残りの人生で何をしますか?

2004年は災害の年でもありました。全国各地での大きな台風、頻繁に起こる
地震によって、沢山の方たちが被災され、辛い状況を迎えられていました。
この原稿を書いている時にも、南の島で大きな災害が起こってしまいました。
このような災害が私たちの身に降りかかった時、改めて「生きる」ことにつ
いて真剣に向き合わされます。
生命を守る為、体を休めるためにも安心出来る場所、空腹を満たす為に食べ
ること、そして睡眠。
それらの欲求が満たされてから初めて次の欲求が出てくるものなんだな・・
と今回、沢山のことを教訓として教えられたような気がします。
人間は唯一体験を通して笑ったり楽しんだり、泣いたり悲しんだりしながら
学びを通していろんなことを創造していく生き物です。
今の私たちは最低限の生活はクリアしているので、いかに楽しい人生を送る
か?にエネルギーを向けていると思います。
でもそれを望んでいるにも関わらず、仕事や人間関係などで辛い目にあって
しまったり、お金や収入などでも悩みを抱えて生きていくことが多いもので
す。
「今は辛いけど、この先頑張っていこ!」って悲しい現実よりも楽しいこと
を選びたい。でも、それでもやはり人間ですから、落ち込んだりして傷をい
っぱい作りながらも生きている。
ただ・・それが尾を引いててずーっと今の人生が楽しめていないとしたら・
・何かつまらないな、と感じていたなら・・ここでワクワクした感じを取り
戻していきましょう。
ここからが本題のエクササイズ。
ちょっとイメージして下さいね。
この世界が、あと1年で終わってしまう、もしくはあなたの命が1年しか残さ
れていない、と宣告されてしまったと思ってください。
いえ、宣告されてしまった、といってもこれは病気でとかではありません。
神様から「この世界で人間として生きるのは一年だけで終わらせてください
ね」と言われてしまうと思って下さい。
ただし、「一年後のその先はどうなっちゃうの??」とか「神様なんている
わけないじゃん・・」ていう突っ込みはやめて下さいね。
私の人生があと1年で終わってしまうとしたら、それまでにあなたは何を
やりたいと思いますか?
どんなことを体験して、この人生を終えたいと思いますか?
何でも結構ですので、紙に思いつくだけ書いてみましょう。
そこには、やりたいけど年齢やお金のことであきらめてしまっていたことか
もしれないし、以前やり残していてずっと心残りになっていたことかもしれ
ません。
次はそこに書かれるものについて、今度は自問してみてください。
「それを手にするにはどういった行動を起こしたらいいのか?」
ここ、ここが大事です。
やりたいな・・と思うだけで終わってしまうのは、この作業をすることが面
倒に感じるからなんですね。想いのままでとめてしまうことが多いから実現
しなかったことに気づきましょう。
あなたの人生のプロデューサーはあなた自身です。
次は実際にあと1年しかない、と思うつもりでどんな小さなことでもそこに
繋がることを明日からでも行動してみましょう。
そこからあなたの本来の人生が始まりますよ。
from 中野 知枝

この記事を書いたカウンセラー

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