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Lecture.579

怒りの奥にある感情に向き合ってみよう

講師:長尾純子
あまりにも怒りが大きいとき、私たちは感情をコントロールできなくなってしまいます。
そしてその怒りを誰かにぶつけて傷つけることで自分も傷ついてしまうことはよくあることです。
実は「怒り」というのは最終的な感情ではなく、その奥にある感情を感じないための
蓋になっているんですね。その奥にある感情を感じることで、誰かにぶつけることなく
怒りという感情とうまく付き合っていくことが可能になります。
また、怒りを感じている自分を責めるのではなく認めてコミュニケーションすることも大きな助けになるでしょう。
Keywords
怒り、悲しみ、ニーズ、防衛、怒りを認める

◎リクエストを頂きました◎
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私は、怒っているときに涙が出てきてしまいます。冷静に伝えたほうがよいし、
ちょっとずるい?ような気もするので泣かないほうがよいとは思っているのですが、話しているうちに涙が出てしまうんです。
先日、お店ですごくいやな態度をとられてしまったので、そのことを伝えようと電話で苦情を訴えたときにも泣いてしまいました。
なぜ怒っているのに泣いてしまうんでしょう。どうすれば泣かずに伝えられるでしょうか。教えてください。

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リクエストをいただきありがとうございます。
担当させていただくのは長尾純子です。よろしくお願いします!

今回、お話を聞かせて頂いて、とっても素直な方なんだな〜と思いました^^

え?怒って泣いているのに素直??と思われるかもしれませんが、
実は泣いてしまうにも理由があるんです。

また怒りという感情は、私たちが生きている限り切っても切り離せない感情ですが、
コツを覚えればこの感情とうまく付き合っていくこともできます。

その辺りも合わせてお話させていただきますね。

@ どんな時に「怒り」が出てくるの?

私たちは何もなければ、突然腹が立つ!ということはありませんよね。
怒る時には必ず理由があります。そして、怒りの奥にまた別の感情があります。

今回、お店でいやな思いをされた時、どんな風に感じたでしょうか??

おそらく、「わかってくれてない!」と思い、怒りが出てきたのではないでしょうか?

私たちは「わかってほしい!」というニーズが満たされなかったとき、怒りを感じることが多いんですね。

また、恋人や夫婦での間では「愛してくれてない!」というのも出てきます。
恋人との喧嘩の原因で多くありがちな「メールや電話をくれない・・」というのも、「もっと愛してほしい!」というニーズです。

仕事で言えば、とても忙しくてテンパッている時にイライラしたりしますが、
「助けてほしい」という気持ちに誰も気づいてくれない時にも、私たちはとても怒りを感じますね。

怒りが出てきた時は、この3つ(わかってほしい、助けてほしい、愛してほしい)のうち、どんなニーズが隠れているのか考えてみましょう。

A 怒りの奥に隠れている感情

「怒り」は、感情の蓋と言われ、心理学ではこれを防衛といいます。
怒っている感情が自分の本当の感情だと思ってしまうのですが、実は本当の感情を感じないための蓋(防衛)になっているんですね。

「わかってくれない」「助けてくれない」「愛してくれない」

というのは一つのニーズですが、感情レベルではどんなことを感じているのかというと
そこには「深い悲しみ」や「寂しさ」「孤独感」があるんです。

わかってくれなくて悲しかった・・
誰も助けてくれなくて悲しかった・・
愛してもらえなくて悲しかった・・・

というように。

今回、お店で泣いてしまった時、わかってもらえなかったことが実はとても悲しかったのではないでしょうか?
私が今回、素直な方だな〜と感じたのは、この悲しみに素直に感じていらっしゃったからです^^

多くの人はここで感情に蓋をしてしまい、悲しみを感じることなく怒りだけを感じて相手を責めてしまうのですが、
感情を抑圧するよりは良かったとのではないかなと思います。
大切なのは、出し方ですね^^

「怒り」も喜怒哀楽の一つです。
人間は感情の生き物ですから、怒りを我慢することは良いこととは言えません。
怒りを抑圧した分だけ、同時に喜びや良い感情も感じられなくなってしまうんです。

たとえばうつ病というのは、この「喜び」が感じられない状態なのですが、そうなってしまった原因の多くは「怒り」を抑圧してきたことが影響します。
うつ病の方は、実は多くの怒り、そして悲しみを持っていらっしゃる方とも言えるんです。

B 感じることと伝えること(コミュニケーション)

一つ気になったことは、ご家族や身近な人に対してはどうなのかな?ということです。

お店の人というのはそれほど近い関係でもないですが、そういう人に対して訴えてしまうというのは、
普段から色んな人に対してこのような態度を取ってしまうか、又は普段とても怒りを抑圧していて身近な人に言えない分、
利害関係のない人に対して爆発してしまうのかもしれません。

つまり、これでバランスをとっているんですね。

もし、普段抑圧していて利害関係のない人にだけ出てしまう場合、普段から身近な人にも少しずつニーズを表現することが大切ですね。

相手を責めるように泣きながら訴えると、相手も聞く耳を持たなくなりますが、
大切なのは「○○してほしかった」という、ニーズの部分を表現することです。

とは言っても、怒っている時にそんなに冷静にはなれませんよね(笑)
そんな時は、まず怒っている自分をそのまま認めてあげましょう。

私たちは怒りを感じると、相手を責めると同時に自分のことも責めているんですね。
こんなに怒っている自分はダメな人間だ!というように。でも、

「そっか、こんなに怒っていたんだ・・」とか、「わかってもらえなくて悲しいよね。」

というように、まずはそのままの自分を否定せずに肯定してあげて下さい。
そうすると、少し怒りが落ち着いてきます。

わかってくれない!と思う時、実は自分自身も自分のことをわかってあげていないのかもしれません。
まずは自分がその「怒り」とその奥にある「悲しかった」という気持ちに寄り添ってあげることで、
すぐに怒りをぶつけずに、ニーズをうまく伝えるコミュニケーションができるようになると思います。

(完)

関連する講座へのリンク集

8.怒りの心理学 〜怒っているのには実は訳があるんです〜
30.お話をすることの大事さ
167.感情のコントロール〜自分の感情に責任を持つ〜
268.怒りの感情とのつきあい方
522.「怒り」をぶつける人の心理

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