●手放す事

 新年を迎えました。
今年も、私は一体何をしたいのだろう?何をしていくのだろう?
と、いつものように考えていました。
そんな中、今年初めて娘を保育所に送る車を運転している最中に、ふと気付いたのです。
「そうそう、私って、こんなふうに何事も、自分で決めなければ、決めねば、って強く思い込んで、決めよう決めようとし、そうする事で自分をふるい立たせてきたなー。でも、これも疲れた。もっと自然に任せて、楽に生きてみたいなー。」
「よし、今年は、恐いけど、幸せで豊かな方向に行くって事だけは
 決めるけど、だからと言って、どんなふうにしようというような具体的な事は、自分で決める事はせずに、来るものを拒まず受け取ってみよう。」と、ふっと思ったのでした。
ただし、良いモノばかりをね…、そして効率的で効果的な方法を手に入れる事というのを忘れずに願っておこうと思い、心がスッと楽になった感覚を感じ、考え込むのをやめました。
 すると、その数時間後に、ある友人から、私が以前から欲しいと思っていたモノを譲って下さるというお話を頂きました。
もう、ビックリです。
新年が開けて、いきなり、こんな嬉しい話が来るなんて、今年は、どんな1年になるんだろう?って感じ。
 後々考えてみると、どうやら、これは、今まで自分で蒔いて来た種が実り、収穫の時を迎えたのだという事がわかりました。
 
 実は、その友人には、昨年会った時に、せつせつと、今私が欲しいモノに関して、何時間も話し続けていたのです。
そして、私があるHPの相談事例で書いた中にあった、
「モノを片付けるのは、自分の心を整理整頓するのにとても良い。」という話しを読んで、片付けてみようと思ってくれたらしいという事がわかりました。
さらに、実際にそれを実施し始めてみると、自分の持っているモノ
の見直しになり、もしかすると必要になるかもしれないからと、今まで手放せずにいたモノが溢れている事に気づいたそうです。
しかも、好きな路線は、同じ類のモノが重なリ過ぎ、それが却って知らず知らずの内に、自分を困らせてるという大きな事にも気づかれたようです。
そこで、どうしよう?と思った時に、私の話しを思い出し、譲れるものがあるかもしれないと思い、私に連絡をして下さったそうです。
 私は、頂ける内容のモノが、結構高価で、さらに、持ったからといって宝の持ち腐れになりかねないモノだったので、ここ数年持たずに来たものの、それでも諦めきれないモノでした。
だから、お互いにとって、好都合のお話しになったようです。
 どうやら、私自身も、友人のモノを『手放す』という事に貢献できたようです。
良かった!!        
「手放す事」については、私自身はカウンセリングを始めたからこそ習得できた事でした。
当時、失恋をして彼への想いが立ち切れず、ひどく落ち込んでいました。
そんな時、私の先生から、「彼が戻ってきて欲しかったら、彼を手放す必要があるよ」と言われ、必死の思いで、カウンセリングを始めました。
そして、少し時間はかかりましたが、手放すという事を学べた結果、彼は戻って来ました。
不思議な事に、殆ど同時期に、そのまた前の彼まで、続けて戻ってきました。
それ以来、私は、「手放す事」が、とても良い事だと知り、ますます「手放す事」の魅力にはまり、その達人を目指すかのような人生を歩んできました。
人生をより良くしたいという一心です。
何故なら、本当にしたい事が山ほどあるから。
そして、そのためにも今年の私のカウンセリングも、「手放す事」を伝授していきたいと思っている所です。
このコラムを読んで下さっているみなさんも、「手放す事」の達人を目指されませんか?
きっと、人生が変化し始めますよ!!
深澤三津子

この記事を書いたカウンセラー

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