どんな仕事も長続きしません

相談者名
おぶちゃ
こんにちわ、私は高校をでてからどんな仕事もすぐ諦めて辞めてしまうクセがついてしまいました。
自分がわがままで甘えてるだけと言われればそのとおりなんですが、このままではいけないと強く感じてます。
情けない自分をいつも責めてしまい泣きそうになる時もあります。
よく言えば好奇心旺盛なんですが悪く言えば単なる飽き症なのかもしれません。
仕事をする前はいつもやる気なんですが実際の現場にでると自分が委縮してしまいます。
失敗を恐れています。
普段の友達といる時はとても明るい性格なのですが仕事となると極端に違う自分になり消極的になってしまいます。
人見知りなのは自覚してますが親からはあなたはもう少し楽にやったほうがいいよと言われます。
ただ性格なんでなかなか簡単にはいきません。
このままでは自分が社会に出れなくなってしまいそうで毎日不安で仕方ありません。
そんな中、一度自分をリセットしようと思いこの春から専門学校に通い資格をとるためにがんばっております。
しかしまた仕事となるとずっとここでやっていくんだなと勝手に自分にプレッシャーをかけてしまいます。
こんな感じでいつも現実から逃げてしまう自分がいます。
何か心の病気なのかなと思ってしまうこともあります。
今までニートの時期もあったのでその快楽からなかなか抜け出せないのかもしれません。
今年でもう27歳ですし親にも心配かけたくないのでなんとか立ち直りたいです。
こんな自分にアドバイスありましたらどうかよろしくお願いいたします。
カウンセラー
山下ちなみ
おぶちゃさん、ご相談ありがとうございます。
山下ちなみと申します。

やる気はあるのに、なかなか思うように進まない、つらいですね。
自分ではこうありたいという気持ちとは裏腹に、プレッシャーをかけてしまったり、逃げているように感じたり。
こうした中で、焦るような気持ちも感じているのかもしれませんね。
なんとか前に進みたい、よりよくなりたい意欲から、相談してくださったのですよね。
そんなおぶちゃさんのことを、ご自分でも認めてあげてくださいね。

誰かに相談することは、おぶちゃさんの貴重な一歩です。
こうした積み重ねが、振り返ったときにおぶちゃさんの道になっているわけですから、その大切な一歩を、自分の意思で踏んだのだ、と認めてあげてくださいね。
あなたは、「わがままで甘えている」のではありませんよ。

「なんとかしたい」「がんばりたい」、その気持ちはとってもすばらしいものです。
「仕事をする前はやる気」とあるので、落ち込んでも気持ちを入れ替える努力をしていますし、実際に仕事にチャレンジしていますし、資格取得のために専門学校に行ってもいますよね。
一方で、情けない自分を責めてしまったり、毎日を不安で過ごしたり、プレッシャーをかけてしまったり。
これらは、おぶちゃさんのがんばりを表すものですが、同時に、とてもエネルギーを消耗してしまうことでもあります。
おぶちゃさんは、前に進みたいのに、そのためのエネルギーがなくなっていないでしょうか。
「なんとかしたい」あまりに、いっぱいいっぱいになりすぎていないでしょうか。
こうした状態では、チャンスが来ても疲れてしまっていますし、自分の能力があっても出し切ることができない可能性があります。

まずは、このいっぱいいっぱいになってしまっている、おぶちゃさんのこころの中のものを出してしまいましょう。
こうしてご相談いただくのも、そのうちのひとつですね。
でも、おぶちゃさんに蓄積されてきたものが、一度のメール相談で出しきれるとは思えませんよね。
自分の中でどうしようもない気持ちや焦りを、ノートに書き出して見たり、誰かに話してみてくださいね。
話すことで逆に責められるのではという不安があるなら、初回無料カウンセリングなどもありますので、利用してみてくださいね。
できるだけ、溜め込まないように出してしまうことをおすすめします。
コップの中身がいっぱいでは、いいものがきても受け取る余地がないのです。

コップの中身を出して、気持ちにゆとりがでてから、考えてみましょう。
この今の努力、何のためにしているのか、ということを。
おぶちゃさんの今の努力は、本当におぶちゃさんのしあわせにつながっていますか?
このまま進んでいって、しあわせになって輝いている自分が想像できるでしょうか。

もしかしたらですが、「すぐあきらめてしまう」とありますが、あきらめてしまうには何か理由があるのではないでしょうか。
例えば、好奇心旺盛という自分のよさにも目を向けていますか。
あなたの悪いところを直すのではなく、いいところを伸ばすという選択肢もありますよ。
普段のお友達といるときには、とても明るい性格なのであれば、もしかしたら仕事をしているときに感じている何かが苦痛なのかもしれません。
私たちは、こんな会社イヤだ、こんな仕事はイヤだと思うものですが、実際には会社や仕事が嫌だというより、会社や仕事中に「感じている感情」が嫌なのだといえるのです。
それは、わがままでも甘えでもなく、なにかおぶちゃさんのこころの声のような気がします。

どうか、ご自分を信頼してください。
信頼とは、ご自分のポジティブな未来を見つづけていくことです。
そして、信頼とは、自分の中に出てくる「嫌な感情」も信頼するということでもあります。
こっちに行きたい、と思ったときに、自分の中から出てくる自分の声に耳を傾ける、ということなんです。
きっと、何かを教えてくれているのだと思うのです。
その声に耳を傾けてみませんか。
何がこんな「嫌な気持ち」にさせるのだろう、と。
ひっかかりがあるのなら、それはおぶちゃさんのしあわせには続いていないのかもしれません。

がんばりやで本当は明るいおぶちゃさんですから、あなたの努力が向かうべき方向に行けば、もっとパフォーマンスが向上すると思うんですね。
迷いがあるのだとしたら、何かひとつに集中することで、分散しているエネルギーをまとめて少しのエネルギーでも前に進めることもできます。

今のいっぱいいっぱいを手放すこと。
本当のしあわせとは何か、そこに向かうことを意識すること。
少しのエネルギーでもすすめるように、分散しているものをひとつに集約すること。
そうすれば、ゆるやかな坂道を流れ出すように、前に進むことがラクになってきます。
楽になってきたら、やりたいことを増やしてもいいのです。
今は、力を抜いてください。
コップの中身を出すのも、しあわせを選ぶのも、リラックスした状態が一番やりやすいのがわかりますよね。
単にリラックスするのが苦手ならば、コップの中身を出す、しあわせを選ぶ、と意識しながら身体の力を抜くとよいでしょう。
完璧にできる必要はありませんよ。

おぶちゃさんの本来もっている才能を伸ばしながら、おぶちゃさんが本当の自分のしあわせに向かっていけますように。
キラキラの笑顔でいますように。
応援していますね。
ご相談、ありがとうございました。
山下ちなみ

この記事を書いたカウンセラー

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