家族の反対

相談者名
さくら
付き合って3年になる彼がいます。来年結婚を考えているのですが、家族特に父親と祖父母に大反対されています。彼は外国人で結婚したら私が彼の国に移住という形になります。
2年前初めて彼を家族に紹介しました。その時言われたのは「大金をかけて育ててきた意味がない。」そして彼は船乗りなのですが、「船乗りは港、港に女がいる。」というものでした。私はこれらの言葉を聞いて胸が張り裂けそうな気持ちになりました。きっと家族は娘が心配という気持ちがあり、ついきつい言葉を言ってしまったのだろうと思いますが、それでも傷ついたことに変わりはありません。親は私をコントロールするために大金をかけ育ててきたのかな?と。
私には兄と弟がいます。兄は結婚していて子供もいます。兄家族が実家に来て兄の子供を可愛がっている姿を見ると、「何で私には兄のように新しい家族を作ることが許されないの?」と胸が苦しくなりその場にいることが出来ませんでした。
それに、娘が選んだ人を信用できないってことは、自分の娘も信用してないってことなんじゃないかな?と考えてしまい、私の今までの人生って何だったんだろう?今まで色々な人と出会って人間的に磨かれて、そして彼に出会い自分にやっと自信が持て始めたのに、一気に自信喪失してしまいました。
彼は反対する家族の気持ちは十分理解しています。「もし家族が断固反対するなら日本に住んでもいい。」と彼は言ってくれていますが、せっかく好きな仕事に就いているのにそれを奪う事は私には出来ません。
慣れない外国の地で絶対苦労すると思うし、こんなはずではなかったと後悔するかもしれません。それでも、彼と新しい家族を作り自分の人生を生きていきたいと考えています。
そのためには何とか家族を説得して結婚を許してもらいたいのですが、今の時点では八方塞でどうしたらいいのか途方にくれています。正直、強気な自分のときは勘当されてもいい何もかも捨てて彼の国に移住しようと考えます。でも弱気になると親の言うとおりにした方がいいのかなと考えたり、どうせ他の人連れてきてもまた反対されるんだろうから、そんな辛い目にまたあうくらいならこのまま一生結婚しないで自分ひとりで生きていった方が楽かな?とか色々考えます。毎日毎日このことで考えすぎて疲れてしまいました。どうかアドバイスをお願いします。
カウンセラー
木村祥典
さくらさん、はじめまして。木村と申します。
ご相談ありがとうございます。大好きな彼との結婚を反対されてしまったのですね。
それは彼のことも自分自身のことも否定されてしまったように感じ、とても辛
いことかと思います。

頭では「心配してくれているんだろうな」と理解できても、心ではなかなか理
解しにくいかもしれませんね。

さくらさんが傷ついてしまったために、「痛み」や「怒り」、「不信感」とい
ったフィルターを通して物事を見るようになってしまっている状態があるよう
ですね。

そうしたフィルターがあるために見えなくなってしまっていること、また、そ
のフィルターにがあるために伝えられなくなってしまっていることがあるよう
です。

ご相談内容を拝見して、さくらさんはとてもご家族のことを大切にされている
方なのだなぁという印象を持ちました。

ご家族のことを大切に想う気持ちが強い分だけ傷ついて、ご家族のことを大切
に想う気持ちが強い分だけご両親に彼との結婚を認めてもらいたかったのでは
ないでしょうか?

ここで一つお聞きしてみたいことがあります。

さくらさんは、どうしてご家族に二人の結婚を認めてもらう必要があるのでし
ょうか?

ご家族が二人の結婚を認めてくれたとしたら、さくらさんはどんな気持ちにな
って、ご家族にどんな言葉を贈りたいと思いますか?

少し時間を取って心を静かに落ち着けてから、自分の心に聞いてみてください。

そして、その答えをご家族に今伝えてみることにチャレンジしてみていただき
たいと思います。

もう一つのアプローチとしては、さくらさんの心の中にある「自信のなさ」を
解消していくというのが考えられます。

さくらさんが、彼と結婚して幸せになることというのに関して自信がない分
だけ、ご家族に心配された時に、さくらさんの心の中にある自信のなさが刺激
されて、不安や心配がムクムクと大きくなってしまいます。

もしさくらさんが彼と結婚することで最高に幸せになる自信がある状態だと、
心配されたり反対されたりしたとしても、「私は絶対幸せになるから大丈夫。
安心して見守っててね」と言うことができます。

さくらさんが自信を持ってご家族にそのように言ってあげることや、実際にそ
の姿を見せてあげることがご家族にとっての一番の説得材料になり、不安や心
配が安心や信頼に変わるのかもしれませんね。

では、どうすれば自信を持てるようになるのでしょうか?

それは、今ある彼との絆をより太くより強く育んでいくことが役に立つでしょ
う。

「誰が何と言おうが、どこで何をしていようが、私は彼と幸せになる」という
のを決意する強さを持った自分になるという目標を持つことをお勧めしたいと
思います。

これら全てをさくらさんお一人でする必要は全くありません。
私達カウンセラーがお手伝いをさせていただきますのでご安心くださいね。

さくらさんも彼もご家族も、みんなが幸せで笑顔になれることをお祈りしてい
ます。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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