◇仲間

気が付いてみれば、私が心理学を始めて随分と時が経ちました。
そして自分が心理学を学び始めた時のこと、そしてたくさんの仲間との出会いを
思い出しました。
カウンセリングサービスの源河と初めて出会った時のことは、今でもはっきり覚えて
います。
私の方が少し先に心理学を学んでいて、しばらくたったある時の心理学の
講座のクラスで、2人組みのペアに別れて話し合いをすることがあったんです。
その時の相手が、初めて講座に参加した源河だったんです。
確か、初めて参加した源河が私に、色んな質問をしてたことを覚えています。
原と初めて会ったのは、月一度行われているセミナーに原が参加してきた時でした。
セミナーが終わって、皆でご飯を食べている店で初めて会いました。
年齢の割に若く見える原を見て、「なんだか、かわいらしい雰囲気の人だな〜」
(失礼♪)と思ったことを覚えています。
その他の仲間達との出会いもよく覚えています。
まさかその源河や原や他の仲間と一緒に、カウンセラーとして活動することになろうとは
思ってもみませんでした。
そして、夫に初めて出会った時のこともよく覚えています。
パートナーに出会った時、ビビッとだとか、ピンと来た!なんてことをよく聞きますが、
私達の場合は全然でした(笑)
第一印象は「メガネをかけた無口そうな人」でした・・・。(それだけ?!)
実際話してみると、よくしゃべる人だったんですが。
今こうして色んなことを思い起こしてみると、それぞれの仲間との様々な出来事が
甦ってきます。
よく面談や電話カウンセリングで「こういう人の話を聞くお仕事って、
自分がしんどくなったりしませんか?」って聞かれることがあります。
確かに、ものすごくしんどい状況の方の話を聞いているうちに、そのしんどさが
ひしひしと伝わってきて、こちらまでしんどくなってしまいそうな時もあります。
そういう時、確かに一人きりでカウンセリングという仕事をしていたとしたら、
自分がつぶれてしまいそうになる事もあるだろうなって思います。
実際、一人でカウンセラーという仕事を開業して続けていくことはしんどい、
と聞きます。
カウンセラーも人間ですから、自分自身をケアする必要があるんです。
その点、仲間と活動を続けられる私はとっても幸せだなぁって感じます。
少々凹んでも仲間と話をすることで、私自身が癒されたり、元気づけてもらうことが
できるんですね。いつも一杯エネルギーをもらっています。
仲間がいるからこそ、こうして元気に仕事を続けることが出来ているんだなって、
改めて思いました。
私は昔、忙しさにかまけて仲間をおろそかにしてしまうことがありました。
例えば、手紙をもらっても返事がものすごく遅くなってしまったり、
出そう出そうと思いつつ忘れてしまったり、出したつもりが出し忘れていたりと、
随分ひどい状態でした。
仲間の有難さをひしひしと感じる最近は、家族や仕事と同様、仲間を大切にするよう
常に心がけるようになりました。
そして自分が仲間を大切にする気持ちが高まる程、仲間からの応援や愛情をたくさん
感じられるようになって、また仲間への想いが高まります。
本当はずっと前から、仲間からの大きな愛情はいつも目の前にあったんですね。
それをこれ程身に染みて感じられるようになったのは、私自身が仲間に対する感謝を
ひしひしと感じるようになったり、心を開いて「ありがとう」と受け取れるように
なったからなんですね。
この気持ち、大切にしていきたいと思います。
もし皆さんがなんとなく一人ぼっちに感じる時、それはもしかしたらあなたが
仲間からの想いを受け取れていない時なのかもしれません。
心を開いて感じてみると、じわじわと誰かからの愛情が伝わってくるのかもしれません。
by 根本理加

この記事を書いたカウンセラー

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