もし、その事が原因で主人を受け入れられないのであれば、時間が経てば解決する気もしますが、主人とは元々、あまり会話もはずまず、一緒に居て楽しいというわけではないです。
無理やり楽しもうとするのも逆効果な気がしてしまいます。
主人はボキャブラリーが乏しく、何か話しても何て返ってくるか容易にわかってしまうのです。
こんな主人と子供もなく、この先やっていけるのか不安でしかたありません。

カウンセラー
木村祥典
とまとさん、はじめまして。木村と申します。
ご相談ありがとうございます。ご主人さんとの間でもう一度夫婦の絆や愛を感じたいのですね。

今それらを感じることが少なくなってしまったり、ほとんどなくなってしまっ
ているのかもしれませんが、それでももっともっと感じたいと望まれるのは、
とても素敵なことだと思います。

そんなとまとさんの望みが実現するようにお手伝いができればいいなと思いま
す。

結婚をして14年の間に、とまとさんはご主人さんのことを家族同然に感じるよ
うになったのですね。

家族同然に感じることは悪いことではないのですが、夫婦の絆や愛といったも
のとは少し違いますよね。

夫婦の絆や愛というのに決まった形はありませんが、現状は、とまとさんの望
まれるものとは違っているようです。

では、とまとさんが望んでいる夫婦の絆や愛というのはどのようなものなので
しょう?

そして、とまとさんにとっての家族(ご実家のご家族もしくは生まれ育ってき
た環境にいた方々)というのはどのような存在だったのでしょう?

ご相談内容に出てきた部分を抜粋すると、

・居てもいいけど居なくてもいい存在。
・具合が悪い時等にはそばにいてもらえると安心できる存在。
・一緒に居て楽しいとは感じられない存在。

とまとさんにとっての家族は、そのような存在であるようですね。

と同時に、とまとさんの潜在意識や無意識では、自分が家族にとってそのよう
な存在であると感じていたりもします。

とまとさんは、生まれ育った家族から自立して、14年前にご主人さんと新しい
“家族”を持ちました。

ご主人さんとは夫婦であると同時に、家族の一員でもあるんですよね。

とまとさんが生まれ育った家族に対して持っている感情や捉え方のパターンと
いうのが、今の自分の家族に反映されているのかもしれません。

ちょっとまわりくどい説明になったので、もう少しシンプルにしてみましょう
ね。

実家のご家族のことは好きですか?
実家のご家族の一人一人のことを、かけがえのない大切な人だと感じますか?

という質問の答えと、

ご主人さんのことは好きですか?
ご主人さんのことを、かけがえのない大切な人だと感じますか?

という質問の答えが、似ていたり同じであったりしませんか? ということで
す。

いかがですか?

もし、似ていたり同じだったりする時には、とまとさんが生まれ育ったご家族
との関係や、その関係の中で感じている感情に目を向けてみること、そして、
痛みの感情があるならばその感情を解放していくことをお勧めしたいと思いま
す。

とまとさんが生まれ育った家族のみんなに愛されているし、私もみんなを愛し
ているというのを十分感じられるようになることで、とまとさんのハートは高
感度に愛をキャッチできるハートになります。

そんなハートになることで、ご主人さんに対する気持ちというのもご自身でよ
り明確に認識できるようになるでしょう。

そうすると、「一緒にいて楽しくない」という問題から、「楽しくするために
はどうしたらいいんだろう?」という問題へと、問題の質が変化します。

楽しませてくれるのを待っているのではなく、自分の方から楽しみを与えてい
くように、心のモードがシフトするのです。

ご主人さんの至らないところを探す視線から、ご主人さんの魅力を探す視線へ
と、視点が変わります。

「とまとさんは(生まれ育った)家族にとってどんな人でありたいですか?」

そして、

「とまとさんは(新しく持った)家族にとってどんな人でありたいですか?」

まずは、自分にこの質問を投げかけてみるところから始めてみることをお勧め
したいと思います。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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