やりたいと思うことをやらない、やれない

やってみたいことがあるのに、なかなか一歩を踏み出せない、勇気がでない。そんな自分にもどかしさや苛立ちを感じていらっしゃるようですね。　踏み出したいのに踏み出せない苦しい気持ちが伝わってきます。

Kさんが書いてくださっているように、知らない世界へ踏み出すことは、誰でも怖さを感じます。　それがどんな世界なのかを知らないからでもありますが、もし失敗したらとか、　うまくいかなかったらどうしよう、とかいろんな気持ちが出てきてしまうこともあります。
やりたい気持ちが強ければ強いほど、その怖れは大きくなるのかもしれません。
そして、頭でばかり考え、自分でネガティブなシナリオを書いてしまい動けなくなってしまいます。　それは、やらない（やらなくてすむ）理由や言い訳を考えている（作り出している）ことでもあります。

Kさんのやりたいことは何ですか？
ずっとやってみたいと思いながら今まで諦めてきたのはなぜでしょうか？
やらないメリットは何ですか？

Kさんは、人からバカにされたり否定されることを怖れていらっしゃるのですが、何か新しいことを始めた時に、誰よりも自分で自分をそのように扱っているのかもしれません。
仮にKさんが「こんなことくらい出来ないなんて、知らないなんてバカじゃないの。なのにやりたいって生意気！」というような感じで自分にひどい言葉を投げつけていたとしたら、それは他の人からもそう思われていると感じてしまいます。　（これを心理学では投影といいます。）

でも、もし自分に対して「最初は仕方がないわよね。　初めてのことだし。でも頑張ってるよね。」というようにそのままの自分を受け止めたり、励ましたりする言葉をかけ、自分にOKを出していると、他の人も応援してくれていると感じやすくなります。そして、自分に自信を持ってやっていくことが容易になります。

Kさんは今、踏み出せない理由を考えては動けずにいる自分を超えていくための勇気が欲しい！と切に願っていらっしゃいます。　この場所から抜け出して、新しい世界へいく、新しい自分に変わる時が来たのだと思います。

何か一歩を踏み出すとき、「やってみたい」から「やります」へ変わること、それが大切なポイントです。

たとえば、見たい映画があるとします。　「あの映画見てみたいなあ」と思っているうちは、いつまでたってもその映画を見ることはできません。でも、「あの映画を見る」と決めると、どこでやってるのかな、何時からかな、と見に行くためにいろいろと調べ、その場所へ行き映画を見ることができます。

「～してみたい」という言葉の中には、どこかに「どうせ私には無理だから」という気持ち（意識）が含まれてしまっているんです。　そして、「～します」には、そうすると決めたという意志を含んでいます。（いわゆるコミットメントですね）

なかなか行動に移せない時、まず言葉だけでも変えてみることにチャレンジしてみてくださいね。
やらない、やれない自分も認めながら、少しずつ少しずつトライしていくことで、きっと何か変化がでてくると思います。

Kさんが、やりたいと思うことを始められるよう応援しています。