頼みごとは、まずは褒める!それがあなたの得になるかもしれない話

●はじめておつかいの気分

子どもとカフェにでも行こうかという話になり家をでようとする際に妻から
「帰りに春巻きの皮を買ってきて」
とお声がかかりました。

「了解!」
と答えて出立。

子どもとカフェでお茶をし終わり、お使いを頼まれていた春巻きの皮を探しにいざスーパーにレッツゴー。

春巻きの皮売り場に行くと、種類が多々あった!

・大きいサイズの皮
・小さいサイズの皮
・さらに小さいサイズなのにどれよりもお高い皮
・ライスペーパーと書いている春巻きの皮っぽいやつ

どれを買ったいいのだ???

気分的にはテレビ番組のはじめておつかいの気分です。
春巻きの皮を手に取り、
「これであっているのかなぁ?」
と不安な気分です。

はじめてのおつかいでは幼児がお母さんから頼まれたものを迷いながら、これにしよう幼児ながらに決断してスーパーの籠にいれるシーンがあります。
テレビだとB.Bクイーンズの曲のドレミファだいじょーぶがかかっているであろうシーンです。

でも、そこはスマホを持ったおじさんです。
妻に電話をしてどのサイズを買ったらいいか聞いて、籠に入れることにしました。

電話で尋ねたものの、それは言葉でのやりとりであって妻が実物を見て確認したものではないわけなのでサイズ感は本当にあっているかなぁ?と少し不安を抱えながら帰宅しました。

帰宅して現物をみせたところ、思ってたものだったようで「ありがとう」と言ってもらいました。
良かった。

「これじゃなかったのよ」という言葉が返ってくると、すいません・・・という気分になっちゃうほうなので。 
妻が望んでいたものを買えてて良かったです。

●思ったようにしてくれてなく怒ってしまう

私のお使いのエピソードだったのですが、心のお話もからめてみようと思います。

カウンセリングで頼んで相手がしてくれたことに対して、思ったような形でなかった為に怒ってしまった、否定してしまった、不満を言ってしまったというようなお話をお聞きすることがあります。

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一例をあげてみます。

夫の家事分担量に不満がありそれをきっかけに喧嘩になる。

「他所の家庭では、男性も家事をするのは当たり前になっているのに我が家は全然だわ。私ばっかりしんどい思いをしている!」

などなど、夫を責める展開になったとします。
喧嘩のすえにを夫は、家事をもっと頑張るという話になり、実際やり出すとします。

しかし、
夫の家事を見ると妻には不満がでてきます。

「お水を流しっぱなしにしながら洗ったら水道代がもったいないでしょう」
「料理の手際が悪いわ。作るのが遅くなると子どもの寝る時間が遅くなるから、段取りを考えて手際よくやって」
「そんな掃除の仕方だと、隅っこにホコリが貯まるでしょ」

などなど、家事のスキルが高い彼女から見ると、家事のスキルレベルが低い夫のすることの粗が目につき怒ってしまいます。

彼女の言うことはごもっともなのことなので、夫はあまり言い返せません。

しかし、夫側の立場で、言われた時の気分を考えてみるとどんな気分になるのでしょう?

「そっか、そうだよね。教えてくれてありがとう」
と笑顔になれるでしょうか?

なれませんよね?
そうなれるのは、かなりできた人でしょう。

怒られて気分よくなれる人はあまりいないでしょう。
怒られると、気分良くありませんね。

怒られた側にすると、やらなくても怒られるし、やっても怒られるという形になります。
(このような状態を心理学の言葉を使うとダブルバインドという言い方をします)

やらなくても、やっても怒られるのであれば、それならばやらないでおこうというモードになり家事の参加に消極的に逆戻りになるということがあります。
(※本来それはするべきだ!それは正しくはないというご意見はあるかと思いますが、そうなってしまうケースがあるというご紹介です)

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また違う例えをだしてみます。

夫が妻に買いものをお願いしたとします。

「休日に上司のお家に呼ばることになったんだけど、仕事で忙しくて手土産を買いにいく時間がないから、なんでもいいから買っといてくれかなぁ」

ところが、妻が買ってきた手土産をみて夫は文句を言い出すのです。

「え〜、これなのかぁ・・・。なじみの友達の家に行くんじゃないんだからさぁ、もっと良い物にしてくれないと恥をかいちゃうよ」

これは言われた方のお気持ちとしては、どんな気分でしょう?

「なんでもいいから買っといて言っていたのに何でもよくないじゃない!それなら今度から自分で買いにいってよ」
というような2度としてあげたくない気持になってしまうかもしれませんね。

●まずは褒めましょう

頼んだことが思ったようにしてくれていなかった為に怒ってしまう、否定しまう、不満を言ってしまうことをご夫婦関係での例えを出しましたが、このようなことはご夫婦関係以外でもあることでしょう。
恋人との関係で、部下との関係で、子どもとの関係で、親との関係でなどなど。

あなたは、自分が思ったようにしてくれていなかった為に怒ってしまうことや、否定してしまうことや、不満を言ってしまうことはありますか?

思ったような結果でなかったことで腹がたつこともあろうかと思います。
その気持もわかります。

しかし、怒ったり、否定したり、不満を言ったりしてしまうことで、相手が嫌な気持ちになり関係性が悪くなってしまうというようなお話をお聞きすることもあります。
その展開になってしまうと良い展開とは言えないでしょう。

もし、そうなってしまうと、あなたにとって損な形になってしまいますね。

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カウンセリングで、あなたが頼んで相手がしてくれたことは、まずは褒めてあげてみてはいかがでしょう?
という提案をさせて頂くことがあります。

褒められた相手は嬉しいから、またやろうと思ったりするかもしれません。
(例えば、前述の場合だと、家事に積極的になったり、買い出しを頼まれたら行ってきてあげようと思ったり等)
そうなると、あなたの得になりますね。

また関係性が悪くなることも避けられるでしょう。

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頼んだことがご自身が思っているようにならなかった時に不満がでることもあろうかと思います。

しかし、
あなたが損をしない為にも、あなたの得になる為にも、まずは褒めてあげるということをしてみるのもいいかもしれませんよ。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

原 裕輝

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。