子供たちからの笑顔のクリスマスプレゼント

もうすぐクリスマスですね。

僕はクリスマスと言えば、プレゼントという印象がありますが、クリスマスに限らず、お誕生日や記念日などプレゼントをいただけると嬉しいですよね。
また、大切な誰かへのプレゼントを考えて選んでいくことも何をプレゼントしたら喜んでもらえるかな?と楽しい時間になっていく事もあるのではないかなと思います。

私たちは、何か行動を起こそうと思うとき、動機がポジティブであれ、ネガティブであれ、喜びや楽しみ、安心感などの感じたい感情があるといわれています。

例えば、日常でのちょっとしたプレゼントとしては、旅行に行った際や友達の家にお邪魔するなどで、手土産を渡すことはないでしょうか。
お友達には何がいいかな、どれが喜んでくれるかな、とか、話の話題作りになりそうなお土産はないかな、とか。
お友達の喜ぶ顔を見られると、こちらもうれしくなりますよね。
話題の有名店のお土産を渡して、「わぁー、これ食べてみたかった!」
そんな風に言ってもらえると、なおさらうれしく、こちらも笑顔になれます。

このプレゼントを渡したい人は、誰だろう。
プレゼントを渡すことで、どんな表情を見せてくれるだろう。
大切な人へプレゼントを渡すとしたら。
あなたはどんな感情を感じていきたいと思いますか?

僕には2人の子供がいます。
いまではすっかり大きくなってクリスマスプレゼントを準備することはなくなったのですが、はっきりと記憶に残っている、あるクリスマスの出来事があります。

当時、長男が7歳、次男が3歳でした。
我が家ではクリスマスの前の日までに子供たちに、
「サンタさんに何のプレゼントをお願いする?」
と聞いていました。
お父さん(僕です)がサンタさんに電話してお願いすることになっていたんですね。

その頃、ゲームにはまり始めていた長男は、
「マリオとルイージのぬいぐるみがほしい」
と言いました。(まだまだかわいかったなぁ)

車が大好きだった次男は、一緒にデパートのおもちゃ売り場に行って、トミカという車のおもちゃの中からパトカーや消防車のセットを選んでもらいました。

後日、商品がなくなる前にデパートへ向かいました。
もし欲しいと言っていたプレゼントがなかったらどうしよう。
まだまだ「なかったから別のを」と言い聞かせて納得する年齢ではなかったし、何より子供たちが残念な顔をするの見たくありません。
幸いな事に、マリオとルイージのぬいぐるみはちょうど1つずつ棚に並べられていました。
トミカのセットも無事に購入。
家に帰ってからはクリスマスツリーを家に飾って、準備万端。
これで安心してクリスマスを過ごせます。

24日のクリスマスイブの夜は子供たちとケーキを作り、シャンメリー(シャンパンのようなジュースですね)を飲んで楽しみました。

「サンタさん、いつ来るの?」と長男が聞いてきました。
「お父さんも知らないんだ、寝てるときにそっとプレゼントを置いていくんだよ」
長男は、ポカンとした顔でその話を聞いていました。
その横ではケーキをもりもり食べている、まだサンタさんがよくわかっていない次男。

すると、「サンタさんにお手紙書く」と長男。
それを見た次男も、何やら車の絵を描いていました。
もう遅くなるからそろそろ寝ないとなぁ。そんなことを思いながら、お手紙とお絵かきをそれぞれ書きあげて、クリスマスツリーの前へ置きました。
こうして子供たちも準備万端。
サンタさんくるから、そろそろ寝ようね。
そう言って、子供たちをベッドに連れて行きました。

翌朝の25日、クリスマスの日。妻と朝ご飯の準備をしていると、「ドドドドドッ」と子供たちが2階から階段を下りてきました。

二人はプレゼントあったよ!と言うと同時に、ビリビリと袋を破いて中身を取り出します。
中に入っているのは、長男にはマリオとルイージのぬいぐるみ。
次男は、パトカーと消防車のトミカセット。

そのときの二人の顔が忘れられないのですね。
欲しかったプレゼントが入っていたうれしい気持ちと、寝ている内にいつの間にかサンタさんは来て、プレゼントがあった不思議。
笑顔だけではない、目はキラキラしてるけど、サンタさん、どうやって来たんだろうという疑問も混じったような顔。
でもはっきりとわかるんですね。

あぁ、本当にうれしいんだな。
そして、僕はその笑顔と喜びを見たくてサンタさんをするし、プレゼントをあげたいと思うんだな。

喜ぶ子供たちを見て、僕も妻も笑顔になります。
その笑顔が、また子供たちにも伝わって、朝早くから家族を笑顔が包んでいきました。

笑顔という子供たちからの最高のクリスマスプレゼント。
プレゼントはみんなで受け取れるものなんだなと気づいたクリスマスの朝でした。

大切な誰かにプレゼントを渡したい。
あなたのパートナーに、お子さんに。
お友達に、同僚に、お世話になった人に。
何をプレゼントしたら、喜んでくれるかな。
私は、プレゼントすることでどんな気持ちを感じたいのかな。

大切な人が喜んでくれることは、本当にうれしいものです。
そしてなにより、プレゼントを渡したあなたが楽しそうであると、プレゼントを受け取った人はあなたの笑顔に、より幸せを感じられるのではないでしょうか。

お互いが笑顔でいられること。
そこにはプレゼント以上の価値があるのかもしれませんね。

あなたと、あなたの大切な人が幸せな笑顔であふれますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自身の生きることの辛さ、日常の悩みを乗り越えてきた経験から、心の束縛感や生き苦しさ、恋愛、夫婦関係の問題解決を得意とする。 ご相談内容を心理分析しながらお客様と共に考えていくことで、気付けなかった本当の気持ちを洗い出し、アンバランスになった心の整理整頓を行う。