彼との将来

ご相談文から、しらたまさんが不安でいっぱいになっている様子が伝わってきました。
この不安は、彼とおつきあいする前からずっとしらたまさんの中に存在したもののようですね。
不安というのは、「まだ現実には起きていないこと」に対する想像がふくれあがっている状態で、過去の痛みが引き起こしていることが多いです。

「また同じような事をされるんじゃないかと急に不安になって涙が止まらなくなったり…」
「そうゆう性格だからこの先一緒にいられるか不安ですし…」
「友達も彼も離れていきそうで生きているのが怖いです」

これらの文章から感じることは、しらたまさんの意識が不安にフォーカスしてしまい、不安が不安を呼び、必要以上に怖れが強くなってしまっていることです。
この状態では、何を見ても不安になってしまうのも仕方ないことかもしれません。

カウンセリングやセラピーでは、その不安の元となっている過去の痛みや、未完了の感情を扱うことで、過去は過去のものとして、今この瞬間を生きることができるようなアプローチを行っていきます。

今、しらたまさんに最も必要なのは、安心感やつながりを実感することだと思います。
安心感やつながりを実感するために、私はふだん、両方の面から提案をしています。

一つは、誰かに受け止めてもらう体験をすること。
私たちは小さい頃、「両親に完璧には愛してもらえなかった」と感じ、その満たされなかった思いを、身近な人（例えばパートナーなど）に求めてしまうことがあります。
でも、無意識で本当に求めているのは、子供の頃の両親からの愛情ですから、パートナーがいくら愛情を示してくれても満たされず、もっともっと！という飢餓状態になってしまいます。

この場合、パートナーや今の親にその感情をぶつけても、思ったような反応が得られずますます傷ついてしまうということも起きます。ですから、安全な場所で、誰かにしっかりと、今の感情をまるごと受け止めてもらう体験をすることが有効なことも多いのです。
よろしければ、電話カウンセリングのご利用もご検討ください。また、グループセラピーは、人間関係での傷を癒すのにとても効果的です。

もう一つは、自己承認といって、自分で自分を認めていくことです。
まず、ここにご相談くださったことは、しらたまさんが前に進みたいと思っているからこそですよね。そうやって、なんとかしたいと行動している自分を認めてあげましょう。

自分が嫌で嫌でしかたなくなると書いてくださいました。
でも、しらたまさんがこんなに悩んでいるのは、彼のことが好きだからではないでしょうか？彼ともっと仲良くしたくて、もっと幸せを感じたくて、しらたまさんにできることは今一生懸命やっていると思います。
そんな自分を、嫌わずに承認してあげましょう。
私、がんばってるな…と。

また、彼の行動や女性の行動は気になってしまうものだと思いますが、私は今一度、しらたまさん自身の彼への想いにフォーカスすることをお勧めします。

しらたまさんは、彼のどんなところが好きなのでしょう？

彼と、どんな関係を築いていきたいですか？

彼との将来の、「不安」にフォーカスするのも、「希望」にフォーカスするのも、しらたまさん次第です。でも、どちらにフォーカスするかで、しらたまさんが手にする将来は変わってくるように感じませんか？

一人では難しいなと感じたら、私たちカウンセラーを頼ってくださいね。
応援しています！
ご相談ありがとうございました。

かねがえゆうき