自信が持てないのはどうして?

「自分の仕事に自信が持てなくて・・・」

このような悩みをカウンセリングの中で聞かせていただくことが多いのです。
聞かせていただいて私が感じるのは、頑張ってお仕事をされていて会社にも貢献されている状況なのに自分の仕事に自信が持てないと話される方が少なくないのです。

私がやっていることなんて当たり前のことばかりで・・・
きっと上司からはもっと頑張れ!と思われているような感じがします・・・
周りの同僚は私以上に頑張っていて私なんて・・・

こんな思いを持ちながら毎日の仕事に向き合いっていけば、モチベーションも下がり職場にいる意味がわからなくり、最悪な場合は離職にもつながってしまうこともあるのではないでしょうか?

自信を持つために頑張り続けて自信を得られればいいのですが、燃え尽きてしまっているとお聞きすることが本当に多いのです。
このようなお話しを聞いて私がお伝えするのは自信を持つことは頑張り続けることではないですよ!なのです。

〜まずは今の自分の状況を受け入れてみる〜

今の職場で自分がやっていること、やってきたことを自分基準の評価をせずに受け入れてみることです。
この「自分基準の評価をせずに」がここでの一番のポイントになります。
私たちはついつい自分への評価を低くしてしまいがちです。
だから自分のできている状況をきちんと受け入れることができにくいのです。
自分を受け入れるとなるとなんだか難しいと思いがちですが、自分が同僚などの他者から話を聞かされている立場だと思ってみてください。そうすると案外受け入れやすくなります。

例えば・・・
毎日上司に言われた仕事しか自分はできていない。
もっと自分から考えて動かないといけないのにできていない・・

自分では上司からは使えない人間だと思われていると感じているとしましょう。
自分への評価は低くなることは間違いない状況ですよね。

もし仮にこの悩みが自分ではなく同僚からの話しだとすると、どう思いますか?
上司から言われた仕事をこなし、その上自分が考え動かないといけないと感じるのは仕事に対する意識が高い証拠だよね。と思うのではないでしょうか?

〜自分を責めることをやめてみる〜

私達は自分への評価が低くなりがちで自身を受け入れることが難しいのはどうしてなのか?
私達は自分に対してとても厳しい目で自分を見てしまいがちです。
他人には絶対しないような厳しさです。
まるでできていることは全くなく、できていないほんの少しの部分が全てであるかの様な捉え方をしがちなのです。

ここで大切なのはできていない部分を見るのではなくて、できている部分を自分で受け入れてみる。
とても勇気がいることかもしれませんが、なかったことにはしないで欲しいのです。
仕事に自信が持てないと思うのは言い換えれば、仕事に対して自信を持ちたい、頑張っていきたいとの自分自身の思いの現れなのです。
そうでなければ悩むことはないのです。

自分を責め続けるのではなく、自分ができている、やってきていることを受け入れる勇気を持つことが自信への第一歩なのです。
自信を持とうと思いながら悩んでいる自分はどれほど仕事を頑張りたいと思っているのかを、どれほど仕事に対するモチベーションを高く持ちたいと思っているのかを自分自身で受け入れて認めてあげてくださいね。

最後に、自信がないと感じることは悪いことばかりではないのです。
自信がないからこそもっと頑張ろう!もっと知識を持とう!とも思えるからです。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

いじめ、恋愛ベタ、離婚、子供の不登校など自身の経験を活かした幅広いジャンルを得意としている。 心理学との出会いで体験した「愛にフォーカスすると、人生はどこからでも変えられる。」をカウンセリングで大切にしている。 どこまでも寄り添う深い共感力でお客さまをサポートするスタイルに定評がある。