将来の展望が不透明

相談者名
迷えるひつじ
こんにちは。
現在、大学3年の者です。この先のことが、まったく先行き不透明で、悩んでいます。
ひとつは、進路。大学院進学を希望し、指導を受けたい先生とも面談しました。しかし、今の大学で書く、卒論のテーマすら具象化できていません(中分類程度までは決まっていて、その分野の大学院の先生と面談)。うまくいくのかと、心配です。指導教員にも、早めに動けと言われて、憂慮されています。そういうわけで、親にもまともに説明できていません。

ふたつめは、金銭面のこと。最近、お金を貯めるために、アルバイトをはじめました。そのお金+奨学金で行こうと思っています。しかし、かかる費用はそれだけではありません。日々の生活費、光熱費・・・など、大学院でもアルバイトするにしても、出費はそれなりにあるはずです。

3つめは、親とのこと。上述したように、そんな私を見かねているようです。進学には反対し、お前の考えは甘い、大学院受からなかったらどうするんだ、おまえはいつも苦手なこと嫌なことから逃げている、などと、他にも、いろいろ言われています。
進学希望のため、現在、就職活動に向けた準備はしておりません。しかし、親にはことあるごとに、就職活動でもしなさい、今はアルバイトに精を出している時間ではないとか、運転免許もないくせに、などと小言を言われています(私には持病があって、運転免許取得に不安を感じています。)

ときどき、このまま、私は無業者、フリーターなどになってしまうのではないか?と思うことがあります。
このさき、本当に、どうなってしまうのでしょう?考えが甘いのは認めざるを得ませんが、どうしたらいいかと言われれば、分かりません。現実的になかなか考えられない。情けないことです。卒論のテーマなら、ひたすら先行研究、文献を読み、ゼミ生や先生に意見をもらい、疑問を持つことに尽きるでしょうが、将来のことは、いったい・・・?

まとまっていなくてすみません。
何かアドバイスを頂けないでしょうか、よろしくお願いいたします。

カウンセラー
濱田よし乃
迷えるひつじさん初めまして。こんにちは。

ご相談を担当させていただきます濱田よし乃と申します。
どうぞよろしくお願いします。

迷えるひつじさんは将来のことを真剣に考えてらっしゃるのだなと思いました。
だからこそ心配になったり分からなくなるのだと思います。

貴重な物を扱う時、人は慎重になりますよね。
それは「出来るだけ大切にしたい」と思うからです。
大切にしたい事に慎重になるのは、自然なことだと思います。

同様に、大切な自分の将来を真剣に考えて心配したり、どうしたらいいのか分からなくなるのは、とても自然な事だと私は思います。
自分の将来を大切に思うのは大事なことですから。

まずは、今の状態が自然な事なんだと理解していただきたいのです。
私は、迷えるひつじさんが情けないとは思いませんよ。とても誠実に悩みと向き合える芯の強い方だと思います。

ですが、心配でどうしたらいいのか分からないのは辛いだろうな、とも思います。

ですからこうしてご相談くださったのだろうなと思います。
迷えるひつじさんに「なんとかしたい!」という意欲があるから、ご相談くださったのだと思いました。

何かをしようとする時に、一番大切な意欲を既に持っているのです。
それって、とっても大切だと私は思います。

そんな意欲を持った迷えるひつじさんに、私からいくつか考え方の提案をさせていただきますね。
少しでもお役に立てたらうれしいです。

迷えるひつじさんは、ご相談の中で「考えが甘いのは認めざるを得ない」と書いてらっしゃいますが、
私は「甘い」とは思いません。逆に、迷えるひつじさんは、ご自分に厳しい方だと思いました。
何故なら、メールの文章が、おそらく他の人には言わないような厳しい文章だと思ったからです。
いつもご自分に「何故もっと頑張れない」と叱咤激励してはいませんか?

もちろん頑張ることも大切です。迷えるひつじさんは、今まで勉強や生活やアルバイトを頑張ってきましたよね。
頑張って色々乗り越えてきたから、今の迷えるひつじさんがいるのだと思います。

けれど同じくらい今出来ていることを認めるのも大切なのです。

私達には、認めてもらいたいと思う気持があります。私にもあります。
そして、その気持ちは、何かを頑張る理由の1つになります。
ですから、時々自分の出来ていることを認めることで「また頑張ろう」と思えるのです。

迷えるひつじさんは、しっかりと自分の将来のことを考えていて、今ご自分に出来る事が出来ています。

既にアルバイトをしたり、指導を受けたい先生とも面談したり、卒論も中程度までは決まっています。
ですから現実的に対応出来ていると私は思います。
悩みを抱えながらも、これだけの事が出来ている迷えるひつじさんってすごい、と私は思います。

けれど、迷えるひつじさんは、ご自分の出来ていないところを探すのは得意なようですが、出来ているところには気づいてらっしゃらないようです。
だから「今の自分は何も出来ていない」と思ってはいませんか?

私はそんなことないと思います。迷えるひつじさんは、今ご自分に出来る事が、しっかりと出来ています。

多分、自分に厳しい迷えるひつじさんですから、
「まだまだ、こんなんじゃ出来ているとは言えない」なんて、叱咤激励しているんじゃないかな、って私は想像します。

そんな努力家の迷えるひつじさんも、すてきですが、
今より少し「今、自分に出来ているところ」を意識すれば、迷えるひつじさんなら、きっと自分が出来ている事にも気づけると思うんです。

自分の努力を認めるのって、本当に大切なんですよ。

そして、出来ていないところを努力するのも大切ですが、出来ているところを認めて伸ばすのもとても大切ですよ。

私達は、好きで得意なことを頑張る方が、楽だと感じやすくて頑張れちゃうんです。
これも迷えるひつじさんは、既に出来ていると思いますよ。
大学院進学を考えてらっしゃるのは、好きで得意だからではないですか?

未来がどうなるかは分かりません。「分からない」事って怖く感じます。
ただ、分からないって事は想像しているより良くなる可能性もありますよね。

けれど、私達は子供時代に期待を裏切られる体験をしてきたせいか、未来に期待しないように悪い想像をする事が多いようです。
「もう裏切られたくない」という思いがそうさせるのかもしれませんね。

迷えるひつじさんが、こんなに心配してしまうのは、大学院に行って学びたいからだと思うのです。
だから、期待しないように悪い想像をしてしまうんじゃないかと思うんです。

迷えるひつじさんは大学院に行きたい気持が強いから、もしも行けなかったらと考えるだけで気落ちしてしまうんじゃないでしょうか?
だからこそ、期待しないようにうまく行かない可能性を考えてしまうんじゃないかと私は思うのです。

「お金が無いから、親に反対されるから、卒論のテーマもまだ決まっていないから、ダメかもしれない。でも、やっぱり大学院に行きたい!」という気持ちが強いから、こうしてご相談くださったのではありませんか?

私は迷えるひつじさんの大学院進学という夢を応援したいです。
大学院に行って、存分に学んで欲しいと思います。

多分私以外にも応援している人は迷えるひつじさんの周りにいると思います。

そして、ご両親も迷えるひつじさんの「真剣さ」を知れば応援してくれるんじゃないでしょうか。

親は子供が幸せになって欲しいと願うものですから。
迷えるひつじさんにとって、大学院に進学する事が幸せなのだと分かってもらえたら、ご両親も応援してくれるんじゃないかと私は思います。

確かに、進学に反対されて「お前は甘い」等々厳しいことを言われている今、そんな事を言われても信じられないかもしれません。
ご両親の反対さえなければ、と思う事も多いかもしれません。

気づいていただきたいのは、ご両親も迷えるひつじさんと同じように心配なんです。
迷えるひつじさんは、ご両親にとって大切な子供ですし、ご両親にも未来はどうなるか分かりませんし、大学院がどんなところなのかも分からないかもしれません。

そして、ご両親にとっては就職して苦手なものに立ち向かう事が幸せになる方法だったのかもしれません。
ですから、ご両親にとっては馴染みがあって「安全」だと思える就職を勧めるのかもしれませんね。
よく分からない「大学院」よりは、馴染みのある「就職」の方が、迷えるひつじさんが幸せになるんじゃないかと思ったのかもしれません。

すぐには、認めてもらえないかもしれませんが、まずはご両親の「分からない」を解消させるためにも迷えるひつじさんが説明するのは大切だと思います。

迷えるひつじさんには、「意欲的」「努力家」「芯が強い」「思いやりがある」等々のいいところがあります。
そして、迷えるひつじさんは、正直な方だと思いました。
ご相談文からも、迷えるひつじさんの素直な気持が、私には伝わってきました。
そんな迷えるひつじさんが素直な言葉で説明したらご両親も応援したくなるんじゃないかと、私は思うのです。

そして、私から1つ提案なのですが、
ご両親に「心配してくれてありがとう」と一言伝えてみませんか?

この言葉で、ご両親に「あなた達の心配な気持ちは分かっているよ」と伝える事が出来ます。
「分かっているよ」と伝えると、ご両親は少し安心すると思うのです。
そして、迷えるひつじさんの言うことをもっと聞いてくれるようになるかもしれません。

無理をする必要はありませんが、もし出来たら試してみて欲しいです。

ここまで色々書かせていただきましたが、この先また心配になることもあると思うんです。

大学院進学は迷えるひつじさんにとって(ご両親にとっても)初めての事です。
誰でも初めての事は分からなくて心配だったり、どうしていいか分からなくなるものです。

ですから、迷えるひつじさんが心配になるのも当然なんです。
分からないから不安を感じるでしょうし、成功させたいと思うからこそ、心配になると思うのです。

そんな時に大切なのは、一人で抱えないことです。

お友達や信頼できる人に相談したり、先輩に話を聞いてもらって意見を聞いてみてもいいかもしれません。
もちろん、カウンセラーを頼ってくださったら嬉しいです。

私は、ご相談文に書かれている内容以外の迷えるひつじさんの事は、分かりません。
ですから、今回のお答えで、私の言葉が足りなかったり行き届かない事もあると思います。
だから私は、迷えるひつじさんの思いをもっと聞かせて欲しいと思っています。

迷えるひつじさん、一人で抱えずに無料相談をご利用くださって、本当にありがとうございました。
無料のカウンセリングもありますから、どうぞお気軽にご利用くださいね。

大学院進学応援していますね。

この記事を書いたカウンセラー

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退会しました。