イルカと泳ぎながら考えた・・

こんにちは。那賀まきです。
少し前になるのですが、「ドルフィンスイミング」というものを体験してきました。
イルカの背びれや前びれに捕まって、一緒に泳ぐ、というものです。
この体験では、「イルカがおなかを見せて背泳ぎするときに、前びれにつかまって泳ぐ」というのと、「イルカの背びれを片手でつかまえて泳ぐ」という、2種類の泳ぎ方を体験。
デモンストレーションで、係のお姉さんとイルカが泳いでいるのをみると、すごく楽しそうで、簡単そうに見えました。
これは楽しそう!と期待する息子と私でした。
つかまり方をお姉さんに教わります。
「背びれは軽く握って、イルカの横に浮かんで泳ぐ感じですよ~」
「強く握ると、イルカはスピードアップしますからね、優しく添える感じでね」と教えられ、まずは、背びれにつかまって、イルカを泳ぐ(イルカにつれていってもらう)にチャレンジしました。
ところが・・・・
いざ、一緒に泳ぎ始めると、
イルカの泳ぐ速度が、わたしの思っていた速度よりもずっと早いんです
「わーーー早い!怖い~」と思った私
思わず、イルカの背びれに添えた手にも力が入ります
背びれをつかむ力が強くなると、イルカのスピードは・・上がります
(さっきお姉さんがレクチャーしてくれました)
スピードが上がると、また怖くなって力が入り・・・・
係のお姉さんに
「リラックスして、力抜いて~~~」と声をかけられるまで 
イルカの背びれを「ギュッ」と握っていた私。
そんなわたしの様子を見て大笑いしている息子。
海から上がった私は
「思っていた以上にイルカって早く泳ぐんやで~!」と息子に向かって言いました。
すると、息子が「ママが怖がって強く握るから、イルカがスピードアップしたんやで!」と偉そうに言うんです。
そして「ママ、もっとイルカさんを信じたらええのに~」そう言って、自分もイルカと泳ぎに行きました。
息子がイルカと泳いでいるのを見ていると、体の力を抜いて、軽くイルカの背びれに触れて浮かんでいます(体が沈まないようにウエットスーツの上に救命胴衣をつけているので、普通にしていれば浮くんです)
そして、息子は終始笑顔でイルカに連れられて泳いでいました。
人生の流れに乗るコツも同じなのかもしれないなぁ・・ふとそんなことを考えました。
自分が思ってもいなかった幸運や幸せに出会ったとき
私たちって、なぜだか怖くなったりするんですよね
例えば
気になっていた人からつきあって欲しいと言われ、とんとん拍子に話が進んで、結婚。
「え?ほんとにコレでいいの?」「幸せすぎて怖い」「どーーしよー」
こんなラッキーでハッピーなことはないはずなのに、なぜか怖くなる。みたいに・・
人によっては、「怖さ」に耐えきれなくて、自分から手に入れた幸せを手放すように彼とお別れしてしまう、なんてこともあります。
それほど、自分のコントロールを超えた幸運やチャンスに恵まれることって怖いんです
だって、コントロールができないから・・・
車の運転席に座って、ハンドルを切ることができないようなものですからね
コントロールできないくらいなら、今のままでいい!そんな気持ちになったりもします
そして、せっかくのチャンスを自分から手放してしまうんです
せっかくチャンスがきた!っていうのに・・ですよ
これってもったいない・・と思いませんか?
こんな時に大切なのは
大切なのは「だいじょうぶ、うまくいく」という信頼。
ちょうど、息子がイルカを信頼して身を任せたように、「幸運」という流れを信頼して、リラックスして身を任せることが大切なんですよね
イルカと泳ぎながら、こんなことを思わず考えてしまう、わたし・・・
「ドルフィンスイミング」って、
わたしみたいに、身を任せるのが苦手な方には、「身を任せる」っていう感覚をつかむのにはオススメな体験だと思います
ちなみに、背泳ぎするイルカの前ひれを両手でつかんで泳ぐのは、まるでお母さんに抱かれているみたいな感じがして、すっごく安心できました。
何もない海の中で、自分のすぐ下にイルカがいてくれる、というのは、思っていた以上の「安心感」でした。
すっかり「イルカ」が好きになった息子と私。次は夫も一緒に3人でチャレンジしようと、スケジュール帳を眺めているところです。
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夫婦関係や子育て、対人関係、仕事、障害児の家族の問題など幅広いジャンルを扱う。特に「ずっと一人で頑張ってきた人が『より楽によりよい人生を選択できるようになるサポート』が好評である。 お客様から「無理のない提案で確実に変化できた」「会うと元気になる」等の感想が多く寄せられている。2024/1/1より休会中