「きちんと悲しむ」ことについて：長期間、泣き続けることは、精神的、肉体的に、健康によくないでしょうか。

以前から、私にとって、涙を流すということは、感情の解放でもあり、週末など、泣く時間を作って、一泣きし、その後、気持ちを切り替え、世間向けの私（ペルソナ）に戻すことをたまにしていました。
しかし、今回は、「きちんと悲しむ」べく、気持ちを切り替えて明るくなる努力は敢えてせず、悲しみにどっぷり浸る・・自然の感情に任せています（一人の時間だけですが）。

このまま、溜まった悲しみを出し尽くすまで、感情の流れに任せ、悲しみに浸り続けてみようかと思っています。1か月経った今でも、まだまだ泣けそうな感じで・・何か月、何年かかるか、見当がつきませんが、気が済むまで泣き続け、悲しみの感情を消化させたいと・・次のステップに進むためにも。

ただ、行動が感情についてくる、と言われるように、最初、暗い気持でも、顔を笑顔にするだけで、気持ちも明るくなる・・・つまり、悲しみに浸って、悲しい顔をしていれば、どんどん、心も体も、悲しくて暗い方向へ行くのかなと。それは、精神的にも、肉体的にも、健康を害することなのかな、というのが心配です。
今は、このような質問やら心配ができる程、理性（？）もありますが、長期間、泣き暮らすことが、鬱等、精神を害するおそれがあるならば、取り返しがつかないことになるので。
この年になって、このようなご相談、お恥ずかしい限りですが、どうぞよろしくお願いします。

「彼とのお別れがあった」とのこと。
辛かったですね。
別れの経緯は解りませんが、「彼への気持ちは残ったまま」だと、なかなかスッキリと前には進めないですよね。

けれど、サラダさんは

>その辛い心の状態を解決しようと、こちらのサイトを見つけ、心理学的な執着、癒着、インナーチャイルドの概念を知ってから、本数冊を読み、ワークショップにも参加。

と書いてくださっています。
このサイトやワークショップなども利用していただいているのですね。
ありがとうございます。

> 幼い頃から堆積してきた悲しみの感情を吐き出すべく、この1か月以上毎晩、幼い頃のことをあれこれ思い出す等のインナーチャイルドワークで涙が流れ、また、今回の恋愛のことも思い出したりして、泣きながら、寝入っています。

たくさんの悲しみを我慢してこられたのですね。
１ヶ月以上も毎晩、幼いころのことを思い出しながら、恋愛のことも思い出しながら涙が流れるのは、どれほどの悲しみがあったのだろうと思います。

> 涙を流すということは、感情の解放でもあり、週末など、泣く時間を作って、一泣きし、その後、気持ちを切り替え、世間向けの私（ペルソナ）に戻すことをたまにしていました

涙を流して、泣くだけ泣いたらスッキリした！ということはよくありますね。
『泣く時間を作って、一泣きし、その後、気持ちを切り替え、世間向けの私（ペルソナ）に戻す』時、どんな感情を感じていましたか？

> 今回は、「きちんと悲しむ」べく、気持ちを切り替えて明るくなる努力は敢えてせず、悲しみにどっぷり浸る・・自然の感情に任せています（一人の時間だけですが）。

頭で考えると、思考が働いて感情を感じにくくさせてしまうことがあります。
本当に感情を感じている時は　「きちんと悲しもう」　と思わなくても自然と涙が出てきたり、「泣いてはいけない」　と思ってもとめどなく涙が溢れてきたりします。

> このまま、溜まった悲しみを出し尽くすまで、感情の流れに任せ、悲しみに浸り続けてみようかと思っています。

サラダさんに悲しみはたくさん溜まっているかもしれません。
けれど、敢えて　「悲しみに浸り続ける」　必要はないかと思います。
本当に悲しい時は、「悲しみに浸り続け」　なくとも、悲しんでいるものです。

> ただ、行動が感情についてくる、と言われるように、最初、暗い気持でも、顔を笑顔にするだけで、気持ちも明るくなる

そうですね。
最初は沈んだ気持で、無理やりの笑顔であったとしても、その笑顔によってなんとなく気持ちも明るくなってくることってありますよね。
ですので、サラダさんが心配されているように

>悲しみに浸って、悲しい顔をしていれば、どんどん、心も体も、悲しくて暗い方向へ行くのかなと。

笑顔が気持ちを明るくしてくれるならば、悲しい顔は悲しく暗い気持ちにさせるかもしれません。

私からのサラダさんへのご提案は、『なすがままに任せてみてはどうでしょうか』ということです。
何かを思い出して悲しくなる時もあるし、映画を観て涙があふれることもあるだろうし、本を読んで泣けてくる時もあるかもしれません。
けれどその後に、スッキリしているかもしれないし、友達からの電話の楽しい話で大笑いしているかもしれません。

「きちんと悲しむ」　と決めずに、泣きたいときは泣いて、笑いたいときは笑う。
それが一番自然なのではないでしょうか。

「彼とお別れして気持ちも残ったまま」　とのことなので、お辛いと思うのですが『辛いけれど涙は出ない』　とか　『なにも感じない』　こともあります。

そして、どんな感情も良いも悪いもないので、ただ　「私は今、何を感じているだろう」
とチェックされるといいかもしれませんね。
そうしているうちに解放されたがっている感情が表面に現れて、消化されて行くと思います。

サラダさんが元気でイキイキと、色んな感情を感じて人生を楽しまれることを願っています。
ご相談ありがとうございました。