心の距離を縮めたいです。

相談者名
リコ
こんにちわ。
42歳、バツイチで中学生の娘と2人暮らしです。

付き合って5年目になる同じ年の彼がいます。
現在、お互いに仕事も忙しく、なかなか会うことができませんが、去年までは、1日に何通ものメールのやり取りがあり、特に寂しくもなく不安もありませんでした。

今年に入り、彼の仕事がますます忙しくなり、帰宅が午前様になることも増えてきたようです。
忙しい中、彼は必ずメールをしてくれています。
休みの日も仕事になることもあり、毎日くたくたになって帰ってきているので、本当に疲れているのはとってもわかっているつもりです。
そんな状況の中、たまの休みも時間を作って会ってくれていますので本当に感謝しています。
でも、なんだかスッキリしません。
心のどこかに寂しさや不安や疑いがあり、なかなか消えません。
たまに会っても、食事をして帰るだけのデートで、エッチができないことにも不安を感じています。

付き合いも長く、彼は安心しているのかもしれないということも頭ではわかっています。
でも、どこかで他に大事にしたい人ができたのではないか。
私のことはめんどくさくなったのではないか。
と考えてしまいます。
そう考え始めると、私の方もめんどくさくなってメールを送らなかったり、返信しなかったりします。
他にもっと大切にしてくれる人がいるんじゃないか、苦しくない恋愛ができるんじゃないかと思うこともあります。
私がこう考えるということは、彼も同じように考えているのかも、と思うとどんどん辛くなり、二人の関係が冷めているのなら、終わりにしてもいいのではないかと考えてしまいます。

疲れている彼に、気持ちをぶつけるのも気が引けるし、かといって今の状態がまだ続くかと思うと、投げ出したくなります。

忙しく会えない状況の中で心の距離を縮めて、前向きな恋愛をするにはどうしたらいいのでしょうか。

カウンセラー
松尾たか
リコさん、はじめまして。 今回、リコさんのご相談を担当させていただく松尾たかです。 どうぞよろしくお願いいたします。

付き合って5年になる彼がいらっしゃるのですね。

彼ともっと距離を縮めたいのに、最近は会う機会もメールも減り、寂しさや不安を感じていらっしゃるのは、とても苦しく辛いですね。

でも、彼との距離を縮めたい、もっと二人のいい関係を築きたいという思いが伝わってきます。

時間を作って会ってくれている彼に感謝が出来るリコさんは、とても心優しく謙虚で母性溢れる素敵な女性なんだと思います。

でも、なんだかスッキリせず、寂しさや不安を抱えている自分を責めていませんか。 彼は忙しいんだから、そんなことを思っちゃいけない、って。

>たまに会っても、食事をして帰るだけのデートで、エッチができないことにも不安を感じています。

大好きな彼に触れられたい、触れたいと思うのはとても自然なことですし、それがあることで、心も身体もホッとできるのでしょうが、なかなか会えない状況では、それがないことでリコさんはより不安を感じてしまうんですね。

リコさんは、忙しい彼を気遣って自分を抑えていらっしゃるように思うのですが、どうでしょうか? 私からは少し遠慮がちになっているように見えます。

たとえば、「もっと会いたい」、「会えなくて寂しい」、「メールがないと不安になる」など、本当は感じているリコさんの気持ちを押さえ込んでいるように思います。

忙しくて疲れている彼に対して、こんなことを言ったらダメ、とか嫌われてしまう、という思いはありませんか?

そして、つい彼に対して「私なら(会えなくても)大丈夫よ。(あなたのために寂しいのも我慢してるの)」という態度をとっていないでしょうか。

(もちろん、これは彼に対する優しさなんですけどね。)

そうして、最初は彼のために自分の気持ちを抑えていたはずなのに、だんだんと自分のことをわかってもらえていないような感覚になってしまったのかもしれません。 また、疲れている彼の前で、私が楽しそうにしているのも何だか悪い気がしたるのかもしれません。

私たちは自分の本当の心を抑えこんでしまうと、感じたくないネガティブな感情だけでなく、楽しさや嬉しさなど心が躍るような感情も一緒に抑えこんでしまうことになるんです。

そうすると、彼と一緒にいて嬉しい、楽しいという気持ちに重しがつけられてしまい、ネガティブな方へと引っ張られてることになります。

リコさんはもう別れたほうがいいのではないかと考えていらっしゃるのですが、その下には寂しさや別れへの不安、怖れがたくさん隠れているようです。別れを切り出された時に傷つかないように準備をしようと心を閉じってしまっているのかもしれません。

それだけ彼が好きなんだと思います。

私たちは、好きな相手に嫌われたくないという思いから、本当のこと(気持ち)が言えないことがあります。 そして、ひとりで勝手に「あなたは(どうせ)こう思ってるんでしょ。」と思い込んでしい、相手の気持ちを探ろうとして心がどんどん疲れてしまいます。 そして、もう諦めてしまおうとか、投げ出してしまうことを選びがちになります。

私がリコさんにチャレンジしていただきたいことは、まず自分が本当に思っている気持ちにまず気づくこと。 その気持ちを大切にすることです。そして、心が少し元気になったら、それを彼に伝えてみようとする勇気を持つことです。

相手に気持ちを伝えることは、相手にそれをぶつけ、責めることとは違います。

相手を信頼し、尊重し、私はこう思っている、ということを伝えてコミュニケーションをとり、お互いの思いを知り、分かり合うことです。

難しいと思われるかもしれませんが、彼との距離を縮めて前向きな恋愛をしたいと書いてくださったリコさんになら出来ると私は思います。

もちろん必要な時は、私たちカウンセラーがサポートさせていただきますね。

リコさんがもう一度、彼と心地よい安心できる関係を築き、幸せな毎日を過ごせるよう願っています。

ご相談ありがとうございました。

松尾 たか

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。