怒る声を聞くと涙が出てしまう

相談者名
ミナト
人の怒る声や、言い争う声を聞くと涙が出てきます。自分が怒られてるわけでもなくても。例えば、外で子供が怒られてたりだとか、親の争う声だとか・・・。
聞きたくないという気持ちが前面に表われ、涙が出てくるのです。自分でも何故こんな反応が出るのか分かりません。
カウンセラー
高橋 大
ミナトさんはじめまして。高橋と申します。
ご相談くださってありがとうございます。

> 人の怒る声や、言い争う声を聞くと涙が出てきます。自分が怒られてるわけでもなくても。例えば、外で子供が怒られてたりだとか、親の争う声だとか・・・。
> 聞きたくないという気持ちが前面に表われ、涙が出てくるのです。自分でも何故こんな反応が出るのか分かりません。

怒りという感情を感じるのは誰にとっても嫌なものですよね。
だから、自分の近くに怒っている人がいるのも嫌なものです。
でも今回ミナトさんが聞きたいことはそういうことではなくて、
「なんで涙が出てしまうのか」ということなのだと思います。

涙が出るということは、なにかしらの感情がミナトさんの中で沸き起こっているという
ことです。それはどういう感情か?

まず、怒りの声を聞くと「聞きたくない!」という気持ちが表れてくるんですよね。
ということは「聞いてしまうと・・・になってしまう!」という思いがミナトさんにある
ということです。思い当たる事はありませんか?

ここには、ミナトさんの中に抑圧された感情があります。
おそらくそれは「怒り」の感情です。

ミナトさんは、心の奥底で怒っていませんか?

そしてそういう状況になった原因は、ミナトさんの周りにあった環境が少なからず影響して
きます。

ミナトさんの周りに、誰か怒っている人はいませんでしたか?

ここからは憶測です。

例えとして、子供が怒られている声と親の争う声を挙げられましたね。
怒られている子供を通して、ミナトさんが子供の頃怒られていた事実を思い出してしまう
のかもしれません。また、親の争う声を「聞きたくない!」ということは、ミナトさんの
周りにいる「怒っている人」はご両親だったのかもしれませんね。

怒っている声を通して、ミナトさんの心の中にいる「子供の頃のワタシ」が泣いているの
かもしれません。「わかってよ!」「やめてよ!」そして「仲良くしてよ!!」

ミナトさんの頬を伝う涙は、今の自分を通して理解を求める心の声です。
「なぜ涙が出てしまうのだろう?」
心に問いかけて、心とつながってみてください。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己イメージの変革・男女関係・人生の目的 を探す、などの分野を得意とする。 心の力学をわかりやすく説明する理性的な側面と、多くの臨床経験を通して培った直感的な把握能力をもってするカウンセリングに定評がある。 長期的な支持を受けることも多く、長い目で見守るスタンスを重視している。