不倫相手のため離婚を考えています。

相談者名
さくら
タイトルの件について、しかし、どちらかに決められずに迷っています。また罪悪感で毎日が苦しいのですが、海外在住で相談相手や避難場所がありません。

私は我が強くプライドが高いです。だから夫の優しく忍耐強く私を理解してくれるところに惹かれ結婚しましたが、海外生活の中で様々な危機に直面したときに、特に精神面で頼りにならなかった夫を尊敬をできなくなりました。私は夫を支えようとがんばっていましたが、英語が話せない不安と自己表現ができずコミュニケーションを図れないという劣等感は、そのときは気づきませんでしたが、日本では社交的に生きてきた私にとって大きな苦痛となっていたようです。そんな中で不倫相手と出会い、彼のきっぱりと自分の夢に向かう態度や男らしさに惹かれました(自立型女性と超自立型男性の出会いでしょうか?)。

先日、夫に私も精神的に辛かったと伝えてみました。夫は神妙に聞いてくれましたがそれに対する意見は特に聞けず寂しかったです。「気づけなくてごめんね。辛かったね。よくがんばったね。」って言ってほしかった。こうした部分を不倫相手は感じ取って勇気づけてくれるので、彼に惹かれてしまいます。こんなに悩んだのは生まれて初めてです。

私は両親の愛情を受けて育ったために自己肯定が強く情緒が安定していると思います。しかし家族が私を愛し私が幸福であることを望んでいることを知っているため、その期待を裏切ることができずに仮面を被っていた部分もあります。夫は安定はしてますがトラブルに弱いです。でも夫に頼らなかったことが現在の状況を生んでいるように思います。精神不安を夫にぶつけていれば今の見せかけの安定はなかったけれど、依存の中で結びついていたくもないのです。気が強い不倫相手の存在は、私の精神を安定させてくれました。夫はそんな安定した私に安心をしているのですが。

ということで(?)、自分なりに分析してますが、けっきょくどうしたいのかわからないのです。どちらを選ぶにせよ、隠し続けて幸せになれない気はしていますが、タイミングや方法がわかりません。何かアドバイスをいただけたらうれしいです。

カウンセラー
深澤三津子
さくらさん、はじめまして。
カウンセラーの深澤三津子です。

さくらさん、あなたにとって今必要だと感じているモノは何でしょうか?
さくらさん、あなたが今一番欲しいモノは何ですか?
さくらさん、今の自分に求めているモノは何でしょうか?
さくらさん、あなたは、今の自分に欠けていると感じているモノは何でしょうか?
さくらさん、あなたは未来でどうなっていきたいのでしょうか?

ここでは、パートナーのどちらを選ぶかよりも先に、
まずは、自分自身が何を思いどうしたいのかを考える癖をつける必要があるかもしれませんね。
こころの力と意志の力です。

身の回りの人にとって自分の存在とはどんな位置づけでしょうか?
さくらさんにとって、身の回りの人に、自分が幸せでいる姿を見せる事が
周りの人にとっての幸せだという考えは本当に素晴らしいと思います。
きっと、さくらさんは、多くの人を助けたいと思っている方なのでしょう。

私も、依存の段階にいる人のカウンセリングでは、
「もっと周りの人への影響性も考えてみませんか?」
とお話しするのですが、
ここを受け入れていただく事にも結構な時間を要します。

ですが、さくらさんの進んでいる自立というプロセスでは、
今、反対に、自分はどうしたいのかという観点で考える事が、
周りの人も自分も幸せにする道もあるという事を知って頂きたいと思います。

さくらさんのようなパターンをお持ちの方は、
人を泣かせるような事をするのであれば、
自分が犠牲になるか、あるいは、嘘をついてでも表向きは良い人で、
上手くいってるように振舞う必要が出てくるかもしれませんね。

すると、残念ですが、自分自身がクタクタになり、自分を見失い、
罪悪感で一杯になってしまい、道に迷ってしまうのです。

さくらさん、気付いていますか?
さくらさんは、今、自分のための人生を生きるために、
問題をお持ちになっていますよ。
新しい誕生の時期に入っているのです。

さくらさん、もう誰かのために人生を生きるのを終わりにする時です。
偽りの人生にさよならする時なのです。

さらくさんのようなタイプの方は、いくら我が強くプライドが高い(笑)
からといって、自分のための人生を選択したとしても、
輪の調和を乱すようなことにはなりません。
さくらさんの心を与え、愛の道に生きると決めた時、
一時、誰かを悲しませたり、苦しませるように感じることがあるかもしれません。

でも、もう一度、自分自身の道を取り戻された時に、
そこに関わる全ての人にとって、真実の道や本当の選択の自由が現れるのです。

まず、だんな様に対しては、
真実のコミュニケーションを始めるといいでしょう。
男性は、もともと罪悪感を持って生まれて来ると言われているほど、
罪悪感を強く感じる動物であるということを理解してあげながら、
先日した話の続きを進めていくといいでしょう。

さくらさんの気持ちを整えて、このチャレンジをしようと決意した時が
その時です。
ここは、勇気がいりますね。

切り出し方は、こんな感じ。
「この間の話の続きを今していいかしら?もっと聞いて欲しいと思っているの。」
と相手の都合や受け入れ態勢を確認し、
準備が出来ているかどうかを確かめてからするといいでしょう。
ここで、もし、OKが出たなら、
「この間は、話を聞いてくれたありがとう。私も話すのに、
勇気がいったけど、聞いてたあなたはどう感じたの?どう思ったの?
それを教えてもらえないかしら?」
(夫)「・・・・・・・」
「そうなのね。私は、話した後、何も言ってもらえなかったので、
寂しく感じたの。ほんとは、励まして貰いたかったみたい。」

というふうです。

不倫相手の方とは、私が冒頭でさくらさんに質問した内容のお答えを持って、
コミュニケーションしてみて下さい。

ここで大切な事は、今、さくらさんがしている事や状況に対して、
自分で自分に判断や裁きを与えないことです。
これは、誰もが幸せになる道のプロセスだと思ってみてください。
そして、立ち止まっているように感じるこの道を、前に進める時が来ているのです。

誰がなんと言おうと、自分が幸せになって、自分が楽しめることって何でしょう?
もし、これを遠まわしにしてきて、わからなくなっているのであれば、
今こそ、それを取り戻し、人生に輝きを取り戻す時が来ているのです。

さくらさん、自分の心をよーく見つめてみましょう!
海外からの電話カウンセリングも、何年前からか多くなってきています。
時差があって、時間の調整が大変かもしれませんね。
もし、よろしければ、お電話お待ちしています。

道はきっと開けてゆきますから。
さくらさんの幸せの道を日本よりお祈りしています。

この記事を書いたカウンセラー

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