私の人生

相談者名
みどり
はじめまして。26歳です。

20歳からアルバイトを転々としています。
学生時代は必死に勉強についていき、部活にも打ち込みました。
特に人間関係で困った記憶はなく(多少いじめられた時期もありましたが)。

ただ26年間いつも周りの人にあわせていい人をしてきました。

周りの人が楽しそうにしているのを見れたらそれで幸せだとおもってました。

でも疲れました。

最近2年間必死で過労死寸前まで働いた職場をやめました。

そうしたら今まで走り続けてきたのがいきなりブチっときれたような感覚で
無気力、何もする気がおきません。
あと今までこんなに怒ったことないくらい、突然ものすごい怒りの感情がでてきたり、感情がめちゃめちゃになりました。

自分おかしくなったのかと・・

このままじゃ嫌です。
でも何かきっかけがあったり、誰かがどうにかしてくれないかなと待っていたり。
自分の人生なのにじぶんで決められない。
その方が楽だからです。
母親とのことも色々あり、でも話をきいてくれるのは母親しかいない。
母親のせいにしてる。
誰を信じて何を信じて生きていったらいいんだろう。
そもそも自分が何をしたいとか、どうしたいとかがないです・・
これじゃあ進めないですよね。
いつまでも無職で実家にもいたくないです
まとまりのない文でごめんなさい。
よろしくお願いいたします。

カウンセラー
大谷常緑
みどりさん、こんにちは。
初めまして。ご相談を担当させていただく大谷です。
よろしくお願いします。

さて、ご相談を拝見して、みどりさんは今までとても我慢強く、随分と頑張って
こられたんだんだなぁと思いました。
おそらくは随分小さな頃から、お母さんに認めて欲しくて、お母さんの笑顔が見
たくて頑張って来られたのではないでしょうか。
その為、自分の意志を持つことよりお母さんに従うことを決意し、我慢して生き
てこられたのではないかと思います。

そして今、ようやく本来のご自分を取り戻すプロセスに入られたのではないかと
思います。

人間が(意識的であれ、辛い環境から逃れるためであれ)変化しようとするとき
には、それまでの自分抑圧していた感情(感じないように封印していた感情)が
迸り出てくるものです。
それは、それらの感情を貯める容器が一杯になり溢れ出したり、抑圧していた蓋
が開いて溢れ出したりするが如くです。

だからみどりさんの中に溜まっていた怒りが出たり、今までの走り続けて来られ
た気持ちが、まるで電車のポイントを切り替えるようにプチッと切れてしまう感
覚になるのですね。

でも心配は要りません。
みどりさんが自分の人生をご自分の手に取り戻す正常な第1歩です。
この状況は初めて経験するものですからとても怖くなってしまったり、そういう
自分を責めてしまって苦しくなったりしますが、「いい」「悪い」の判断をせず
にそのままのご自分を受け容れられることです。「いい」「悪い」の判断は、私
たちの心の歩みを止め、そこで立ち止まらせたり、後退させたりします。
私たちが感じることや行動することには、たとえどんな感情や行動であってもそ
うなる訳があります。みどりさんが今まで何かを感じてそうしてきたのにも、そ
して今何かを感じてそのような行動をとるにも訳があるのです。
どうか、これ以上自分虐めをせずに、過去のみどりさんを、そして今のみどりさ
んを全面肯定するように心がけてみてください。
いくらか気分が落ち着いたり、楽になって頂けることと思います。

さて、これからのみどりさんについて少しお話をします。
「このままじゃ嫌だ」と思っておられるとの事ですので、決意は出来ているかと
思いますが、先ずは「自分は幸せになる」と決意してください。加えてその為に
「自分は変わる」と決意してください。
私たちが幸せを目指して動き出すと、必ず心の中でそれを引き留めようとする囁
きや抵抗が起こり始めます。それはとても巧妙で、場合によっては人の口を借り
てそのようなことを感じさせたり、また、そのように感じるような状況を作り出
したりします。
例えば「そんな事やったって無駄」などという心の囁きが聞こえたり、「そんな
の意味がないんじゃないの」と誰かに言われて反応したり「私はこうしなければ
ならない」とか「絶対にこんなことしたくない」という観念やご自身のルールへ
の固執という形で現れたりします。
このときに先にお話しした「決意」が必要になってきます。
私たちの心は揺れて当たり前なのです。
ですが、決意をして、その揺れた時に改めて自分が変化することを「選択」する
のです。

そうして自身の感じ方や認識、心の癖が変化していくと、みどりさん自身が感じ
ることをはじめとして周囲の人や状況が実際に今までとは違ってきたり、みどり
さんの感じ方がかわってきたりします。
みどりさんの行動(コミュニケーションの取り方、行動、醸し出す雰囲気など)
が変化し、外部への「自己表現」が変化することにより起こるのです。

以上お話ししたように、先ずは決意をしてください。
そして、焦らずに自分が決意した方向に次の一歩を踏み出して頂きたいのです。

みどりさんの心の中にはまだまだ怒りがたまっており、これは吐き出す必要があ
ります。
また、お一人で進まれるのはなかなか難しいのではないかと思います。
心の仕組みを理解したり、みどりさんの状況に合った進み方をするためにも、ぜ
ひ電話カウンセリングを利用されることをお薦めします。

回答がお役に立てれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。