生きるという意欲

相談者名
ここ
こんにちは。
私は21歳になる学生ですが、どうも昔から
生きる意欲が希薄なせいか、今でも自分を大切にする
ことができません。自分でもよく分からないのですが、
ここまできたら、死んでしまいたいと思ってしまう
程です。
過去(いい加減に生きてきた事)にとらわれていては前に進めないのは、
自分なりに分かっているつもりです。
でも心の底から、『生きたい!』という気持ちが
湧いてこないのです。
私はどうすればいいでしょう?
本当に何も出来ない自分が切ないです。
(今は正直ひきこもりになって、親にも迷惑をかけて・・。私最悪です。)

ご意見宜しくお願い致します。

カウンセラー
伊藤昌代
ここさん、はじめまして。
カウンセラーの伊藤と申します。
よろしくお願いしますね。

メールを拝見しました。
ここさんは今、ひきこもりになって、親にも迷惑をかけて、自分のことを「最悪」
だと思うのですね。
昔から生きる意欲が希薄なせいか、今でも自分を大切にすることができないという
のは、切なくて、苦しいですね。。

ここさんはまた、「今」のご自身だけでなく、
> 過去(いい加減に生きてきた事)
と、「これまで」のご自身も、否定的に捉えているようです。
ここさんのメールを拝見して、私は、四六時中、恐い裁判官に見張られているかの
ような ここさんが思い浮かびました。
見張られていて、身動きがとりにくい状態では、『生きたい!』という気持ちが湧い
てこないのも十分に有り得ることでは、という感じを受けましたよ。

今の状態で、生きるという意欲や『生きたい』という気持ちについて、どうすれば
いいでしょう?とご相談くださる ここさんは、お辛い中でもあきらめない、とても
強い方ですね~!!

どうすればいい?のご質問への私からの提案は、
・「私はどうしたいの?何が欲しいの?」の答えを作っていく
・もし既にあるならば、それらをより“ウキウキする”ものにバージョンアップさせる
ということです。
一人で作っていくのが難しければ、一度、初回無料の電話カウンセリングなどを
使ってもらうのもよいかと思います。

生まれたての赤ちゃんで、
「生きる意欲がないでちゅ。自分を大切に出来ないでちゅ」
という赤ちゃんはいないんですよ。ここさんも少なくとも赤ちゃんの頃は、
意欲一杯だったのではありませんか。
今、ここさんが意欲が湧かないのにも、そうなってしまった過程にも、きっと
「きっかけ」ってあったでしょうね。。
けれど、どんな理由があったとしても同時に、
ここさんは今、「自由に」生きていいんです…!

…どうだったら、何なら、ここさんはウキウキするでしょうね。
よろしければ、もう少しじっくりと考えていきませんか?

あと、死の感覚は恐しかったり、圧倒的であったりするものですよね。
ですので、一般的なお話になってしまいますが、少しだけ触れておきますね。

> ここまできたら、死んでしまいたいと思ってしまう
…この気持ちのことを「死の誘惑」といいます。
喪失感・傷心・罪悪感・失望・権力争い・激しい疲労感・消耗して燃え尽きる感じ・
屈辱感・肉体的又は精神的苦痛・自分には価値がないという感じ・自分にも人生に
も何の意味も感じられない……こういう感じがやがて、死の誘惑になります。

ここさんの心の中には、こういった感情で思い当たるものはありませんか?
チェックしてみて、今あるようでしたら、その感情をどうぞ嫌わないでくださいね。
感じるのは嫌なものなのですが、感じきるとなくなり、自身を苦しまなくなります
から。
感情を嫌わずに「在る」ことを認めていく過程で、カウンセリングはお役に立てる
と思います。
どんなお気持ちでも構いませんから、是非お話を聞かせてくださいね。

そして、死んでしまいたいと思ってしまう時、私達は、本当は死にたいわけでは
なくて、何とかしたい、んですよね。
けれど、「今のままではどうしようもなく…変わらない」と思うので、
死ぬしかないのかなと、死が頭をよぎるんです。

本当は、私達がここで求められているのは、死ではなく、
「生まれ変わる」ことなんです。
それには、自分自身や、状況が徹底的に変化することを積極的に歓迎する(=心を
こめて選ぶ)ということなんです。

もしかすると、ここさんは長い間、自由に、本当に欲しいものを選ぶということを
止めてしまっていたかもしれませんね。
すると、始めはピンと来ないかもしれません。そんな場合は、
「何だったら、自分の人生にあってもいいかな」という目を周りに向けてみること
からはじめてみるのもいいですよ。

何か参考になれば幸いです。
ご相談ありがとうございました。

伊藤 昌代

この記事を書いたカウンセラー

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