指示出しが苦手なリーダーが心がけるといいこと

リーダーポジションに任命されると「自分が仕事をこなす」以外にも、多方面への働きを求められることが増えますよね。

人に仕事を依頼したり、スケジュールなどの段取りをしたり、場をまとめたり方向性を決めたりと、「誰かの意向に沿う」だけではなく「自分の指示に従ってもらう」という場面も増えてきます。

カウンセリングでお話をお伺いしていると、この「自分の指示に従ってもらう」ことに強い苦手意識を感じている方が少なくありません。

役職が上がった途端、精神的に追い詰められてしまい仕事に行けなくなってしまったり、「そんな気苦労を背負うくらいならば、出世なんてしたくない。一生、平社員でいい。」そんな風に感じてしまいます、というお話も、実は少なくないのです。

私はそういうお話をしてくださる方ほど、周りに愛されるリーダーに向いている方なのだと感じていたりします。
このお悩みを抱えていらっしゃる方って、責任感が強く、人に対して親身になってあげられる優しい方に多いんですよね。

とはいえ「耐えて頑張る」という方法では、いずれ燃え尽きてしまいます。
こういった場合、どうアプローチしていけばいいでしょうか。
 

【あなたに頼られたい人がいる】

人にお願いが出来ない、指示が出せないというお悩みの裏には「罪悪感」が隠れています。
罪悪感とは「申し訳ないことをしている」という罪の意識のこと。

ようするに「自分の指示に従ってもらうこと」は「申し訳ないこと」だと感じているというわけですね。

確かに私たちは、人から無理やり「やらされる」ことをあまり好みませんね。
もしかすると人に指示を出せずに悩んでいるあなたにも、そんなご経験があるのかもしれません。
もちろん、配慮も必要だったりもします。

でもですね。
私たちはついつい、ひとつ、抜け落ちてしまう視点があるんです。
それは「あなたに頼りにされたい」という気持ちを持ってくれている人もいること、です。

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与えたい、周りの人を幸せにしてあげたいと願う人の中には、あなたに対してそう思っている人がいるということをついつい忘れてしまう方が多いです。
迷惑をかけてないかな、ムリしてないかなと心配ばかりをして「よし来た!オレに任せろ!」そう思ってくれている人の思いを見逃してしまいがちなんですよね。

実はこの気持ちを、あなたに対して感じている人がいるのだということを、リーダーポジションに任命されたときにはシッカリと受け取っていくことが大切なのです。
 

「頼るのが苦手」な心理の根っこには「自分がいることで迷惑をかけた」という罪悪感を感じるような出来事をご経験されていることも多いです。

たとえば私のケースであれば、幼いころから両親がお金の件で困っていたのを見て育ったため、自分に対してお金をかけてもらうことに強い罪悪感を感じていました。
自分に対して手間暇をかけてもらうことは申し訳ないと感じていました。
ですから、下っ端で人一倍頑張ることは得意だけれど、リーダーポジションになると…途端に怖くなって、失敗を繰り返しガッカリされる。そんなパターンを持っていたんです。
それだけ「人を頼る=迷惑をかける」と思い込んでいたようです。

でも、いまから振り返るとこうも思うのですよね。
親にとって私たち子どもは、励みになっていたのかもしれないなと。
子どもに頼りにされていると思えたから頑張れたことって、あるんじゃないかなって。
 

あなたも大切な人に頼られること、けっこう嬉しかったりしませんか?
勇気や力が沸いてきたご経験がありませんか?

大切な人にプレゼントを渡したら、想像以上に喜んでもらえて嬉しかった。
これはあなたにしか頼めないんだ、よろしく頼むよってお願いされたとき、胸が熱くなった。
相談事を持ちかけられた時、チカラになってあげたい!!と強く思った、そんな経験です。

リーダーというのは、そういう周りの人の喜びを提供してあげる役割でもあるのです^^
 

あなたは気づいていますか?

あなたに誉められたとき、疲れがすっ飛んでしまうぐらい嬉しく感じる人がいること。
あなたに頼りにされたとき、こういうの悪くないなぁとニヤニヤしている人がいること。
あなたと同じビジョンを見ていきたいと思っている人がいるということ。

まずはひとりからで、構いません。
良かったら見つけてみてくださいね。

そして、すこしづつ頼りにしてみてください。
 

頼むね、よろしくね、助かったよ、ありがとう!
感謝でつながるチームを作る才能が、あなたにはちゃんとありますよ!

応援しています!
参考になれば幸いです。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

服部 希美

恋愛、対人関係の改善、自分が本当に望んでいる人生へのシフトチェンジへのサポートを得意とする。 特に「さびしさを笑顔に変えるカウンセリング」をテーマに掲げ、30代女性の生き方、恋愛・婚活サポートを精力的に行っている。 高い共感力を活かした「共に考え、併走する」カウンセリングスタイルが好評。