田舎娘のバレンタイン~1歩間違えればストーカー~

先日のバレンタイン、あなたは誰かにチョコを渡しましたか。
大人になるほどに「社交辞令」的なイベントになってしまったのは私だけでしょうか。
「記念日に告白する」
素敵ですよね。
10代のころ・・・
ちょっとした「感情」の流れを知っていたら。
あの頃の自分へ、心理学を教えに行きたい。
そうしたら、暗黒の青春時代がもう少し楽しいものになったかもしれない。
ふと切なくなるこの季節。
時はさかのぼること、中学2年生。
畑のど真ん中にデーンとそびえたつ、古い校舎。
異性と話すだけで噂になるような、古き良き男女関係。
カラオケもゲーセンもファミレスもないところで、
バレンタインなんていう都会的なイベントは田舎の中学生にとっては文化祭を超える一大事。
この日だけ、少女マンガのような展開になれる!
(目指せ「天使なんかじゃない」!!)
なぜかそこにだけは許可が降りて、1か月前から浮き足立つ女子たち。
当時、同じテニス部の部長に恋をしていた、
おかっぱ頭の私。
理由は、
ボールを拾ってくれた時の「はにかんだ笑顔」が素敵だったから。
同じ部活とは言っても、男女の練習は別で、会話もしたことがない。
のに。
心に芽吹いた小さな種は勝手に芽をだし、
プレーがかっこいい、成績がいいらしい、優しそう、真面目そう、
噂を聞くたびに、妄想は勝手にすくすくと膨れ上がり育っていく。
2つ隣のコートでかっこよくサーブを決める先輩の姿を
ラケットを抱きしめながら、見つめる私の目はハート型。
怪しい。
怪しすぎる。
ときめく心と自信のない容姿を抱えて
「好きだけど、こんな私なんてきっと振り向いてもらえない。」
高鳴る胸とは裏腹に沈む自分。
じゃぁぁぁl、どうしたいの???
恋に、恋をしていた14歳。
そんな私がとった、さらに怪しい行動。
「バレンタインに告白する!」
やっちゃいけない3か条を
見事に制覇した、私の行動。
▼①家を調べ上げ、友達に頼んで彼を呼び出す。
  →ストーカー行為です。
▼②話したこともないのにいきなり「付き合ってください」と告白する。
  →まず、「あなた誰ですか?」 ドッキリかと思われます。
▼③「手作りのチョコクッキー」を手渡す。
  →見ず知らずの人が作ったお菓子、食べられますか。
  食品衛生法違反の可能性あり。
あーーーーー。
  恥ずかしい。
今だから書ける反省文、ここに記す、です。
(危険な図解)人との距離
【1】話したことがない状態
○ ――――――― ●
この距離、仮に10m
【2】いきなり●さんが猛ダッシュで○さんに近づく。
○ ― ● ←←←
強引に1mまで近づく。
【3】○さんビックリ。猛ダッシュで逃げる。
○ ←←←―――― ●
 びくりして逃げられる。
 また10mの間が空く。
 最初よりも警戒される。
このセオリーがわかった今なら、
 避けられた理由もわかります。
人との距離の理想の縮め方
 自分から最初の1歩。
 相手も1歩進んでくれたら、
 また自分から1歩。
(理想の図解)
【1】相手の進むスピードに合わせて歩み寄る。
○ →→??―←← ●
【2】だんだんと。
○ →??← ●
こんな距離の縮め方ができたら相手も驚かず、近づいてくれます。
当時の私には難しかったかな。
(それにしても痛かったな。)
大人になった今だからこそ、
客観的に見ることができる
相手の心の距離を縮めるスピード。
これを意識しただけで成功率も上がります。
焦らずに、相手を見ること。
ホワイトデーには、あなたに素敵な恋が訪れますように。
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