自己価値の心理学(1)~問題は自己価値を低く認識しているところから起こる~

「あらゆる問題の原因は自己価値の低さにある」と言っても過言ではないほど、私たちの問題は自己価値に関係があります。

自己価値を低く認識してしまっている時、起こりやすい心理は「自信のなさ」です。
自分に価値が感じられなければ、それを表現していくことにも躊躇しますし、積極性も出ませんよね。

「自分なんてダメだ」と思いながら人と接していくわけですから、どうしても自信が持ちにくくなります。
この自信のなさが恋愛、夫婦問題、仕事での人間関係などに関わってくる場合が多いのです。

多くの問題の原因は自己価値を低く認識しているところにあります。

例1)恋愛がうまくいかない、という悩み。

自分が好感を持てないタイプからは好意を持たれるのに、自分が好きな人からは恋人として興味を持ってもらえない。だからなかなか恋人ができない。どうして何だろう?

例2)夫婦関係のコミュニケーションがうまくいかない、という悩み。

夫が自分の話を聴いてくれない。仕事の話やママ友の話を相談しても、ろくに話を聴いてないのに「お前が具体的に動いてないからだ」と話を終わらせてしまう。それどころか「俺の話を聴く気がない」という始末。

こんな悩みを持っている時、その原因が自分の自己価値を低く認識しているからだとしたらどうでしょう。

自己価値を低く認識してしまっている時、起こりやすい心理は「自信のなさ」です。
自分に価値が感じられなければ、それを表現していくことにも躊躇しますし、積極性も出ませんよね。

「自分なんてダメだ」と思いながら人と接していくわけですから、どうしても自信が持ちにくくなります。

例1のような恋愛においては、自信がないままだと、相手にとって魅力的には感じてもらえません。
では、自分に魅力がないかといえば、実際には魅力的なので、好意を持ってくれる人も現れるわけです。
しかし、自分が好意を持つ相手には「嫌われたくない」という思いが先行するために、自己価値の低さが心を圧迫してきます。

「こんなにダメな自分なのに嫌われたらどうしよう」というプレッシャーが、ますます自信をなくしていくのです。

ところが、自分が好意を持っていない人に対しては、必要以上に「嫌われたくない」とは感じませんから、自分を隠す必要がないため、素の自分で入られやすい。つまり魅力も表に出やすくなってくるために好意を持たれやすいのですね。

時には、自分の自己価値の低さや自己攻撃の心理が、相手のそれと共鳴して、自信がないタイプを引き寄せてしまう、ということもあります。

例2のような夫婦問題はどうでしょう。
夫が話を聴いてくれないのは事実ですが、そこには「あきらめ」がある場合が多いのです。

もちろん、あきらめざるを得ないような理由の蓄積がそこにはあるのですが(夫に何度アプローチしても聴いてもらえない等)、自己価値の低さが「どうせ聴いてくれないだろう」と最初から思い込みを起こしている場合も結構あります。

誰に相談しても夫に問題があると言われる。しかし、何か心のモヤモヤが晴れない。
そうした場合にカウンセリングを使われるわけですが、夫の態度が嫌だ、とか、もっとちゃんと聴いてほしい、という意思をほとんど伝えてないまま、夫の態度に怒り続けている場合も多いのですね。

これは無意識にやってしまっている場合もあります。
「どうせ聴いてくれない」「どうせ私は受け入れてもらえない」という自己イメージ。

これを作り出しているのは自己価値の低さなのです。

こうした自己価値を低く認識してしまう心はどうして出来上がってしまったのでしょう。
また、自己価値を取り戻すにはどうしたらいいのでしょう。

今回の4回シリーズでは自己価値について学び、具体的な回復方法を学ぶことで、問題解決や幸せになっていくアプローチをご紹介していきます。

自己価値、つまり、魅力や才能や長所は、誰もが必ず持っています。
ところが、こうした自分の価値をないものと思い込んだり、低いものと思い込んでいるのは自分なんですね。

自己価値とはアップしたり、新たに身につけるものではなく、もともと自分の中にある価値を思い出すだけでいいものなのです。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

池尾 昌紀

名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。