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Lecture.592

心の赴くまま〜自己表現の心理学〜

講師:安東秀海

ブログやフェイスブックにツイッター。近頃では個人でも世界に向けて情報を発信できるメディアが発達しています。
かつては著名な作家や芸術家達にしか開かれていなかった自己表現の場が、今では私たちひとりひとりに用意されているのです。そんな、誰もが表現者になる楽しみや喜びを享受できる世界というのは反面、誰もが誹謗や中傷、手痛い批判に晒されるリスクがある時代ともいえます。「こんなことを言ったらどう思われるだろう」批判や中傷への怖れは、時として私たちから自己表現の意欲を奪い、つながりや人間関係を築くことのへ障壁になることさえあります。「自分を表現する勇気」をテーマに、私たちにとって切実な、自己表現と対人間の問題についてお話をしていきます。

Keywords
自己表現、対人関係、自分がない、勇気、怖れを克服する

◎リクエストを頂きました◎
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わたしは、仕事以外の時間は文や絵を創作しています。絵の方は専門で勉強してきて今年こそ発表すると思っても公募展がやっとです。
ブログやツイッターもどうしてもやれません。やっても続きません。創作以外に関心がないので、学校を卒業してからは年々人間関係が希薄になっています。
活動をして友達をつくりたいです。一歩踏み出し、さらに続ける勇気を持てるアドバイスをお願いいたします。
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「これをクリックしたら最後、もう後には退けないぞ」。そんな切羽詰まった気持ちでブログの更新ボタンをクリックしたのは、私がプロのカウンセラーとして初めての記事を投稿したときでした。 自分の書いた記事が、ボタンひとつで世界へと繋がるネットの海にリリースされるのかと思うと、得体のしれない不安感に
襲われたことを覚えています。

インターネットメディアが普及する以前、私たちにとって自分の考えや意見などを表現できる相手というのは目の届く範囲の"見知った間柄"の人たちがほとんどでした。ところがいまや、私たちの繋がる相手は不特定多数の見知らぬ人たちで、ブログやフェイスブックの登場は、そんな見知らぬ人達との?がりを急速に拡大させ、さらに気軽で簡単に自分を表現する環境をもたらしてくれました。

しかし、そんな環境の変化に、私たちのメンタリティは追いついているのでしょうか?

◆自己表現が怖い
人前で自分の意見を話すのが苦手という方も多いと思いますが、私たちにとって他人からどんな風に見られ、どのように評価されているのかというのは、とっても大きな関心事であり困り事でもあります。

「こんなことを言ったら(書いたら)どう思われるだろう」「変に思われないだろうか」といった、評価されることへの不安は時として私たちから自己表現の意欲を奪い、対人関係を育む上で大きな障壁になることさえあります。

誰もが自己表現の場として利用できるブログやSNSですが、顔も知らない誰かに向けて自分を表現するというのは、
かつては作家やアーティストなどにしか用意されていなかった環境。才能と訓練、重ねた経験の上に成り立っていたステージとも言えます。

そう考えると、そんな特別なステージに訓練も受けず経験もない私たちが登るわけですから、不安や抵抗感を抱いたとしても、なんら不思議はありません。むしろ、自信を持って自己表現ができる人の方が少ないのかもしれません。

◆伝えたいことは何ですか?
自分の意見や考えを表現をするということは、本来そこに「伝えたいこと」があるもの。

おいしいものを食べたらそれを誰かに教えたい、役立つ情報はみんなにシェアして広めたい。口コミやブログのきっかけになるのはそんな素直な気持ちでしょうし、言葉にならない内面の声は、絵画や音楽などに形を変えて、直接観る者聴く者に想いを届けます。

ところが、時に私達は他者からの評価を気にするあまり、自分自身の素直な意見や考え方を表現するのではなく相手の好みに合った「聞きたいこと」「知りたいこと」「感じたいこと」を話そう、書こうとする場合があります。相手の考えを慮って相手の望むように振舞えば、少なくとも批判される心配は少なくなりますから。

けれど、そんな配慮型コミュニケーションは相手が一人もしくは少数であれば有効なのですが、大勢の前で話をしたり、ブログなどで不特定多数に向けて表現をするという場合には有効とはいえません。なぜなら、見えない相手をひとりひとり想定することなんて到底無理で、こちらに合わせれば、そちらには合わず、そっちに従えばこっちは従わずと、すぐにストーリーは破綻して、何も言えなくなってしまうか、何を伝えたいのか不明瞭で漠然とした表現になってしまうでしょう。

これはインターネットの中に限った話ではありません。初めて出会う相手、親しくない間柄の人と話をするとき、何となく抵抗感を感じたり、緊張して話がしづらいという経験は誰にでもあるものですが、見知らぬ相手とコミュニケーションをとるということは私たちにとって少なからずストレスで、そんな心的負担の背景にあるのは「どう思われてるの?」という不安と批判されることへの警戒なのかもしれません。

◆心の赴くまま
できることなら、誰からも受け容れられたいし理解されたいし、認められたい。

評価が気になると私たちは、つい聞き手や読み手のことを考え過ぎて、自分が本来何を伝えたかったのか、ということを忘れてしまうことがあります。まずは自分自身に軸足を置き、何を伝えたいのか明らかにすることが大切。

ルーズベルト元アメリカ大統領のファーストレディであり、女性活動家としても尊敬を集めるエレノア・ルーズベルトは
自己表現に関してこんな言葉を残しています。

"あなたの心が正しいと思うことをしなさい。
正しいと思うことをしても、そうでないことをしても、あなたはどちらにしろ批判されるのだから。"

何かを伝え表現するということは自分を評価の対象として"品評会"のステージに上げるように感じられるもの。当然怖いし、不安にもなりますが、それも無理のないことと理解したうえで、経験を積みながら慣れてゆけば良いのです。

また、自分を表現する勇気が持てないという時、私たちは相手の聞きたい話、読みたいストーリー、見たい作品を用意しなければならないと考えるあまり、それが見つからないことに不安を覚えているのかもしれません。

いま、あなたの心が表現したいと感じていることはどんなことでしょう。それを表現した時、あなたを批判的に受け止める人がいるとしたらそれは誰でしょう。
その人はなぜ批判するのでしょう。

また、同じくあなたがそれを表現した時に賛同してくれるのは誰でしょう?その人はなぜ賛同するのでしょう。

時に私達は、自分を批判し中傷する声に囚われて耳を塞ぐあまり、寄せられる賛同や声援に気づかない場合があります。

まずはあなたに賛同し、声援を送ってくれるであろう"誰か"に向けて、心の赴くまま伝えたいことを表現してみましょう。賛同者はやがてあなたのサポーターとなり、批判や中傷からあなたを守ってくれる心強い味方になってくれるはずです。

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